リレー小説其の二

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      アバター阿呆からす
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      昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
      普段の山は鳥のさえずりが聞こえる穏やかなものですが、今日はなにやら様子が違います。風もないのに木々はざわめき、空気はじっとりとしやけに生ぬるく異臭がします。
      「まさか、あの祠の…?いかん、すぐに村長に知らせ…、いや、まずはばあさまを逃がさねば」
      背後の藪がガサリと音を立て、おじいさんを謎の強烈な嫌悪感が襲います。
      おじいさんは鉈を構え、勢いよく振り返りました。

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