ソフィア・タリン・トンディラバ・渡辺

チピチピチャパチャパ

ドゥビドゥビダバダバ

渡辺ドゥビドゥビ

ブーン!!ブーン!!ブーン!!ブーン!!

はい、こんころです。スマホでは猫ミームの取得が難しく、ウンウン唸っているネコチャンです。本日は四大陸選手権男女SPと国体女子FSレビューをしていきたいと思います。

鉄は熱いうちに喰え」を信条としている私といたしましては、大会の感想は当日中に書きあげたかったのですが…国スポ女子FS(水曜日)は気力が尽きてダメでした。そういうわけで、四大陸選手権の前に書いていこうと思います。

 

1.樋口 新葉 FS130.79 総合4位

SPでは少し出遅れた樋口選手。しかし、フリーでは3Aこそ決まらなかったものの他のジャンプをバシバシ決めてシーズンベストを叩き出しました。シャープで清々しいジャンプなので見ていて気持ちいい。最大の見せ場と言えるStSqとChSqもパッションに溢れていて、見事でした。

2.住吉 りをん FS131.92 総合3位

SP3位の住吉選手。フリーは4T転倒、3Loが抜けて1Loとはなったものの、他のジャンプは全て決めて踏みとどまりました。今季は回転不足が出てしまうことも多かったので、それが(転倒した4T以外)なかったのはいい傾向。個人的にはループを跳んだ後のStSqの入りが好きなのでそこに注目。

3.松生 理乃 FS132.95 総合2位

SPを2位で折り返した松生選手。ここまで良演技が続いた流れに乗って、しっかり全ジャンプを降りてみせました。それにしてもやはり滑りが素晴らしい。特筆すべき個性があるというよりは、純粋に全てが美しいんですよね。

4.坂本 花織 FS145.36 総合1位

SPでは今季のシーズンベストを叩き出した坂本選手。しかし、フリーは彼女としては珍しくコンビネーションを一つ落とすなど、苦しい結果となってしまいました。まあ1位なんですけど。140は超えてるんですけど。

冒頭の2Aもやや軸が傾いていたり、最後の3Loにリカバリーのコンビネーションを付けられないなど、全体的に不調っぽかったですね。まあ全日本で盛大に落とした最後のスピンではレベル4取れてたりしますし、気にするほどの崩れでもないでしょう。

5.河辺 愛菜 FS110.83 総合7位

はい、先ほどまではリアタイでしたがここからアーカイブ視聴です。なぜなら寝坊したから。私さぁ…

今季はFSにかなり苦しんだ河辺選手ですが、シーズン後半に来てついにジャンプを全て降りました。…いや、コンビネーション1個抜けてて回転不足もあるにはあるんですが。リカバリー能力があるのを知ってるだけに、ここはちょっと残念かも。

河辺選手の強みは、一蹴りで一気に伸びるスケーティング。今回はその強みがいかんなく発揮されていたと思います。ちなみに、今回は構成を変えてたりする。以前は2A+3Tからだったところを、今回は今季なかなか決まらなかった3Lzから入っています。

6.青木 佑奈 FS108.96 総合8位

今季引退かどうかという状況の青木選手。引退なら多分これが最後の試合になるわけですが、その試合で代名詞の3Lz+3Loと2A+1Eu+3Fのコンビネーションを決めてみせました。qとアテンションは見ないものとする。どちらも何度の高いコンビネーションですが、軽々といきましたね。爽快感のあるジャンプでした。

 

国スポレビューはこれにて終了。楽しい5日間でしたね。疲れたけど。

続いて、四大陸選手権レビューに入ります。ワタナベドゥビドゥビブーンブーンブーンブーン。

 

1.千葉 百音 SP71.10

全日本選手権2位という、輝かしい実績を携えてシーズンを折り返した千葉選手。出遅れを取り戻すかのようにこの四大陸選手権でもほぼパーフェクトな演技を披露しました。課題だったStSqも、しっかり加点付きレベル4(=最高評価)をもぎ取っていきました。ルッツはアテンション付いたけどまあ構いません。

演技前はかなり緊張した様子…というか、何度も深呼吸していたので喘息がぶり返したかと心配してしまいましたが、終わってみれば全然大丈夫でした。昨季からほとんどのシニア女子が超せていなかった70点の大台も超えましたし。

2.アヴァ・マリー・ジーグラー SP68.25 3位

NHK杯で1位になり、今回の四大陸にも派遣されるなど、一躍トップ選手の仲間入りを果たしたジーグラー選手。今回もジャンプを安定させてメダル圏内まで入りました。エッジが怪しいのは考えものですが高さがあるジャンプなので割と点数が入ってくれるのが美点。

3.キム・チェヨン SP69.77 2位

昨シーズンから一気に頭角を現し、世界選手権に出てフリー3位の得点をマークするなど、韓国期待の新星と言えるポジションについたチェヨン選手。今大会でもその安定感を発揮し、SPでは2位につけました。もうちょっとで70超え。

4.渡辺 倫果 SP67.22 4位

今季初戦(ISU公式大会のみカウント)となったスケートカナダでは苦しんだものの、以降の大会では着実に好成績を収め続けてきた渡辺選手。今回の四大陸もハッピィハッピィハァ〜ッピィ〜♪とまではいきませんでしたが、ジャンプを安定させてきました。3Tの僅かな回転不足が惜しい。とはいえ、StSqをはじめとした演技のスケール感はやはり素晴らしいですね。ちなみにブログタイトルは渡辺選手のネコチャンの名前です。狂気的なお名前ですが、一応理由があったりする。

【フィギュア】渡辺倫果、悔しいSP11位も望み捨てず 愛猫の“命名問題”は解決 世界ジュニア - フィギュア : 日刊スポーツ
先月のプランタン杯(ルクセンブルク)で優勝した渡辺倫果(19=法大)は59.96点の11位で出た。ジャンプは冒頭のダブルアクセル(2回転半)と3回転ルッツ-3… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...

─「フルネームはソフィア・タリン・トンディラバ・渡辺なので大丈夫です。」─

…いや、何が???

ちなみに、他にもアレなエピソードがあります。全日本で演技前に奇声気勢を上げたり、今回も靴を演技前ギリギリに履く謎の作戦(緊張する前に全てを終わらせるとかなんとか)で調子を安定させていた様子。狂い人(くるいんちゅ)かもしれない。

四大陸選手権の配信を見ると分かりますが、ダイオウグソクムシなる生物が好きとのこと。去年はJIN-仁-で演技してたので、グソクムシャと呼んでいました(←こら)。

今回の四大陸では、投げ込みでそのぬいぐるみを2つゲットしていましたね。こういうところが投げ込みの良さでは、あるんですが…(後述)

5.三原 舞依 SP65.18 5位

SPを昨季使っていた「戦場のメリークリスマス」に戻した三原選手。途中までは上手くいっていたのですが、3Lz+3Tの転倒からやや失速してしまいましたね。とはいえ、地力で5位に踏みとどまりました。積み重ねた滑りの良さは流石といったところ。

6.イ・ヘイン SP56.07 11位

前回の四大陸選手権1位、ディフェンディングチャンピオンのヘイン選手。昨季はシーズン後半から上り調子だったので、今回もいけるかなと思ったんですが…あまり良くはなかったですかね。ジャンプ転倒もあってか、見せ場のStSqもやや失速気味でした。とはいえ悪くはないので、世界選手権までに仕上がって欲しいところ。

楽曲は(後半のみ)「素敵なあなた」。真央ちゃん復帰シーズンのSPの曲と言えば分かりやすいかも。

先ほど述べた投げ込みの件で気になったのはここ。ヘイン選手の投げ込みの際、キスアンドクライ(点数待ちスペース)に大量のぬいぐるみが降ってきたんですよね。励ましたかったのかもしれませんが、危ない。せめてリンクだけに投げてほしい。

 

四大陸女子SPは以上です。渡辺さんのネタに全振りしてたので、演技が纏まってホッとしました。大崩れされるとネタにしにくいですし←ド畜生。続けて男子もいきます。

 

1.ミハイル・シャイドロフ SP81.76 7位

今シーズンはグランプリシリーズで表彰台に登るなど、上り調子だったシャイドロフ選手。しかし、今回は少々運が悪かった。こんな日もあります。4Lzはコケたとはいえ後半の4T+3Tは完璧に決まっていますし、まあ開き直っていいくらいの結果です。

2.ジン・ボーヤン SP89.41 5位

一昔前まで、日本では「金博洋」とそのまま音読みで呼ばれてた人。今でもそうなんですかね?グランプリシリーズの記憶がちょいちょい抜けてるので分かりませんが。

4回転ルッツに関しては先駆者と言って良い実績を残している彼ですが、SPでは使っていない様子。北京五輪の後、不調に陥っていたらしいのが理由ですかね?とはいえ、大きなジャンプを全て決めて快調な滑り出しとなりました。点数も4回転1本で90点に迫る、悪くない結果です。関係ないですが、地元選手なので投げ込みの量がちょっと多め。

3.山本 草太 SP94.44 4位

全日本選手権ではショート、フリー通じて完璧な演技を見せて3位となった山本選手。今大会でもその好調ぶりは健在でした。

SPの「カメレオン」は山本選手の美点である伸びやかなスケーティングを活かしつつ、欠点にもなりうる力の入れ具合を全面に活かした独特のプログラム。色々と難しいプログラムだと思うのですが、シーズン後半にきていよいよ仕上がってきましたね。

4.チャ・ジュンファン SP95.30 3位

シーズン序盤は調子がかなり悪く、フリーに至っては失敗ジャンプしかないのではないかという勢いの失態をおかしてしまっていたジュンファン選手。しかしシーズン後半に向けてしっかり調子を整えてきたようで、SPではミスなしの演技を披露してくれました。ワルツの細かいリズムを刻みながらも、伸びやかでよく制御されたStSqは絶品。

5.佐藤 駿 SP99.20 2位

今シーズンを通し、SPでは4Fのエッジに泣かされてきた佐藤選手。ここに来てようやく4Lzに変えてきました。そりゃこっちの方が絶対点出ますし。

積み上げてきたStSqやスピンの技術もいかんなく発揮し、SPを完璧に仕上げました。4T+3Tの磐石具合も素晴らしいですね。4回転とは?となるくらいに軽く、シャープに跳んでいます。ところでなんで100いかないんですかね。いや本人喜んでたからいいんですけれども。

6.鍵山 優真 SP106.82 1位

バケモンです。

年末から4Sに不安を抱えており、年始のインカレでも4Sを転倒してしまった鍵山選手ですが、見事に戻してきました。あとはもう言うまでもなく完璧。宙に浮いているような滑りと、着氷で伸びるジャンプは相変わらず素晴らしいですね。今日は一際、スケーティングがよく伸びているように見えました。得点も納得のシーズンベスト。特に演技構成点はシーズン序盤から更に化けたように感じられます。実際演技の質が格段に上がってました。

 

四大陸選手権男女レビューは、これにて終了。鍵山優真が全てをかっさらっていきました。怖いね。フリーも構成を上げると言っていましたが、パーフェクトに決まったらどうなってしまうのでしょうか。

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