[感想]ツーオンアイス

こんころで〜す。うっかり灼熱カバディを一気読みしてしまった挙句、王城正人に脳を焼かれ炭にされてしまったここあにゃんです。脳にカバディしか詰まってなさそうなのに料理上手っていうのがまたいいんですよね。cute。後方彼氏面(言い方よ)の六弦さんも捨てがたいんだけどね。

灼熱カバディ 第1話|裏サンデー
新世代スポーツ作品!

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…まあ裏サンデーの話はここまでにしておいて、本日はこちら。

3、4巻を同時発売し、堂々終焉を迎えたツーオンアイスの感想です。とはいっても前回で9割は話した気がするので、今回は3~4巻のおまけを中心に話していきます。

 

(以下ネタバレ)

 

 

お品書き

1.暁星優雨子(ゴミ女ちゃん)

「──嗚呼ユキ様 最低です

でも私 解ります。」

空天雪に次ぐ、いや、彼を凌駕しうるほどの変態と化し、ツーオンアイスという作品を盛り上げたゴミ女ちゃん。終盤のイカれ具合は私もかなり好きです。

単行本のおまけを見るに、当初はここまで変態にするつもりじゃなかったらしい。「想定を上回る大変態」は草です。

連載が続けば、ペアとなる天雪は頭を抱える羽目になっていたとか。この場合は天雪の改心も後回しになる予定だったらしいので、それはそれでかなり面白そう。改心前と改心後じゃ対応も変わってくるでしょうし。

2.氷室操

「絶対いい女になって後悔させて…あんなクズ男いつかぶっ倒すから」

空天雪に使い潰された可哀想な子。天雪とのペア解消後はロランの弟と組み、彼の好意を利用しながら成長する予定だったらしい。…なるほど、確かにこれはキツい。天雪からしたら友人の縁者と組まれるわけですからね。改心前天雪と操なら凄まじい舌戦を繰り広げることになりそう。

3.あとがき+蔵出し構想

こちらではキャラやシナリオの構想、作品の方向性などが示されていました。読んでみた限り、やっぱりジャンプには向いてなさそうだなという感じです。天雪が通院予定だったり、全体的に「悩み」のパートが多めだったり。文字面だけ見ていても展開が遅そうな上に、物語における「刺激」がことごとくネットリしていそうで、全くもって少年漫画に向いてない。…いやまあジャンプにはDV、いじめ、作者が変態の三冠王を達成してる漫画もあるにはあるのですが、それらとはまた作風が違うのでね…。

ペアという競技の描き方も…まあ微妙だったのかな、とは思いました。ありのままっていってもやりようはあるだろ、と。

ただ、「できなかった」ではなく「やらなかった」なのは作品の節々からも伝わってきますし、それが「作品としての失敗」だとは思えないんですよね。ジャンプには不適格だった、というだけで。

作家性そのものは決して悪くないですし、むしろ題材とベストマッチしてはいただけに、掲載誌との致命的なギャップが惜しかった。そんな感じです。

4.まとめ

全四巻でしたが、打ち切り漫画とは思えないくらいには満足度が高かったですね。空天雪とゴミ女ちゃん…はもちろん、この変態どもを弾き返せる主人公ペアの輝きは本当にすごい。必見です。あとやっぱりゴミ女ちゃんと天雪が本当に面白い。

 

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[第1話]ツーオンアイス - 逸茂エルク | 少年ジャンプ+
フィギュアスケート大会で1人の少女に目を奪われ、独学で練習を続けてきた隼馬(はゆま)。しかし、憧れの少女は突然表舞台から姿を消してしまう。道標を失った隼馬だったが、数年後アイスリンクで少女と偶然再会し…!?

 

 

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