NHK杯男女FS 感想

※サムネはオマケ編にリンクしてる感じ

 

今日はNHK杯男女フリーの感想となります。またしても日本女子が躍動しましたね。男子も押さえるところは押さえてきました。

 

動画 - 2024NHK杯フィギュア
「2024NHK杯フィギュア」のネット動画をまとめて掲載。

(↑「動画」の欄を漁ると日本勢とグラスル選手🥈の演技が見れます。それ以外の選手もNHKプラスで見れます。見てね。多分期間限定なのでお早めに。)

 

いつも通り、まずは男子から。

 

1.鍵山優真 194.39(総合300.09) 1位

一位は安定の鍵山選手。転倒やジャンプの乱れがありながらも、総合300点台に乗せてきました。朝の公式練習では調子が悪かったようですが、しっかり調整してきましたね。

冒頭の4F転倒があったからか、それ以降はジャンプに意識が向きすぎていた印象もあります。しかし、それを踏まえても素晴らしい滑り。現役男子ではやはり特出しています。フラメンコの世界観や独特なリズムもかなり掴んできているようなので、この先の試合に期待です。

 

2.壷井達也 166.50(総合251.52) 3位

SPを3位で折り返し、自身初のグランプリシリーズ表彰台に望みを繋いだ壷井選手。FSはかの高橋大輔さんも使用した「道化師」。

そしてFSも会心の仕上がり。表現面の厚みはもう少し必要かもしれませんが、滑らかなスケーティングからの軽快なジャンプなど、壷井選手の良さは出し切った試合だったのではないかと思います。コレオシークエンスも伸びやかながら個性的。

開催地枠からの出場で堂々の3位。日本男子の層の厚さを感じますね。

 

3.ダニエル・グラスル 181.84(総合264.85) 2位

イタリアのグラスル選手。一時期はエテリクリスタル大帝国に所属していたことでも有名。

(エテリ…リプニツカヤとかザギトワとかメドベージェワを排出した🇷🇺のコーチ)

今シーズンのFSはなかなか個性的でした。もはや下着一歩手前な白T姿で登場し、持ち前の4回転を3種類披露。この段階でグノシエンヌアラベスクという謎編曲をしているわけですが、本番はここから。

天の声がラジオ体操を始めるわ、白鳥の湖が流れるわ、ガラスは割れるわと、謎すぎる曲に気を取られているうちにプログラムは終了。一応元ネタがあるらしいのですが、私は終始宇宙の猫になっていました。いや、演技自体は悪くないんですけども…。

そんなこんなで、SP5位から逆転の2位。イタリア男子は5位のリッツォ選手、フランス杯に出場したメモラ選手もいるわけですが、それぞれが五輪に向けて着実にレベルアップしているなと感じます。

 

以上、男子の感想でした。

総合6位の三浦選手はまあ、はい。ボロボロだったので個別には載せません。でもリカバリー凄いなとは思いました。ラストにいきなり3F+3Lo入れようとして乱れで済むのヤバすぎる。

続いて、日本のみで表彰台を独占した女子のコーナー。今季の日本女子はジュニア・シニア共に快調ですね。裏を返せば修羅の国なわけですが。

 

1.坂本花織 152.95(総合231.88) 1位

1位はもちろん坂本選手。プログラムも相まって、絶対女王感が更に強まっています。

五輪に向けて変化を求め、ジャンプ構成の変更やプログラムの難化に手を出した坂本選手。シーズン序盤はプログラムに振り回されているような印象を受けましたが、早くも捩じ伏せてきました。強すぎ。

成功が無かった2A+1Eu+3Sは極めて高い加点付きで成功。休みのない振り付けも完璧に制御して実行。終盤のコレオシークエンス(ChSq)でも一切疲れを見せませんでした。

回転不足の3Fやラストポーズのよろめき、ギリギリのルッツなど微細な課題はありつつも、自身のパーソナルベストに迫る得点を記録。世界女王、ここに在り。

 

2.千葉百音 140.85(総合212.54) 2位

2位は千葉選手。昨シーズンはこの世の終わり顔で登場することがほとんどでしたが、今シーズンはプログラムに見合った顔でスタートできています。

SP同様、FSでも見事な演技を披露してくれました。回転不足はあれど、見た目にはほぼノーミス。

曲の雰囲気が微妙に移ろう難しいプログラムを、完全に自分のものにしていますね。スピンやChSqも、新たなパターンを取り入れつつ強化しているのが見て取れます。元々の強みである美しい所作も、より洗練されているように感じられました。

 

3.青木祐奈 125.29(総合195.07) 3位

SPではパーソナルベストを大きく更新し、3位に入った青木選手。FSでも難しいコンビネーションを全て着氷し、なんとか表彰台に踏みとどまりました。

演技自体は素晴らしかったのですが、いかんせんジャンプが良くなかった。着氷はしたものの、アンダーローテーションどころかダウングレードまで付けられてしまうという。スケーティングの巧みさや叙情性は存分に感じられるだけに、勿体無いミスです。

 

以上、感想でした。130点台がまあまあ出てくるジュニアといい、今季の日本女子はヤバいですね。そんな日本女子の頂上決戦を見られるのが全日本選手権なわけですが…

なんと!

チケットを買うことができました!!!

当初は男子の予定でしたが、女子もシカゴやらルクスエテルナやら鐘やらが控えてるので結果的にはOK。そんなチケット購入実録は次のページにございますので、よろしければご覧ください。

 

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