グランプリファイナル(ジュニア含む) かんたん感想

こんころです。三浦佳生が世間に知られ出して鼻高々。

グランプリシリーズの総決算、グランプリファイナルの感想ですが…私のリアルがヤバい状況なので簡単感想。人もかなり減らしてます。ごめんね。

まずはJGPF男子から。ジュニアではなんと男女両方で日本代表が優勝しています。

1.中田 璃士(日本) 227.77(今日は合計スコアだけだよ)

まだ中学生ながら、立派な優勝候補としてJGPFまで勝ち進んできた中田選手。ショートこそ3Aで転倒していまい出遅れましたが、フリーでは得意の4Tに加え、3Aを2本成功させた上で全ての技術要素を加点付きで揃える完璧な演技を披露しました。そしてしっかり逆転優勝。ジャンプがとにかく軽い。

男子はここまで。続いて女子。

1.島田 麻央(日本) 206.33

ショートではまさかの出遅れとなってしまった島田選手。絶対王者状態だし、浅田真央2世とかって煽られるし、シンジアがいるからって日韓対決煽られるし…と、ストレスがヤバそうな状況ですが…終わってみれば最強でした。ショート負けてもサラッと立て直すの凄すぎる。

今回のフリーではついに3Aと4Tの両方を揃えてきました。3Lz+3Tで回転不足が出た他、3Loが抜けはしましたが無事にJGPF連覇も達成。実はJGPF連覇も3Aと4回転を揃えたのも日本女子初。

でもフリーは個人的にはイマイチ。表現力がどうこうというより振り付けが合わない気がします。ちょっと荘厳すぎるというか…宗教色がね…。今年のショートや昨年のフリーのように、キャッチーな方向に振り切った方がいいかも。

2.シン・ジア(韓国) 200.75

メディア(てかテレ朝)の被害者その2。本人は知る由もないだけマシか…?いや日本で練習してるからわかっちゃうかも…

ショートは若干乱れたものの首位発進。フリーも見た目上はノーミスでしたが…回転不足やエッジでの減点が重なり、2位となりました。でも多回転無しでよくここまで点が出せるなと思います。シニアを交えた国内の選手権では1位を取ったようですし。

表現力は素晴らしいものがあります。演技の系統や方向性を絞っている気はしますが、戦略的には◎。下手に新しい方向に手を出して迷走するのも嫌ですし。

3.上薗 恋奈(日本) 196.46

ジュニア初年度ながらPB(自己最高得点)を更新しまくり、快進撃を続けている上薗選手。今回も点数を上げて3位に入りました。ユースオリンピックに出れないのおかしいよ…(年齢制限)。

体の使い方や表情のセンスもさることながら、驚かされるのはその技術力。3Lzを軽々と決め、3Fもアテンションこそ付きますが加点付きに収めています。全日本ジュニアから行っている構成変更が良かったのか、回転不足もゼロ。ジュニア初年度ながら構成だけならシニアトップ選手にも引けをとりません。

ジュニアはここまで。今シーズンを通して上薗選手がかなり好きになったかも。

ここからシニア。まずは女子から。

1.吉田 陽菜(日本) 203.16

投げ込みで貰ってた鶴のぬいぐるみ、ちょっと欲しいな…

ショートは3Aと3Lz+3Tを転倒して4位発進と、順位だけ見ればまあ悪くはないもののあまり幸先のよろしくないスタートとなってしまった吉田選手。しかし、フリーでは3Aを回転不足(q)ながらも着氷し、残りの技術要素も着実に決めて銅メダルを掴みました。

鶴をイメージした今シーズンのフリー。表現が徐々に板に付いてきた気がします。エキシビション(日曜22時から)では第一部のトリを任されたようです。鳥類だけに。いざ、打ち上げオールナイt(殴

2.坂本 花織(日本) 225.70

いつもの。

実はGPF初優勝どころか初メダルです。フェルン、流石にそれは嘘だよ…と言いたくなりますが、マジです。ロシア亡き後(勝手に殺すな)トップを張ってきた坂本選手ですが、昨年のGPFは5位ですし。

昨年の大失敗が過ぎったのか、フリーでは若干崩れかけました。しかし、中盤の3Fステップアウト以外は一切の揺らぎなく完勝。抜けたコンビネーションもちゃんとラストジャンプで取り返しました。

女子はここまで。個人的な坂本選手のベストプログラムは北京シーズンのWomanなので、ブノワ・リショー振付への未練が未だにあったり…。

ここから男子に入ります。今年は豊作でしたね。

1.三浦 佳生(日本) 261.53

ショートプログラムでは94点と本人比ではそこそこの好発進を決めた三浦選手。しかし胃腸炎になってしまい、前日と当日の公式練習には参加できませんでした。

ようやく氷に乗ったのが本番直前練習の時。流石にもう無理だろと思いきや、練習では4Loを決めました。とはいえ当然コンディションは最悪で、本番では転倒こそ無かったものの、軽微なミスが重なって得点が伸び悩んでしまいました。でも構成は4回転4本でめちゃくちゃ強気だった。

フリー「進撃の巨人」のイメージは多分序盤~マーレ編導入あたりだと思われます。インタビューちょろっとしか見てないからわからんけど…(←おい)。持ち味のスピードが存分に生かされた振り付けですが、スピンの時間が足りないのが悩みどころ。

2.鍵山 優真(日本) 288.65

復帰シーズンから快調に飛ばしている鍵山選手。トントン拍子にGPFまでやってきました。

ショートでは若干伸び悩み、3位発進。フリーでは冒頭の4Sが抜け、GOEを加味すれば10点以上となる痛い失点をしてしまいましたが、残りを完璧にまとめて3位をキープしました(※4回転1本)。まだ20歳なのにもうフィギュアスケートを極めたみたいな戦い方してる…。

フリーの「Rain,in your black eyes」ですが…見れば見るほど、一つ一つのエレメンツがしっかり音に合わせて配置されています。音ゲーみたい。今回は失敗が冒頭で済んだためか、これまでよりも没入感が上がった気もします。

3.宇野 昌磨(日本) 297.34

闘志はないですと言いつつも、しっかりジャンプをリカバリーしたりとやることやってる宇野選手。安定のファイナル進出です。

今回は競技用やる気スイッチが入ったようです。まあ演技内容はそんなに変わりませんが。ショート2位、フリー2位で特に調子を上げることも崩すこともありませんでした。ただ久しぶりに3A+1Eu+3Fが出ました。やったね。

表現力はやはりダントツだと思います。プログラムの一貫性といい、独自性といい、他選手ではなかなか太刀打ちできない領域かと。ただフリーの時間オーバーは本当に何とかしてほしい。終わり方のおかげかそこまで目立ちはしませんでしたが。

4.イリア・マリニン(アメリカ) 314.66

新人類。今回のサムネです(フリーの曲がモチーフ)。4Aこそ両方成功とはいきませんでしたが、ショートではしっかり決めました。元々4Tの箇所だったので、踏切前に前を向いててびっくり。

フリーでは4Aこそ転倒したものの、他のジャンプを完璧に決めた上で4Loも構成に入れ、技術点を120点台に乗せました。基礎点だけで108点あるの本当にわけがわからない。表現はイマイチといえばイマイチですしStSqは休憩っぽさがありますが、もはやそんなことはどうでもいいレベル。ただいつもよりスピードが出てなかったのは気になる。スピードを落としてジャンプ調整してるんですかね?羽生さんの4Aチャレンジの時もそんな感じの話があったような気がしますし。

GPF感想は以上となります。本日23:30からテレ朝でエキシビションです。見てね。

おまけ 鳩のFeeling good

(何故こうなったかはフィンランド大会感想を見れば多分わかる)(わからない)

0

コメント

タイトルとURLをコピーしました