こんころです。全てが忙しいここあにゃんです。まあ卒論はサボってるんですがね。ガハハ。
本日はJGP第二戦、チェコスケートのブログを書いていきます。リガ杯は吹っ飛んだのですが今回は無事だといいなぁ…
※日本以外の選手は所属も書いてます
※好みによってはSPだけだったりFSだけだったりします
1.和田薫子
SP:67.21
SP一位は和田薫子選手。伊藤みどりさんや浅田真央さん、現役だと松生理乃さんや山下真瑚さんなど、国際大会にも出るような選手を多数排出している超名門クラブ・グランプリ東海の出身(所属)です。
同門の先輩方もスケーティングに定評がありますが、彼女も例に漏れず素晴らしく伸びるスケートをお持ちです。逆回転のスピンもいいですね。フィギュアスケートあるあるな、ジャンプさえ揃えば…という選手ではあったようですが、今回は揃えてきました。
一方で、3Fはアテンション。グランプリ東海といえばルッツに苦しむ、みたいなイメージがありましたが、最近は逆みたいですね。
今シーズンからのジャンプコーチにはかつて某羽生さん(なんならこの人もフリップ矯正例)を指導したコーチが新しく着任したようですし、ジャンプ矯正もうまくいってほしいところ。なかなか難しいらしいですが。
FS:126.93
やはり綺麗なスケーティングです。基礎技術の高さをそのまま表現に当てている感じ。FSでも見せた逆回転スピンも本当に上手ですよね。3Lz+3Tもこれ以上ないくらい良くはまりました。
反面、プログラムの難しさも見えてきた気がします。タイタニックといえば、なロマンス感ある旋律は少なめで、ラストも激しさがあります。取りこぼした細かい加点を重ねた上で、この曲を表現しきれるかどうか。和田選手と新生グランプリ東海の力が試されそうです。
2.上薗恋奈
SP:64.41
昨シーズン、ジュニアデビューシーズンながら一気に頭角を表した上薗さん。今シーズンのプログラムも素晴らしいですね。開始一秒、なんなら開始前、スタート位置についた時からオーラが違います。
今回はケチが付きましたが、ジャンプモーション含むプログラムの仕上がり自体は素晴らしいと思います。逆にここまで仕上がってても回転不足が出ちゃうことに不安を覚えなくもないですが。あとスピンはもうちょっと質を高められそう。
FS:112.90
うーーーん…
木下トロフィー時と比べ、全体的に硬かったかな、と思います。あとミスると曲が助けてくれないんですよね。鐘よりクロノスがキツい。クロノスでミスるとそのまま終了してしまいます。
総合結果も4位なので、次で優勝でもないとファイナルは厳しそう。でも次戦のリュブリャナ杯にはジアちゃん(世界ジュニア銀)がおりまして…。つらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいあたまがわれる
3.キム・ユジェ(韓国)
FS:117.59
韓国の3A双子の一人ですね。今日は決まりました。
曲目のせいというのもありますが、表現にゆとりがないのは気になってしまいます。しかし、意識は良いなとも。少なくとも、技術要素だけではない。どうせ台乗りするなら120くれてもよかったのに。なんて。(3Lo降りてたらいけたか)
4.ステファニア・グラッキ(フランス)
FS:121.16
フランス女子で表彰台、近年は意外と珍しいような。
振り付けの物足りなさはありましたが、技術はなかなかだと思います。後半ジャンプが全部コンビネーションだったり、スピンのポジションにちょっと個性を出してたり。あとコーチの巻き髪がすごい。
女子はこれにて終了。続けて男子にいきます。
1.西野太翔
これで「たいが」と読むことに私の脳はキレてます。習ってないもん。
SP:77.20
ジュニア2シーズン目の西野選手。中田選手(昨シーズン)、高橋(星名)選手など、ジュニア男子は2シーズン目に色々整ってくる傾向があるように感じますが、西野選手もその類ですかね。まあ例に挙げた人含め1シーズン目から爆発力はあるんですが。
スケーティングが良いですよね(n回目)。それに加え、大きく質の高いジャンプを持っています。中でも3Aの質はすごく良い。スピンも問題なしという感じで、僅差の2位。SP1位は本来ならシニアにいるはずの選手(しかもPBらしい)ですし、第一戦としてはいい感じの結果なのでは。リガ杯を思うと点の渋さに首を傾げてしまいますが…。
FS:123.03
うーん…ぱっと見の印象より点が低かったですね。減点が重なりすぎたのと、コンビネーションの情報量(3Lzにqと!、3Tにアンダーローテ)が痛かった。トドメは得点源になりそうなChSqの転倒。滑り出しは良かったものの…という感じの結果。一歩目の時点では優勝も見えるくらいだったのですが…。
とはいえ、これ以上失敗したら終わる状態で難入り3Aからのコンビネーションを降りる胆力はすごいと思います。
2.蛯原大弥
SP:66.92
三浦佳生選手(ペッパーランチがスポンサーになりました!おめでとう!)の後輩とは聞いていましたが、雰囲気も似てきた気がする。手の使い方とかに佳生イズムを感じる(なんだそれ)。
3A、3Lz+3Tは綺麗に降りましたね。反面、3Fは抜けて1Fに。内向きなジャンプ(アクセルは引き寄せ型故?)がコンパクトになりがちな気がします。余裕がないような。
プログラムの表現…というか、雰囲気はいいですよね。オーラがある気はします。
FS:135.86
会心の演技…だったはずですが、初手3A失敗とはいえ140いかないとは。原因は3Fのエラーと回転不足。GOE取れそうなジャンプなだけにかなり痛い。後半の3Lz+3Tといい、光るものはある選手なのですが…。
PCSはやや控えめかもしれない。音楽のスケールがデカすぎてついていけてない感もなくはないので仕方ないのかな。というか表彰台組が強すぎる。
3.ソ・ミンギュ(韓国)
SP:77.08
昨シーズンの世界ジュニア王者ですね。今シーズンのSPは「月光」。韓国男子の先輩(ジュンファン)は高橋大輔が好きらしいですが、ミンギュ選手もそうなんですかね?まあ衣装は羽生結弦の色ですが…。
概ね問題なく纏めきりましたが、3Lzはアテンション(!)。まあそうですよね。世界ジュニアでは彼含めルッツ判定が甘々だった気がしますが、本来ならe付けられてもおかしくないくらいなので…。
あと気になるのがStSq。動きはいいんですが、音楽のテンポに比べるともっさり感があります。仕方ないとはいえ。この曲で演技するなら、アレンジ版使うなりしてフリーでじっくりやった方がよさそう。
FS:147.70
うんうん。これくらいゆったり目の曲の方が合う気がします。
2本目の3Aが危うかったり(よく流したな)、3Loが乱れたりと、ベストではありませんでした。しかし、なかなかのスケールと安定感、所作をお持ちです。まあフリーも一位ではないのですが…。(でも総合1位。SPFS両方揃えるのって大事。)
あとあんまり飛び抜けた雰囲気はなかったかもしれません。FS1位の子がビックリ人間ショーをやってたからかな。
4.パトリック・ブラックウェル(アメリカ)
FS:152.14
ついに来ました。合法バックフリップ。
SPはスピンでまさかの転倒があり、5位からのスタート。しかしフリーは素晴らしかったですね。今大会は4回転及び3Aが割と多く出たわけですが、その中でもトップクラスの出来でした。
そしてなんといってもChSq。ラズベリーツイスト(マリニン開発の技)とバックフリップが入っていましたね。ジュニアで、かつ多回転を入れながらこれをやってのけたのは特筆に値すると思います。バク宙やら側転やらの飛び道具はそれが先行しがちで、その分曲の解釈が疎かになる…というパターンもかなりあると思うのですが、そこら辺も悪くはない。
5.アダム・ハガラ(スロバキア)
SP:78.03
グランプリシリーズの招聘をスルーし、ジュニアグランプリシリーズに帰ってきたハガラ選手。なんで?????
SPはド安定でしたね。文句のつけようがない。80出していいくらいです。ジャンプも流れの中で跳べてますし、動きの制御も完璧。自己最高点(PB)のようですが、それも頷けます。フリーはミスが嵩み3位まで順位を落としてしまいましたが、まあJGPFは行くでしょう。逆に行けなかったら何のために戻ってきたのか
今回はこれで終了。育良ちゃんといい、私の推してる選手がことごとく調子を落としててつらい。シーズン序盤はこんなもん、という気もしますが…つらい…
コメント