全日本フィギュア 女子フリー 感想(動画化分)

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こんころ。スーパー神大会の全日本フィギュアとメダリスト最新話を連続で浴びて錯乱したここあにゃんです。

今日は全日本フィギュア女子フリーの感想となります。フジテレビが大盤振る舞いでたくさん動画化してくれているので、動画化分を紹介。男子フリーも凄かったけど、女子フリーも完成度では負けていません。

1.島田麻央 FS136.95 総合202.18 3位

本日のトップバッターは島田麻央選手。ショートでのミスが響きフリーは7位(第3グループ)スタートとなりました。

冒頭の3Aは危なげなく決めたものの、4Tは転倒。JGPFで決めたものと比べると侵入速度がかなり遅く、こわごわ跳んだように感じられるので、やはり思い切り跳ぶのが大事なのでしょう。

それでも中盤までは危なげなく進行しました。ルールの関係でStSqはシニアでの競技用に追加されたものになっているのですが、違和感になるどころかむしろプログラムの解像度を上げるほどの仕上がりになっています。

問題はJGPFでも失敗した3Lo。今回も回転が抜けて1Loとなってしまいました。SP後半の3LzもJGPFから失敗続きですし、少し気になるところではあります。

結果的に2ミスとなってしまいましたが、ギリギリで2年連続の表彰台は死守しました。3Aが定着したのはやはり大きいですね。

2.上薗恋奈 FS134.47 総合200.69 4位

最終グループ最初の滑走者は、今大会最年少、13歳の上薗選手。流石に最年少かつ初出場となると心配もありましたが…無用だったようです。ジャンプは後半の3Fにアテンションが付いた以外は完璧、スピンは全てレベル4、シニア用プログラムで追加されたStSqもレベル3にするなど、完成度の高いフリーでショートから更に順位を上げてきました。スコアも合計で200点超え。

演技内容ですが、やはりとにかく隙がない。癖がなく軽やかなジャンプ、ブレないスムーズなスピン、やや浅いものの曲に合わせて細やかに行われるステップなど、13歳とは思えない、どこまでも完成されたプログラムを実施しています。

それでいて表現力もあるのですから恐ろしい。手の振りを頻繁に用いるのですが、力の入れ方や抜き方が絶妙で…しっかり音ハメしつつ、曲の雰囲気にも調和した振り付けになっています。

3.三原舞依 FS131.86 総合199.56 5位

ショート4位の三原選手。シーズン前に負った怪我から何とか復帰しての全日本です。

ショートでは自分ができる最高の構成で勝負した三原選手。フリーでもそうしたかったようには見えましたが、流石に調整が足りなかったのか、ジャンプは少し構成を落としていました。質も微妙でしたかね…。

とはいえ、それ以外の部分は頑張ったのではないかと思います。特にStSqの力強さ、壮大さは楽曲や「宇宙」というテーマに見合ったものでした。

4.千葉百音 FS141.25 総合209.27 2位

スポーツ喘息から立ち直り、全日本に挑んできた千葉選手。ショート3位という好位置から、フリーに臨みました。

なんと、ほぼノーミスです。これには私もびっくり。絶不調だったシーズン前半からは想像もできないような立ち直りです。

千葉選手の強みは、多彩なポジションと確かな回転速度を持つスピン。フリー前半の振り付けは、特にその強みが生かされているように思います。スピンによる楽曲表現という括りであれば、男女通してもこれに勝るものはまずないでしょう。

また、滑りについても千葉選手はかなり上質なものを持っているのですが、今回のフリーではそれをいかんなく発揮できていたのではないかと思います。ピアノやオーケストラの優しい響きに良く調和した、軽やかな滑りでした。StSqでは曲に合わせて壮大さを纏っていくのも◎。

FS140点台は、女子としてはかなり高いものとなります。シニアデビューシーズンであることを思えば、素晴らしい成果なのではないでしょうか。ちなみに2位に入ったおかげで世界選手権代表にもなれました。

1.坂本花織 FS154.34 総合233.12 1位

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千葉選手が完璧な演技見せたし、ちょっとは首位厳しくなったんじゃない?という私の1ミクロンくらいのお気持ちが木っ端微塵に砕かれていきました。強すぎる。憧れるのをやめましょうって言われても謹んでお断りするレベル。なんなのこの人。

先に悪いところを消化しておくと、スピンがややもったいないところではありますね。2つのコンビネーションスピンの双方でノーバリューが発生してしまっています。

コンビネーションスピンはいくつかのポジションを取るのですが、回転が認定されないとそのポジションでの得点分がコンビネーションスピンから消える、みたいなのがノーバリュー…というくらいの認識でいいのかな。

ともかく、これが2つもあるのは流石によろしくない。GOEは取れるとはいえ、基礎点が大幅に減りますからね。ショートでは演技前にコーチからスピンについて釘刺されてましたし、坂本選手の今季を通じた課題ではあるのでしょう。

とはいえ、それ以外は完璧でした。怖いくらいに。特に最初の2Aは凄かった。表現面も、楽曲の力強くもどこか抜けた雰囲気を上手く再現できているとは思います。ミステリアスな女性って言われるとちょっと首を傾げたくはなりますが…(ベ○ネッタ的なイメージなのかな?)

 

こんな感じで女子フリーの感想は終了。演技動画見てね〜。

今日は地上波で15:45からエキシビション(メダリストオンアイス)です

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