こんころです。なんか体がふわふわして動けない…なぜ…
今回はNHK杯男女SP感想となります。NHKプラスやNHKの特設サイトには見逃し配信があったりするので、気になる方もそうでない方も見てみよう。サムネは予告から使い回し。ストックの数が手違いで合いませんでした。
まずは女子から。
1.青木裕奈(日本) SP58.28 8位
今回のNHK杯、男女問わず回転不足に厳しかったですね。武器となる3Lz+3Loは両方ともUR判定を受け、本来なら11点は貰えるところをギリギリ7点届かないところにまで落とされてしまいました。その後の2Aは完全にUR。この2本で大幅に点数を落としてしまいました。
とはいえ、自分で振り付けをするだけあって表現はお見事。スピンに意味を持たせられるスケーター、中々貴重では?
2.樋口新葉(日本) SP52.18 11位
勝てばグランプリファイナル進出すら見えてくる…という状況が動きを固くさせたのかはわかりませんが、どうも本調子ではなかった気がします。
3Lzは着氷が引っかかり、転倒。3Fにコンビネーションを付けてリカバリーを試みるも、こちらも失敗して3F+1Tになり、コンビネーションが無いのと同じ扱いになってしまいました。とはいえ、スケールの大きな滑りはさすが。本来ならこの5~10倍はできるはずとは思いますが。
3.三原舞依(日本) SP62.82 4位
怪我が治りきったか怪しい状態での復帰戦でしたが、懸念されていたよりはマシな気がします。
コンビネーションこそ前半に3F+2Tと、後半に3Lz+3Tができる三原選手としてはかなりレベルを落とした構成になっていますが、その他のジャンプやスピン、ステップでは一切の妥協をしませんでした。得点も2位と僅差にまで詰めています。
それにしても怪我をした右足に「耐えろよ」(インタビューより)はメンタルが少年漫画…。
4.リンジー・ソーングレン(アメリカ) SP68.93 1位
ほとんどの選手が回転不足を取られる中、3Fでアテンションこそ取られたもののジャンプは全て回転しきったソーングレン選手が首位に立ちました。スピンの質が高いのも高得点を獲得できた一因でしょう。
女子はここまで。とにかく回転不足が乱発された回でした。正直可哀想なレベル。続いて男子。といっても今回は2人です…疲れるので…ユルシテ…あとNHKプラスに見逃し配信あるから見て…
1.鍵山優真(日本) SP105.51 1位
鍵山優真、完全復活。
怪我での休養から戻って以降、少しずつ常用する4回転を増やしていましたが…ついにSPで4回転2本の装備に成功しました。4Sと4Tからのコンビネーションはどちらも鍵山選手の得意分野で、GOEも高く取ることができます。回転速度、飛距離、高さ、着氷の全てにおいて非の打ち所がない場合が多いので、当然でしょう。今大会の厳しいジャッジにも一切引っかかりませんでした。
ジャンプだけでなく、スピンやステップも高い質のものを備えているのが鍵山選手の強みです。体を大きく使うステップ、軸と回転速度及びその増加が安定しているスピン、そしてそれらを支える類まれなるスケーティング。その全てを併せ持つことが、鍵山選手の高得点の秘訣です。あとエキシビション見るとわかりやすいのですが体の動きも美麗なんですよね。これはコストナーさんの指導による新たな武器かも。
完全復活どころか、凄まじい進化を遂げているとすら言える鍵山選手。FSも成功させ、グランプリファイナルへの切符を勝ち取れるか。
2.宇野昌磨(日本) SP100.20 2位
サムネです()。前回の中国杯ではミスが重なり2位となった宇野選手。とはいえ今大会の3位とは14点差くらいあるので、よほど酷いミスをしない限りファイナル進出は確実でしょう。
中国杯でレベルを落としたStSqは修正しましたが…代わりに4T+3Tが乱れ、更に回転不足となってしまいました。判定厳しかったしまあ仕方ない。FSでの逆転の余地も残されていますし、心を落ち着かせて臨んでほしいですね。まあインタビューを見る限り心配はなさそうですが。あと4T+3Tは「コンビネーション3Tにした方が…」というファンのツイートやらに応えて取り入れたっぽい。ならFSのコンビネーション権(3回)もちゃんと使い切ってくださいよ…ゲフンゲフン。
男子はこれで終了。鍵山優真選手だけでも見てね。NHK特設サイトもあるよ。なんかURL載ってくれないけど…。
FSは予告通り、女子は13:50からBSで、男子は19:30から地上波で見れます。もちろんNHK。
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