東洋医学オタクの「ケツバトラー」から学ぶ陰陽解説

ある日いつものようにTwitterを眺めているとケツバトラーの最新話が流れてきた。
読んでみるとどうだ、陰陽論が出てきたではないか!
しかも、陰陽太極図に似せた決気陰陽図なるものまで出てきた!
おもしろ~い!
これは東洋医学オタクの陰陽論解説をしていこう!

ケツバトラー公式アカウントのツイート↓

https://x.com/KetsuBattler/status/1925359170632691984
https://x.com/KetsuBattler/status/1925509825464869155

1.ケツバトラーとは

ケツバトラーとは面白法人カヤック × コロコロコミックが送るNintendo Switchで2024年12月12日発売されたローカル2人対戦専用ゲームである。

最大の特徴はJoyConを手に持たずズボンに挟み、尻の動きでキャラクターを操作する点だろう。お尻を振ることで武器を振り回し、パワーを溜めてお尻を突き出すと必殺技が発動するようになっており、相手の頭に攻撃をヒットさせればラウンド先取、3本先取で勝利となる。

いかに上手くお尻を使って相手を倒せるかが重要である。当然ゲーム画面も剣を尻で挟んで戦うというもはやふざけてるのか真面目にやってるのかすらわからないシュールな空間であるが、急所である頭が後方に位置するため狙って当てようとすると案外難しい。

作者は高出なおたか。バトル少年漫画であるが、上記の概要のようにシリアスな笑いの内容となっている。

ピクシブ百科事典より

読めばわかるので無料分を読もう。面白いぞ。

2.問題の第12話

決気刀の材料になる決命石……その石に刺さった決気刀を抜くという修行をする主人公の話だ。
力尽くでは決気刀は抜けない……そこに助言を受ける「なぜ尻は2つに分かれている?」と。
決気刀の力を引き出す‘‘決気‘‘という力。その決気には2種類あるとゴリラは教えてくれる。

そう、陰陽だ!!!!!!!

陰:収決気→決気を吸収する力
陽:出決気→決気を放つ力

おお~~~!!これは陰陽論だ!!
そして、これを聞いた主人公は一言「お尻と同じだ……!」
つまり、陰陽はお尻ということ?!?!??!

衝撃の真実を知ってしまった。東洋医学オタクになって早数年……陰陽はお尻、お尻は陰陽。世界はお尻だったのだ……!

ケツバトラー12話

3.陰陽とは

そもそも陰陽とはなんぞや。
東洋医学オタクでもなければ陰陽と聞いたことはあっても一体何なのか知らない人がほとんどだと思う。

陰陽とは:宇宙の万物は全て陰陽の二元に分類されるという考え

陰陽とは絶対的なものではなく、相対的な考え方だ。

男女を陰陽で分ければ、男は陽で女は陰だ。
でもその陽である男の背中は陽で腹部は陰だ。
そして、陽である背中でも、上部は陽で下部は陰だ。

このように陰陽とは、2つを比べた時に陰陽に分けることをいう。陽である男の体の中にも陰陽は存在しているのだ。そう、お尻が2つに分かれているように。

4.陰陽論から見る収決気と出決気

収決気:作用は決気を吸収する力。
出決気:作用は決気を放つ力。

ケツバトラーと同じように東洋医学にも似たような用語がある。

宣発(せんぱつ) :濁気を排出する→呼気
粛降(しゅくこう):清気を吸入する→排気
つまり呼吸のことだ。
息を吸うことを宣発、息を吐くことを粛降という。
同じだ……呼吸とはお尻のことだったのかもしれない!!!

5.体内にある2つのもの

お尻は2つにわかれている。
そして陰陽にわけられる力を持っている。
実は体内にも陰陽にわけられる臓器があるのだ!

腎臓だ

腎臓が2つあることは当たり前にみんなが知っていると思う。
でもなぜ腎臓が2つあるのかは知られていない。
陰と陽で役割がそれぞれ違うから2つあるのだ。(さすがに言い過ぎ)
しかし、東洋医学では左腎と右腎の役割が違うのも事実。

左腎:精や津液を貯蔵する
右腎:命門の火
精も津液も陰といえる物質だ。それを貯蔵しているので、左腎は陰だといえよう。
命門の火は火なので陽といえる物質だ。なので右腎は陽だといえよう。
……お尻と同じじゃないか!!
お尻が2つにわかれている理由は、陰陽の決気だ。
腎臓が2つにわかれているのは陰陽の役割の違いだ。
これはもう、お尻は腎臓で、腎臓はお尻ということになるのではないだろうか!!!

6.おわり

今回のケツバトラー12話で衝撃が走った私の気持ちがわかっただろうか。
東洋医学オタクがあの1コマを見ただけでこれだけの知識が脳裏をかけめぐった。
凄まじい衝撃だった。
身体にはお尻と同じものがたくさんある。
呼吸はお尻だったのだ。
腎臓はお尻だったのだ。

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