本棚の内容
齢75歳ハンバーグおじいちゃんです。
今回は本棚紹介ということで、東洋医学オタクの本棚をお見せしようと思う。まだ読めていない本もあるが簡潔にみなさまに紹介するのが目標だ。
①中医学の仕組みがわかる基礎講義
基礎講座と銘打っているだけあって、東洋医学を勉強する基本的な内容だ。
気血津液精神、臓象論、六腑の生理、病因に病態からの病証まで基本的なものは一通り勉強できる優れものだ!東洋医学を勉強したいと思ったら最初に買うべき本だと言える。
意味わからん単語が連発してなんじゃこりゃ!と思ったあなたに簡単に単語を説明しようね。
気血津液精神:人体を巡る物質たち。気は気功の気、血は血液、津液は汗や細胞間液、精は命の源、神は精神活動と大雑把に説明するとこうなる
臓象論:五臓の生理学。五臓とは肝臓、心臓、消化器官、肺、腎臓のこと。西洋医学とはだいぶ違うので西洋医学ベースの思考になってる日本人は混乱するところ
六腑の生理:六腑の生理学。六腑とは大腸、小腸、胃、胆のう、膀胱、三焦のこと。
※さて、三焦が出てきましたね。これは存在しない臓器です。なぜ存在しない臓器があるのかというと、東洋医学は働きを重視するからです。(西洋医学は形を重視する傾向がある)目に見える臓器として存在しないが、人体の働きを考えると三焦という働きをしている臓器がないと辻褄が合わないから生み出されたと考えてもらっていい。初心者向けの考えね。
病因:病気になる原因。外因、内因、不内外因の三つ。外因とは暑さや寒さ、乾燥などの環境的要因のこと。内因とは怒ったり悲しんだり考えすぎたりする内面的なこと。不内外因とは食べ過ぎ、疲労などのこと。
病態:気血津液精が病因によって働きが悪くなっている状態。気虚、気滞、瘀血、は有名なので聞いたこともある人がいるかもしれないですね。
病証:病態によって五臓六腑の働きが悪くなっている状態。
こういった内容を詳しく、図も豊富に説明してくれている一冊だ。……東洋医学の本はまじで図解がないのでこの本はすごい。助かる。わかりやすい。
最初の目標の簡潔に紹介の簡潔とは?
②漢方処方解説
矢数道明氏は漢方と東洋医学の復権に尽力した医学博士である。今では考えられないが、昔は医師が東洋医学で治療を行ったり研究をしたりしていたのである。
矢数道明氏の漢方処方解説は現代の漢方とは考え方が違う。漢方も鍼灸もそうだが、考え方のベースが西洋医学なってしまっている。東洋医学の考えから処方をしないと漢方の本来の力は発揮されない。そのための本がこれだ。
おじいちゃんはまだ読めていないです。有名どころの漢方の項目は読んだ。とても面白いし勉強になる。
③古典の学び方(上)
以前東洋医学オタクの三陰交語りで出てきたが、東洋医学(按摩、鍼、灸)の大元は黄帝内経だと。その黄帝内経を読み解くための一冊だ。上となっているが著者が亡くなっているため下が出版されることはない。
今ようやっと100ページほど読み終えたところだ。500ページ近くあるので全然まだまだです。
④素問・霊枢・難経ハンドブック
先ほどの古典の学び方と共に読む本たち。古典の学び方では素問、霊枢、難経から多くの条文を載せている。古典の学び方だけでも理解できる部分もあるが、やはりしっかりと古典を知るには一緒に読みたい本である。
ハンドブックとあるだけあって、解説しか載っていない。本文がないのである。現代語訳すら載せていない。そのため必要となるのが次の本だ。
⑤素問・霊枢 現代語訳
これは現代語訳された本文が載っている。というか現代語訳しか載っていない。解説などないのである。なのでハンドブックと現代語訳の二つが必要となる。
⑥難経解説
難経。これは漢文、書き下し文、現代語訳、解説が載っていて大盤振る舞いな一冊。
読了済みだが、もう何回か読み込みたいと思っている。
⑦東洋医学ポケット用語集
この単語なんだっけ~~~?!ってなった時に便利な一冊。噫気とか呵欠とかがごちゃ混ぜになっているので助かる一冊。
噫気:げっぷ
呵欠:あくび
⑧薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帳
主に薬膳の五性を調べたくて使っている。ちゃんとした薬膳はめんどくs……難しいのでせめて五性くらいは、と。
五性:食材の性質。熱、温、平、涼、寒の五つのこと。
⑨うさぎと暮らす ホリスティックケア 指圧&マッサージ
ご存知ない方もいるかもしれませんが、おじいちゃんはうさぎ狂です。うさぎさんにも東洋医学を!と思い絶版になっているこの本を中古で探して購入しました。
犬猫の経絡経穴マッサージの本は売ってるし講習会も行われているようだが、うさぎさんはこれしか見つけられていない。中国に行くと犬猫の経絡経穴人形も買えるらしい。うさぎさんのも欲しい。
最後に
東洋医学オタクの本棚紹介はいかがでしたでしょうか。きっとほとんどの人が知らない本ばかりだったと思います。おじいちゃんはオタクなのでこんな本を読んで東洋医学の勉強をしております。すべての本を紹介したわけではないのですが、こんな世界もあるんだな~と思ってもらえたら幸いです。
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