返信先: リレー小説

#62
アバター秋安芸
ゲスト

青い鳥は、かつて迫害されていた同胞が見つけた方舟だったらしい。
「方舟だった」と言いきれないのは、少なくとも僕や僕の周りの誰かじゃないから。
最初は飛んですらいなかったかもしれない。青くすらなかったかもしれない。
幾人かが乗り込んで拡張をするうち、青い鳥と呼ばれるようになった。
行き場のない者の集団が作ったそれは、同じく行き場のない者にとってとても居心地のいいものだった。少し足を踏み入れただけで気に入り、いついてしまった者もいる。
僕もいついてしまった人間のひとりだ。
しだいに人が人を呼び、人がAIを呼んだ。
そうして繁栄している最中、事件は起きた。

【どこぞの富豪が青い鳥の所有権を買い取った】
青い鳥は富豪の招き入れた技術者により、大きな改造をされた。
「ジェットエンジンを付けよう」
「不要なパーツは破棄してしまおう」
「青い鳥は私のものだ!!!」

そして、青い鳥の崩壊は始まった。

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