ルゴリ衆道士の、両手の人さし指をせわしく交差させ、
打ち付けている姿が脳裏に浮かぶ。
これは危険信号だった。
この指の動きでルゴリ衆道士は、
「おまえはシコい子だ。」と興奮しているのだ。
そして次には、きっと高速ふぁぼが飛ぶ。
ルゴリ衆道士のTL巡回は早かった。
-狒上ごりし著 「悪趣」より抜粋
突然だが、みなさんは動画を作ったことがあるだろうか?私はこれまで、情緒が破壊されたときにTwitterに上げる用のカオス動画や、ノリで字幕動画を作成してきた。下に作成した動画をいくつか載せておきますので見てもらえたらとてつもなく嬉しい。
さて、ここで問題。これらの動画を作成するのに一体どれくらいの時間を要しているのかご存じだろうか?いずれも1分前後から長くても2分の動画である。15分?30分?答えは…
_人人人人人人人_
> 4 時 間 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
驚いただろうか?そう、たった1、2分の動画でもこれだけの時間がかかる。今回はこれらの動画作成の方法、使っているアプリなど紹介していこうと思う。
構成
まず、動画の大まかな流れを考えていく。とはいっても大体は情緒が破壊されてるのでもうめちゃくちゃである。
とりあえず起承転結を考えていくが、私の場合は起承転の部分が
という形で作ることが多いのでオチをどうするかだけを中心に考える。これが嘘字幕シリーズであれば基本の型があるので、字幕の下書きをする。大体5~10分くらいでなんとなく決めていく。
私はオチを考えるのが苦手でいつもここで頭を悩ませててなかなか進まないことが多い。作っている最中にオチだけ変更することもしばしばある。
でも困ったら最悪、ニコニコ本社を爆破させればいいです。
爆発オチなんて最低だ!!
素材集め
ここが一番時間がかかる作業である。ある程度作っていると素材は集まっているのでこの時間が少し減らせるようになってくるが、流行りのネットミームなどを使うこともあるのでダウンロードしたり必要に応じて、ゲームのスクショや録画をする。大体1.5~2時間はかかるが
素材が無い場合は作ります。
例えばこの画像。
この画像だけで
①ゲーム内スクショを撮る
②スクショから下のセリフ部分をモザイク加工で消す
③待った!の画像を貼る
という手順を踏んでいます。ここにさらに
④待ったの音声を入れることで(注意!音が出ます)
こうなる。この素材だけで製作時間が10分くらいかかっている。
YouTubeの動画のダウンロード方法が分からなかった頃、
動画を再生→画面録画→トリミングや音声のみデータ変換
というかなり力技で素材を作っていた。知識やツールがなくても人は何とかなるもので最後は気合がものをいう。また私はスマホで動画を作っているが、こういった素材であっという間に容量を食われる。先日スマホを機種変更したが、ある程度消したのに15GB位は素材や作った動画のデータがあった。クソコラも作りすぎなんだよ…
編集
一番気が狂うところである。手順はいたってシンプルで
と簡単だが、これを繰り返し繰り返し行う。
特に画像や動画をつなぎ合わせる時や音入れの時にテンポよくなるまで何回も何回も再生しながら修正をしていく。1~2分の動画だが、30、40回は見ていると思う。特に効果音の音ズレや字幕がずれたり被ったりしないかは念入りにチェックをするようにしている。小さな修正可能なズレであればまだいいが、大幅な修正がみつかった時にはもう絶望しかない。
編集中、何回も見ていると本当に面白いのかと疑心暗鬼になるが1時間を超えるあたりで虚無に突入する。ざっくり1~1.5時間かかる。
オススメアプリ
次に動画編集に使っているアプリを紹介しようと思う。スマホで動画を作成している関係上スマホアプリに限定しての紹介になってしまうの点についてはご了承願いたい。今回は大きく分けて
・動画全体を編集作成するためのアプリ
・動画に使う素材を作るためのアプリ
の2つの分野に分けて紹介を行っていく。
変換アプリである。動画から音声だけ素材で抜いたり、曲の一部を切り取って使う際に利用している。また、動画を圧縮したり速度をいじれたりもする。音声素材はだいたいここでいじったファイルに名前を付けさせてくれるのでファイル名がNC114541…ってなんだっけ?という事故が起こりにくい点はとても助かっている。
ポイント
さて、動画に限らず創作をしていると厄介なのがモチベーションである。
同人誌などは締め切りというデッドラインがあるのでそれまでにやらねばとなるが個人が趣味で作るとなるとまあ飽きてしまう。
そこで効果的なのが強制的に期日を切ることである。
私の場合、冒頭でエルシャダイPVを差し込むことでルシフェルが
「 話をしよう、あれはつい昨日の出来事だが 」
と言ってしまうので強制的に次の日までに完成させないといけなくなる。私はこのせいで睡眠時間を犠牲に次の日には完成させることができている。
まとめ
いかがだっただろうか?たしかに編集や素材集めなどは大変だが作るのは楽しいし謎の達成感があるのでオススメである。「面白かったよ」とかでなくても「草」と言われるだけでもとても励みになる。
また、もし「YouTuberになりたい!」とか「動画編集をしたい」というお子さんがいる場合はこの記事をぜひ見せてオススメしたアプリで実際に動画を作らせてみてほしい。頭ごなしに否定するのではなく現実を知ってもらおう。想像以上に地道で細かい作業が多いので逃げ出すケースが多い。それでも作り続けるのであれば、おめでとう、その子は生粋の動画編集者だ。温かく見守ってほしい。
この記事が「動画編集をしてみたいな」「なんか動画つくりたい」けどどうしていいか分からない人の助けになったら幸いである。
最後に…
みんな買おう!
腐女子大学過去問!!!
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