いつだったのか忘れたが、ころくさんと郷土料理の話をした。(配信だったかも?)
その時に福島県の三五八漬けの話になった。
おじいちゃんは名前だけ聞くとピンと来なかったが、パッケージを見てわかった。
これ、おじいちゃんが大好きな十全ナスの漬物じゃん!!!!!!
いつも母親が作るので名前まで知らなかった。
そうか、お前は三五八漬けって言うんだね。
というわけでおじいちゃんが三五八漬けを漬けてるだけの話です。
1.十全ナス
十全ナスの話をしよう。
読み方は「じゅうぜんなす」
新潟を代表する漬物に特化したナスだ。
小さくころんとした見た目の巾着型をしており、皮は濃紺で薄く、しまった肉質ながらやわらかく、ほのかな甘さが特徴だ。
「にいがた十全なす」より
新潟はナスをめちゃくちゃ食べる。
作付面積は全国2位。
しかし収穫量と出荷量の割合は50%を切っている。
なにが言いたいかというと、新潟県民は全部自分たちで食べている!!!!ということ。
枝豆もそうなのだが、新潟県民は自分たちで作ったものを自分たちで食べてるのであまり出荷されない作物がままある。
ナスもその一つだ。
ナスの生産量第1位の高知県では、収穫量と出荷量の割合が95%ほどなのを見ると良くわかる。
新潟県民は外に出さない。おいしいものは全部自分たちで食べる。
おじいちゃんはすぐフォロワーに「旅行するんですか?!新潟いかがですか?!」と新潟旅行に誘う妖怪をしているが、その理由のひとつがこれである。
新潟にはおいしいものがたくさんあるのに県外に出さないから!
みんなに新潟のおいしいものを食べてほしいけど、県外に出ないから新潟に来てもらうしかないから!
2.三五八漬け
スーパーの漬物コーナーでよく見るこいつ。
こいつがおじいちゃんの大好物の十全ナスの漬物を生みだしてくれていたんだね。感謝。
裏を見ると製造者は福島県郡山市の株式会社宝来屋本店と書いてある。
やっぱり福島だったんだ~~~!!ころくさん教えてくれてありがとう。
新潟と福島って意外と交流あるよね。
三五八漬けとは
升で塩3:蒸米5:糀8の割合の糀漬床のこと。
ここに水を混ぜて漬け床を作る。
そこに野菜を漬けて一晩(8~12時間)で完成!
3.作ってみるよ
まずは十全ナスを用意します。
黒くてつやつやしてまんまるでおいしそう~。
十全ナスは小さければ小さいほどおいしいと思っているのでこれは少し大きめ。
丸洗いしてヘタを切り落とす。
上部に切り込みを入れて、切り込みに親指をいれてひねるように割く。
こうすると包丁で切るよりも口当たりが良くなる。
ジッパー袋の中で漬け床とナスを合わせて空気を抜く。
そのまま冷蔵で食べ頃まで漬けていくよ!
4.実食
おいしい~~~~!!!
柔らかい皮、肉厚だけど甘みとうまみがあって一口噛むと水分が溢れてくる!!!
大好きな十全ナスの三五八漬けのおいしさだ~~~~!!!
一人暮らしをしてからは食べてなかったので感動はひとしお……。
よく漬かっている方が好きだから二晩漬けたけど大正解。もっとしっかり漬かっていてもいいから明日以降も楽しみだ。
5.おわり
一人暮らしをしてからずっと食べれていなかった十全ナスの三五八漬け。
とてもおいしかった。
まだ3日分くらいはあるので幸せが続きそう……。
日本にはいろんな漬物があるね。
福島と新潟で愛される三五八漬け、機会があれば食べてみてほしい。
新潟旅行に来てね!!!!!!
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