【ゲームレビュー】ドラゴンクエスト11S~過ぎ去りし時を求めて~

世助けパレードの始まりよ!

  DRAGON QUEST Ⅺ S

 ~過ぎ去りし時を求めて~ 

 

どうも、ドラクエもFFもそこそこプレイ済みのミーハーなゲームライターのタカシ魚肉です。

皆さんも過ぎ去りし時を求めてしまう事ってありますよね?

俺は人生が狂った5歳の幼稚園児の頃に戻りたいといつも思っています。

そんな後悔が残る過去を持つ人にオススメなのがこのドラゴンクエスト11というわけですね。

ちなみになぜこの記事を書くことになったのかというと、登場人物の一人である「ホメロス」が金髪長髪男性総選挙で一位になったので、この機会を逃すまいというキラーパンサーの如き野生のカンがささやいたからです。

 

ブログの画像一覧に転がってた金髪長髪男性総選挙で一位になったホメロス36歳異常独身男性

ドラゴンクエスト11とは?

言わずと知れた国民的RPGでドラクエ狩りも発生したことでゆうめいなドラゴンクエストの11作目。

もう11作目なので、ここまでくると「キミもちろんドラクエはプレイしてるよね」みたいなノリで過去作のネタをバンバン突っ込んでくる。

特にドラクエ3についてはかなり擦ってきてるので「このゲームってドラクエ3大好きだな・・・」などと思いながらプレイしたので、可能ならばドラクエ3を先にやった方がいいかもしれない。

過去作を履修しているとラスボス戦で「あ、これはあの曲が流れるシーンだな」とかニコニコしながら楽しめるかもしれない。

戦闘は当然ドラクエ式ターンバトル。だが今回は3Dでキャラクターボイスも追加された現代仕様!キャラクターボイスが付くのに34年もかかったよ!

そして大きな特徴として2Dドット版も一緒に遊べちまうんだ!大体DQ6とかSFC版DQ3くらいのドット絵でDQ11が楽しめるぞ!これで老害もあんしんだ!俺はぴちぴちの若者なので3Dでプレイしました。

物語は大まかに3部構成に分かれているので、結構長め。

トロコンまでにかかった時間は101時間でした。参考にしてね!

ドラゴンクエスト11のあらすじ

ロトゼタシアの地のユグノア王国で勇者である王子が産まれた。

勇者ある所に魔王あり。

ユグノア王国はその日のうちにモンスター軍勢の襲撃を受け、王国は滅び両親は死に勇者(赤子)はギリギリ生き延びて「イシの村」で育てられる。

それから16歳になり、勇者である事を告げられ、勇者としての使命を確かめるべくデルカダール王国に向かい王に謁見。

自分が勇者である事を王に告げたところ、王はこう答える。

 

「忌まわしき悪魔の子を捕えよ」

 

ドラゴンクエスト11のよかったところ

●ストーリー

ドラゴンクエストの集大成として頑張ったのがよくわかる出来だった。

詳しくはネタバレだから言えないが、ラストシーン近辺では「いわば、ドラゴンクエストか・・・」と心の中の鶴見中尉がうるさくなるくらいテンションが上がった。だってドラゴンクエストってあんまりドラゴン探してなかったから・・・

そして物語の後半、失われし時を求める事になるが、あなたは大いに悩むことになるだろう。

その悩みこそ良いストーリーであったという証明でもあるので。

 

●キャラクター

パーティーメンバーは相棒、双子の少女(片方幼女)、オカマ、おっさん、ジジイ、クリムゾンと早々たる顔ぶれだが何だかんだ全員愛着が湧いてくる。

旅の途中でも「なかま」コマンドでお話も出来るしヒントも貰える。

あと平均年齢が高め(30弱くらい?)

これは平均年齢が50超えた時のパーティー

 

●ゲームバランス

勇者含めて8人の仲間たちがいて、戦闘参加できるのは4人までというシステム(戦闘中の入れ替えは可能)だが、「使えない仲間」というのが一人もいない。

いわゆる「キマリ」とか「リコ」みたいなのがおらず、ちゃんと全員使いどころがあり、魔法使い枠が3人もいるのにちゃんと全員使うことになるという見事なもの。

そしてこのゲームの裏ボスは全員LV99にしてなおパーティー全員の力をフルに引き出してようやく勝てるという、かなり素晴らしいゲームバランスだった(個人の感想です)

 

●マジスロ

シリーズおなじみの「カジノ」にある「マジスロ」というゲーセンのスロットみたいなやつがあるんだが・・・

このゲーム、パチンカスが作っただろ・・・

というくらいに射幸心を煽ってくる。

このマジスロのせいでカジノから出られなくなった勇者が続出したらしい。

ちなみに朝にカジノに行くと、マジスロやりたくて店前で並んでいる人たちがいるという現実のような光景が広がっている。そんなところまでリアルにするな。

これはオレがマジスロで5時間を無にした瞬間

 

キャラクター紹介

●勇者(主人公)

亡国の王子にして勇者。

故郷も村も焼かれるしお尋ね者にもされるし🐡魚🐡にまでされる波乱万丈な主人公。

でも後半は結婚イベントもあるので鬱ゲーにはならなかったよ。よかったね!

喋らない主人公という事もあり、わりとぼんやりしている印象。

敵の居城で普通にベッドで寝てちょっとピンチになるという天然な一面もある。かわいいね。オラ!剣を盗まれそうになってんじゃねぇぞ!

 

頼れる仲間たち!左から順番に紹介していくよ

 

●カミュ

青髪ツンツンの盗賊のアンちゃん。なんだかDQ6の主人公にも似ているが。

一緒にデルカダール牢獄から脱出した縁で相棒となる。

勇者と行動すると妹を救えるという予言を信じてワクワク魔王討伐の旅に同行する。

盗賊ではあるが義理堅く根は真面目な性格。シルヴィアお姉さまもちゃんと女子にカウントするくらいには真面目な男だ。

盗賊なので攻撃力はイマイチ・・・と思わせておいて条件次第ではすさまじい火力を発揮する頼もしい相棒だ。

物語の後半、グロッタの南が気になってしょうがなくなる病気にかかる。

 

●セーニャ

双子の妹にしておっとりタイプのヒーラー。

双子の姉たるベロニカは活発で物事をズバズバ決められる真逆のタイプなので、いつも姉の後ろについていきつつ自分もああなりたいと思ってるらしい。

双子の姉妹は活発な方が姉というのは古事記にも書かれている。いいね?

聖地ラムダ出身で、幼いころから姉と共に勇者を守る使命を帯びて生きてきた。

冷静に考えると結構キツイ境遇にように思えるが本人は誇りにすら思ってそうだし、おっとりしているが心はタフなのかもしれない(なにっ)

性能は前述の通りヒーラーなのでパーティーの生命線。

特に中盤~後半にかけては色々あってパーティーに入れない理由がないレベルの強化が発生する。

地味に槍も装備できるのでメタル狩りの適正もある。

 

●グレイグ

ホメロスと一緒に主人公を追い掛け回していたが色々あって和解したのでパーティー入り。

正確は見た目通りの堅物。だがムフフ本の表紙を見ただけで有名な「ピチピチ★バニー」である事を見破るなど、むっつりスケベな一面もある。あざといね!

金髪長髪男性総選挙で一位になったホメロスとは幼馴染かつ同僚で、お互いクソデカ感情を抱いているので、ホメロスと遭遇すると主人公そっちのけでイチャイチャしはじめる困ったヤツでもある。

そしてグレイグの大きな特徴が、FGO並みのスピードでギャグ落ちするところ。

ムフフ本を見つけてデカい声を出したり、さそうおどりを食らうと「バンデルフォン音頭」なる珍妙な踊りを繰り出したりと色々ある。

どうやらスタッフは堅物騎士は何をやらせても面白いということを理解しているようだ。

ちなみに当記事の一番最初の画面をよく見るとグレイグが写っているので、気になる人は探してみよう。

性能は英雄と言われる男なだけあって攻撃防御どちらも優秀。

スクルトやメガザルも使えるので補助もそこそこできる。あとベホイミも一応使える・・・。

仁王立ちで敵の攻撃を一身に受ける姿は英雄と呼ぶにふさわしい。裏ボス相手に使うと結構死ぬけど。

 

●ベロニカ

双子の姉にして有名な合法ロリ。

魔力を吸われたため、こんなちんちくりんな姿になってしまった。

妹のセーニャとは反対に気が強いおてんばガールで、よくカミュと言い合いをしている。

悪い展開になった時に「なんなのよ!もう!」と一番最初にキレるのは彼女の仕事だ。個人的にこういうキャラは全ての作品に一人はいてほしい。

セーニャのことは「グズ」と呼びながらも死ぬときは一緒と決めているくらいには大切に思っているようだ。🌼百合🌼ですかね?

性能はわかりやすい魔法使いタイプ。

イオナズンで敵全体を吹き飛ばしたり、マホトーンで呪文を封じたり、バイキルトで攻撃力を上げたりと多彩だが、耐久力はパーティー最低クラスなのでちゃんと守ってあげよう。

ドラクエは全体的に後半になると呪文は火力不足になりがちだが、ベロニカの呪文はうまくいけば1000以上のダメージも叩き出せるので、裏ボス相手でも頼りになる。

 

●シルビアお姉さま

ちょっと派手気味なオールバックでまつ毛が長くて麗しいお方。

世界を巡る旅芸人だが「魔王ちゃんがいたら世界中を笑顔に出来ない」という信条で魔王討伐の旅に同行してくれる聖人。

旅芸人だけあってパーティーのムードメーカーとしてポジティブに行く先を示してくれる頼れるお方。この頼もしさ、おいくつなのかしら・・・?

物語の途中では世界が大変なことになっても、世界を明るくすべく各地を巡って世直しパレードを慣行するが、やはり魔王ちゃんを討たねば根本的な解決にならないと理解している知性もある。

ちなみに世直しパレードに参加している人たちの事は「大切な●カマよ!」と言っているくらいに頼れる●カマ達だ。

愉快なキャラではあるが、決してネタキャラというわけではないという事はわかっていただけたと思う。

性能はサポーター寄りだが、ハッスルダンスで全体回復なども出来たり鞭でグループ攻撃できたりとそこそこ器用になんでもできる。

そして主人公との連携技では、世直しパレードのみんなを召喚する「●カマよび」が使える。結構強い。

人気の高いキャラではあるが、世間の「たようせい」とかそういうむずかしいことばのことを考えると、おそらくこうしたキャラクターはこれで最後になるだろうと思うと残念な気持ちも出てきてしまう。

 

●ロウ

仮面武闘会にて突如現れた謎の老人。何やら『老師』というようなスゴみを感じる・・・

というのは最初だけで、主人公に優しく、よく泣くおじいちゃんである。

実際は老師どころか未だに師匠の元で修行中というスーパーおじいちゃんでもある。

どうやらムフフ本を収集しているらしく、カッコよくキメポーズをしたところ、バッグからムフフ本が落下してしまい、しまらないオチになったりするようなスケベジジイ。

グレイグとは違い、バニーガールを追いかけ回すくらいには、はっきりスケベ。

世間的に言えば、スケベジジイという属性は前述のシルビアお姉さまとは比べ物にならないくらい世間からの目がブリザードの如く冷たく(特に女性から)、沢山のスケベジジイがザラキされていったので、一般向け作品におけるスケベジジイは彼を最後に絶滅したものと思われる。かなしいね。

性能は攻撃魔法も回復魔法も使える賢者タイプ。

また、ツメを装備して武闘家スタイルで戦うことも可能。

賢者タイプのロウがいればセーニャやベロニカが不要になるかというとそうでもないし、かといってロウが不要になるわけでもないという見事なバランスで成り立っている。

 

●マルティナ

ロウと一緒に仮面武闘会に参戦した謎の美女。

強くて気高い女であり、なんかもうキャラクター原案をクリムゾン先生が担当したかのようなクリムゾン適正の高い女。

間違っても「くっ殺せ!」などとは言わないだろう。魔王を倒すその日まで・・・。

しかもスキルに「おいろけ」がある。どこでその「おいろけ」を習った!?せつめいしろ!!

性能はスピード系のアタッカーでツメや槍を使う。

単体火力が高いので、裏ボス戦でも頼りになる。

 

【ここから先はパーティー外のキャラクター】

●ホメロス

めでたく金髪長髪男性総選挙で一位になったロクデナシ。

デルカダール王の命令に従いグレイグと共に主人公を追い掛け回す。

前述の通りグレイグにクソ重感情を抱いてやがるため、その手の方々にはとても人気だったらしく、その結果が金髪長髪男性総選挙で一位という結果になったのだろう。

そんなクソ重感情をラスボスはバッチリ利用してきたので、多分ラスボスは腐女子の心得があると思われる。

Sではグレイグとイチャイチャするイベントが追加された。需要を理解しているようだ。

 

●エマ

主人公の幼馴染。にして主人公に片思いしている村娘。

戦闘能力がないため村で主人公を待ち続けるが、再会するのが結構先なので、久々に会った時に「誰だっけ?」となる人も多いらしい。

そんな彼女だが、なんと結婚することが出来る!うれしいね!

結婚するとそれはそれはすごいバカップル全開の新妻っぷりを発揮する。

しかし、Sになったことによりパーティーの中から結婚相手が選べるようになってしまった!

つまり高確率でBSSされてしまうキャラにされてしまったのだ!

「ずっと片思いだった男の子が、旅から帰ってきたらおじいちゃんと結婚して地元に帰ってきた」というすさまじい脳破壊が発生してしまう可能性もある。ちょっとかわいそうすぎない?

俺はNTRが地雷なので、普通にエマと結婚しました。平和が一番だよ・・・。

 

●メタルハンド

頼れるモンスターにして敵からしたら利敵行為するクズ。

コイツがいたせいで魔王は負けたといっても過言ではない。

過去作のメタルライダーのような偽メタル族などではなく、はぐれメタル級の経験値を持つ美味しいモンスターだ。

そしてなによりマドハンドのように仲間を呼ぶ!その仲間は同族のメタルハンドだ!

そんなわけでみんなこぞってメタルハンドを狩りまくったのだ。

プレイ済みの人はこの画像を見て微妙にテンション上がっているはず。

 

●ぴちぴちギャルになりたいおじいちゃん達

ダーマの神殿でぴちぴちギャルに転職しようと目論むおじいちゃん。

このおじいちゃんの初出はDQ3なので、もう30年選手という大ベテランだ。

本作ではなんと集団になってダーマ神殿に押し寄せてくるという異変が発生したため、主人公たちは異変解決のために世界を巡ることになる。ほっとけばいいのに。

まだキッズだった俺はぴちぴちギャルになりたいおじいちゃんを見て「なに言ってんだこのジジイ」と思っていた。

あれから時が経ち・・・

彼が僕自身だと気づいたのは今更になってだった・・・。

DQ3から36年、今ではバ美肉でぴちぴちギャルになれる時代なので、おじいちゃん達が夢見た世界はこの現実に広がっているわけだ。

だから俺は過ぎ去り時を求めたとしたら、当時のキッズだったオレに「人の夢を・・・笑うもんじゃないよ・・・」と言ってあげたいと思った。

 

総評

ドラゴンクエストの集大成として気合が入った作品と言えるだろう。

子供の頃からドラゴンクエストをやってた人にはぜひプレイして欲しい。ぱふぱふもあるし!

きっとエンディングで「うぉぉぉ!!」となるはず!

9

コメント

  1. アバター 角なし より:

    キマリ、強いロンゾ。ガガゼト山でのボス戦に不可欠。

  2. 魚肉タカシ 魚肉タカシ より:

    ガガセト山のボスはレベル上げなくてもいいやつじゃねぇか!

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