どうも、タカシ魚肉です。
この度は、軽率なツイートをしたため「天使になるもんっ！」という90年代アニメを見る事になったため、感想を記事にします。
全26話のため、まだ半分残っているわけですが、この視聴途中な状態でしか書けない的外れな考察やら感想を書くには今しかないということで筆を取ったわけなので、全話視聴済みの人は的外れ感を楽しんでいただければと思っている。
今回はあくまで感想なのでネタバレありなので未視聴の人は注意してほしい。
なぜ視聴することになったのか
ある日、ここの管理人のころく＝サン（以降鳩と呼ぶ）が「天使になるもんっ！を見てくれるならばコチラも同じ話数のアニメまでなら見る」という危険極まりないツイートをしていたのを見て、危険が大好きなオレは「26話か・・・初代ガンダムは4クールだから劇場版？でも俺はテレビ版しか見てないしな・・・」と悩んでいたところの候補の一つに
「26話なら少年ハリウッドが丁度いいか・・・」
などとぼんやりツイートしたところ・・・
鳩は既に少年ハリウッドの視聴を開始していた！
「俺はまだやるって言ってないんだけど！！」という言葉も虚しく気づけば14話くらいまで視聴していた。
俺も少年ハリウッドの感想をおいしく吸ってしまったため「流石に見ないとマズいか・・・」という事になり、Dアニメストアから視聴開始することになったわけです。
この手の行為（俺は「アニメ不平等貿易」と呼んでいる）は相手がハマならかった時の気まずさや、視聴リタイアした時の苦しさなど、最悪絶縁もあり得るレベルの危険さなので、やる時は最新の注意を払ってやりましょう。
事前知識
視聴前の天使になるもんっ！というアニメの知識については、鳩が激ハマリしていた割に「なんかBLがある」程度しかTLからは伝わってこなかったため、主人公は誰なのか？ヒロインはちょっとだけわかったが性格は謎、そもそもどんなストーリーなのかもさっぱりわからないというCV石田彰と森久保祥太郎BLがある以外の知識ゼロの状態でのスタートとなった。
1話を視聴して・・・
知識ゼロからの1話視聴の感想
疲れた・・・
まず主人公が何故か道端で全裸の女の子を拾ったら何故か婿認定され、何故か転校生として学校にやってきて、何故か家が向こうの家族に魔改造されて乗っ取られるという侵略者ディオでもここまでやらないレベルの生活への侵略を1話のAパートで行ってくるわけで、スタートダッシュでさっそく振り落とされてしまった。
そしてBパートでは何故かヒロインの誘拐を目論む謎の男が巨大ロボを差し向けてくるので撃退するという「え！？ロボットモノだったのこの作品！？？」と困惑を強化することに。
なんやかんや撃退したら謎のイケメンがよくわからないポエムを読んでヒロインが自分の部屋に潜り込んできて終了・・・
内容を咀嚼するだけで俺はいっぱいいっぱいになってしまった。でもヒロインのノエルチャンは5歳児の姪みたいな気持ちで見ればカワイイネ❤
2話以降
1話では要素が多すぎて混乱したが、続けて視聴すると・・・
①ノエルチャンが天使になるべく奇行を行う
②ミルルちゃんが裏でノエルチャン誘拐作戦の準備をする
③ディスペルが今回のテーマについて解説
④誘拐作戦実行＆失敗
⑤悔しがるディスペル
⑥謎のポエム
⑦エピローグ
という流れがあるため、慣れてしまえば水戸黄門や特攻野郎Aチームみたいな気持ちで見られることがわかった。
しかしそんな水戸黄門イズムな作品の中に、後述の異物が混じってくることになるが・・・
天使になるもんっ！についての感想とか
この作品における「天使」について、ノエルチャンは「ゆうすけの天使になる」という目標を持っているわけだが、ゆうすけが「天使みたいな人」と称したのはスズハラさんである。
だが、スズハラさんはノエルチャンが目指す天使像とは程遠い憤怒の化身であるし、今後色々出てくる実際の天使たちの実態も、ノエルチャンが目指すべき天使像とは乖離していく気がするので、「天使になるとはどういうことか」というのが作品において重要なテーマになりそう。
そしてノエルチャンは元気いっぱい5歳児マインドの大型犬タイプでカワイイネ❤というキャラではあるが、同時に圧倒的な優しさを持ち合わせていて、ゆうすけの幸せのためなら自分は身を引くというムーブを何度も行っているので、「これもう曇る事が前提のやつじゃん！」と叫んでしまった。
そのうち曇るノエルチャンがお出しされると思うと興奮・・・じゃなくて心配になりますが、心を強く持って視聴しようと思います。
実際、誰がノエルチャンの天使になるのか（But who will watch the watchmen?）という重大な問題を抱えているので、ゆうすけ・・・視聴者の≪想い≫がわかっているよな？？
実際この作品は全然先が読めないので（シルキーちゃんがキルバーンみたいな事するとは思ってなかった）、ノエルチャンの天使修行の行く末がどうなるか、俺は震えて待つしかないのである。
天使になるもんっ！における≪異物≫
基本的にハチャメチャで愉快な家族と、ハチャメチャで愉快でノリツッコミもできる敵達がハチャメチャなストーリーを繰り広げる天使になるもんっ！であるが、この作品には≪異物≫が混入している。
そう・・・
スズハラさんだ。
敵味方含めてドタバタしている中で一人だけ出る作品を間違えているグラヴィティ≪重さ≫を発揮している。
「兄が死んだ事を受け入れられずに周りに怒りをぶつけながら自壊していく」という明らかに一人だけ軸の違う話をしている。
「私はあの時ずっと飛びたかった・・・」という独白は「天使になるもんっ！」ではなく「仏になりたかった・・・」という作品の発言じゃないだろうか？
そんな作品を間違えているスズハラさんは主人公のゆうすけにも当然怒りをぶつけてくる。それ自体はまぁラッキースケベの被害者なので当然なのだが、なぜかノエルチャンにまでアタリがキツいので、これはもう怒りの化身スズハラさんである。
ツンデレというのは当時ではあまり一般的ではなかったが、スズハラさんについてはツンオンリーである。
さらにスズハラさんには既に彼氏がいるため、もはやヒロインレースに参加すらしていないのである。
この時点でもう令和の環境では生きていけないくらい尖ったキャラなので「これは実に貴重なサンプルですぞぉ！」と、俺の心に潜むマッド博士がテンション上がってしまったが、そもそも当時の環境でも生き残れていたのかは謎である。
それから彼氏に抱きしめられてビックリして逃亡しつつ、後日電話で「ほかに好きな人が出来たのね・・・？」と謝罪するはずが見当違いの発言をしてしまい彼氏も困惑。
結局「彼氏に兄の姿を重ねようとしているだけ」という特大地雷ムーブであることを披露してしまい、このスゴイ・シツレイな行為には流石に彼氏の心も折れたようだ。
そんな彼氏にゆうすけは「ナツミちゃん（スズハラさん）を救ってやってくれ」とただのクラスメイトでしかない男のキラーパスをかましてくる。処理できなくなった地雷をこっちに投げるな。
ちなみ俺はこの彼氏のことを黒幕と呼んでいた（あまりにも孤児院の地下で子供を悪事に使っていそうな見た目だったため）
そんな感じで特大地雷ムーブをかましつつ、今更ゆうすけにデレることも不可能な八方塞がりのスズハラさん、もはや残された道は悪落ちしてエロい恰好してノエルチャン誘拐作戦に参加するしかない。
と思っていたところでまさかの幼女化！
これには「そ・・・そうきたかぁ～～！」と唸らされるストーリーテリングであった。
なんやかんやあって兄の死を受け入れて晴れてゆうすけにデレるフラグを立ててヒロインレースに参加する準備が整ったっぽい空気が13話で流れていたが、ここから逆転は無理では？？
とはいえ天使になるもんっ！は先が読めないので何が起こるかわからないので期待しよう。
そして元凶の死んだお兄ちゃんは「ラファエル」と名乗る天使になって復活し、ポエム担当と早速イチャイチャし始めていた。
お前のせいでスズハラさんは憤怒の化身になったんだぞ！とオレからの第一印象がとても悪いラファエル、スズハラ家はそういう血筋なのかもしれない。
ポエム担当ことミカエルはおそらく前世でシンジくんを誑かした罪でラファエルに❤こんな扱い❤をさせられているのだろう。強く生きてほしい。
最後に
BL目当てに見ると最初の方で脱落しそうだよね！
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