GPSフィンランド大会 感想

こんころです。眠い。やる気ない。レポートできてない。おわりです。

今日はフィンランド大会の感想です。SPFSまとめてやります。時間が無くてSPできてないんだよネ。ということでまずは男子から。

1.三浦佳生(日本) SP93.54 FS181.02 合計274.56 1位

まずはSPから。4S+3T、かなり難しい着氷ですが安定させています。4Tも非常に良い。豪快であり、一寸の乱れもないジャンプです。

表現面もかなり仕上がってきています。今シーズンのSPはブノワ・リショーさんの振り付けなのですが、振付師の癖を良く活かしたプログラムだと思います。まさかここまでやれるとは思わなかった。

しかし、CSSpがまさかのノーカウントで大幅に点数を落としてしまいました。腰の位置が高かったみたい。

FSは4Tの詰まりとスピンのレベル以外はいい感じ。「進撃の巨人」の耳慣れたフレーズと調和した4Sがこのプログラムのイチオシジャンプですが…4Loも戻ってくるといいですね(スケートカナダ同様、3A+1Eu+3Sに変更)。最後のChSqもいい感じ。ただ、もう少しスピードが出せそうな気はする。

スピンのレベルが壊滅的だったからか、FSでは2位。しかし、SPのリードで1位を守り抜きました。

2.佐藤駿(日本) SP90.41 FS182.93 合計273.34 2位

SPは相変わらず素晴らしいものを見せてくれます。しかし、やはり難点は4F。振り付けの構造上ここに4Fを配置するのは仕方ないのですが、アテンション(軽度の踏切違反。減点に繋がる。)当たり前というのはいただけません。今回は回転不足も付いてしまい、少なくない減点となってしまいました。スピンやステップでレベルを落としたこともあり、SPは2位発進。

FSは3A+1Eu+3Sの回転が抜けて3A+1Eu+2Sになったこと以外はほぼ完璧と言っていいでしょう。4Lzも問題なく決まりました。

課題は表現。前半とラストはともかく、中盤はやや微妙な気がしなくもない。表現力の成長は感じますが、振り付けを生かしきるにはまだ足りないのかも。というか振り付けが難しすぎる。

SPの4Fミスが響き、総合では2位。一応のノーミス状態で勝ちきれないとなると、SPの構成を見直す必要があるかも。

男子はこれで終了。上位2名は神演技でしたが他はイマイチ振るわなかったんですよね…。エイモズ選手が本調子なら1位争いはもっと熾烈だったかも。続けて女子に行きます。

1.坂本花織(日本) SP69.69 FS135.52 合計205.21 1位

SPは3F+3Tが解けて2F+3Tになってしまったものの、他は纏めて69点で1位。コンビネーションジャンプの修正はかなり慣れてきているようです。

問題はFS(今回のサムネ。地上波で坂本さんが演技してる間鳩はマイルチャンピオンシップで泣いていました。)。以前から懸念されていた3Lzがエラーになった他、回転不足も複数付いてしまうなど、ジャンプにかなり苦戦してしまいました。更にタイムオーバーで-1点。元々ギリギリだったのでしょう。とはいえ、スピン・ステップは全てレベル4にまとめてフリーでも1位に持っていきました。昨年は調子を落としてしまったファイナルですが、今年は金メダルを持ち帰ってほしいですね。

2.住吉りをん(日本) SP68.65 FS121.56 総合190.21 2位

1戦目となったフランス杯では4Tを決めた住吉選手。フランス杯で失敗してしまったSPを完璧に仕上げて2位からスタート。

しかし、FSは打って変わって大苦戦となってしまいました。冒頭の2A+3Tこそ決めたものの、4Tを回転不足で転倒したところからStSqまでの間はミスが続いてしまいました。それでも後半のジャンプはしっかり決め、総合2位に留まってみせました。

楽曲とパワフルな表現は好きなのですが、どうにもジャンプが先行してしまいがちな気がします。特にFSは振り付けがタイトなので、ジャンプとその前後が目立ちがち。

3.アンバー・グレン(アメリカ) SP51.61 FS133.78 合計185.39 3位

SPは3Fの踏切でしくじり、2Fになったところから全体的に焦りが出てしまい、11位と大幅に出遅れ。完璧なら1~3位を狙えるプログラムではあったので、かなりの失敗です。

しかし、FSでは大技の3Aこそ決まらず1Aとなったものの他は完璧。「エクソジェネシス」の勇気づけられる旋律に乗せた、逞しい演技で会場を魅了しました。FSでは2位となり、大逆転で銅メダル(総合では3位)を獲得。

スケートアメリカとは全く逆の結果となりました。FSを見るに、3Aは封印する方が無難なのかも…。

4.河辺愛菜(日本) SP50.12 FS110.88 合計161.00 9位

怪我を抱えての挑戦となった河辺選手。SPでは3Fと3Lzを両方転倒してしまい、最下位スタートとなってしまいました。

翌日のFSも、ジャンプこそ立ちきったものの質としてはけして良くはないもの。StSqもレベル2ですし。とはいえ、滑りきっただけでも上々ではないかと思います。ジャンプを降りきらないと見えてこない、プログラムの全体像・完成形のようなものも掴めてきました(観客視点)。

5.キム・チェヨン(韓国) SP66.19 FS115.23 合計181.42 4位

前回出場したスケートカナダでは2位のチェヨン選手。今回も表彰台乗りは確実かなと思ったのですが…。

SPは3Lz+3Tの回転不足以外はほぼ完璧でした。3Lz+3Tはちょっと跳び急いだ気がする。

FSは3Lz転倒に加え複数の回転不足と、本調子には程遠かった気がします。体の動きもやや控えめでしたし。演技構成点はGPS上位陣では下の方、くらいの点数なのでジャンプを完璧に決めないと厳しかったのですが…。

女子はここまで。スケートカナダでは2位だったものの今回は4位のチェヨン選手はGPF出場がかなり危うくなってしまいました。韓国女子は全体的にスロースターターとの話もありますし、シーズン後半に期待かな…。

GPFの週って競馬ありましたかね?もしあったらころくさんに勝ってもらってサムネを
Feeling Good にしたいかも()

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