4月1日
それは新たな出会いの日
だが、出会いの裏には別れがある
これはある突然の別れの話・・・
財布を失くした話
どうも、タカシ魚肉です。
まず最初に、今回の件でご支援や助言などくれた皆様ありがとうございます。
おかげでナントカこの難局を乗り越えられました。
今回のお話はタイトルからもわかる通り≪恥≫を晒すような内容になっています。
恥晒しになるのはイヤだけど、みんなの注意喚起になればと思い、筆を取ることにしました。
「人の為に恥をかけるオトコってカッコイイわ💗」と思われることで、自分のドジっぷりをなんかウヤムヤにしようという打算も含まれています。
財布を失くした経緯
4月1日
いつものように眠い目をこすりながら会社に向かうべく駅に向かっていると・・・
「あ・・・Suica忘れた・・・」
今から取りに帰ったら遅刻確定だし、仕方ないので電車代払って職場に向かうしかない。
今日はろくでもない一日になる気がする・・・などと思いながら会社に向かった。
そう・・・その予感は・・・当たっていたのだ!
昼休み
普段はSuicaで昼飯代を払っているのだが、この日はSuicaを忘れてしまっていたので財布を尻ポケットに入れて昼飯に出かけた。
財布を尻ポケットに入れて昼飯に出かけた。
財布を尻ポケットに入れて昼飯に出かけた。
昼飯から戻り、仕事を再開する。
この辺の記憶はよく覚えていない。
16時ごろ・・・
なんとなく財布の行方が気になって、普段財布を入れてる鞄の中をまさぐる・・・
無い・・・
手に財布の感覚が伝わってこない・・・
おそらく10分くらい鞄の周りなど探したが無い・・・
背筋が凍り視界は回る。
そう・・・よりにもよってSuicaを家に忘れてしまっている
スマホは持っているがセキュリティ的な心情でスマホでお金を払う方法を実装していなかった。
つまり・・・
現在・・・残金0円!!!!!
職場からは到底徒歩で帰れる距離ではない。しかも急激な気温の低下に雨まで降っている。
定期はSuicaに組み込んでいるため使えない・・・
残る手段は・・・・・・
「お゛金゛を゛貸゛し゛でぐだざい゛っ!!!!!!!」
借金生活の始まり
屈辱・・・
屈辱である・・・
俺は異常独身男性だし金のかかる趣味も持っていないため、借金とは無縁の生活をしていた・・・
それが・・・
それが・・・・・・
こんなことで・・・・・・・
借金
借金を・・・
焼かれるような辛さ悔しさ侘しさ情けなさを胸に「1000円」の借金を・・・
これを借りなければ・・・帰宅すら出来ない・・・
こうして俺の借金生活が始まった。
帰宅中はひたすらクレジットカード等を停止させるべくスマホで検索をするのだが、メンタルに余裕がないため文字の理解に時間がかかるという辛い状況。
そして帰宅後にメインバンクのカードを停止させるべく電話をするのだが・・・
担当部署にお繋ぎしています、しばらくお待ちください・・・(なんかリラクゼーションBGM)
担当部署にお繋ぎしています、しばらくお待ちください・・・(なんかリラクゼーションBGM)
担当部署にお繋ぎしています、しばらくお待ちください・・・(なんかリラクゼーションBGM)
繋がらない・・・
1時間くらいずっと繋がらない・・・
サイトでは至急電話してカードを止めろと書いてあるのに・・・
銀行側も、定時後に電話対応させる人員が足りないのだろう・・・
人手不足、低賃金、社内不倫
様々な労働環境問題について思いを馳せる瞬間であった。
とりあえずサイトを調べてクレカ停止用の情報を入力した。
その後、仕方ないので家賃振り込み用のサブバンクのカードの停止のために、そっちに電話をかける。
担当部署にお繋ぎしています、しばらくお待ちください・・・(なんかリラクゼーションBGM)
担当部署にお繋ぎしています、しばらくお待ちください・・・(なんかリラクゼーションBGM)
担当部署にお繋ぎしています、し・・・「お待たせいたしました、担当の〇〇です」
繋がった!!!!
この幸運に感謝しつつ、停止処理を行ってもらう。
新しいカードは1週間程度で届くとの事。
つまり1週間SUICAの残高で生き延びねばならないということになる。
出来なければ最悪親に頭下げて金を借りるしかない。
最悪の事態は回避したが以前危機的状況なのは変わらない。
とにかく生き延びねば・・・
さらに「ヨ〇バシ」のカードもクレカ機能付きのヤツなので停止しなければならない事に気づき、とりあえずサイトで停止処理を行うが・・・
「停止処理を行うにはカード番号を入力して下さい」
アホ死ね!(朝青龍)
電話もしたが繋がらない・・・
もう諸々諦めて寝る事に。
空腹(この日は余ったシリアルしか食わなかった)、自責、不安などでなかなか寝付けなかったが、どんな時でも明日は来てしまうもの。
翌日
いつも通り仕事に行くも、もはや心ここにあらず。
なんかもう座ってるだけでは?くらいの仕事状態だった。
昼休み中、ふとメインバングのクレカがちゃんと停止されているか気になってアマゾンで買い物を試してみたところ
決済が通ってしまった。
マズい・・・あれは詐欺サイトだったのか・・・?
確かにクレカを失くしたメンタルの人間など、詐欺師からすればいいカモである。
これはマズいと思い、メインバンクの担当部署に電話したところ・・・
「お待たせいたしました、担当の□□です」
繋がった!!
どうやら夜は繋がらないシステムらしい。
緊急性はどうした?
どうあれ繋がったので、まずクレカが停止されてるか聞いたところ
「停止処理されてないですねー」
マジか・・・
自分の愚かさを呪いつつ停止処理を行ってもらう。
再発行については直接銀行に行く必要があるようだ。
だが一つ大きな問題があった。
財布を失くしたということが身分証明書をあらかた失くしたという事。
俺が俺である証明が出来なくなっているのだ。
つまり運転免許証の再発行が必要となる。
しかし運転免許証を発行するための自己証明の手段がない。
どうすればいい・・・?
とりえあずギリギリ手に入りそうな住民票を発行することにした。
昼休み中、フォロワーから色々と財布失くした時の知恵を貰った。
俺の恥がインターネットに拡散される事と引き換えにだが・・・
遺失物届けは出した方がよいとの事なので、会社帰りに近くの交番へ出頭。
マッポの世話になるのは地元で歩いていたら不審者として持ち物検査された時以来である。
必要書類を見本を参考に書いたが、見本に書かれていた内容が「スマホ、財布、社員証が入ったカバンを失くした」というものだったので恐怖のあまり手が止まってしまった。
財布だけでもここまで大変なのにさらに悲惨な状況が・・・?
ちなみに落とし物についてはサイトでも調べられるので、探し物がある人は検索してみよう
財布が見つかったら警察から連絡がくるという話だったが、7月になった現在でも連絡はない。
俺は一度も落とし物が帰ってきた経験がないため、ジョジョを愛読している立場でありながら人間賛歌を信じられない側になってしまった。
ニンゲン・・・ウミヲヨゴス・・・オロカ・・・
ちなみにこの日、ニンテンドーダイレクトでswitch2の値段発表があり5万円以下だったこともあり、ネットにいるオタク達は「安い!」「実際安い!」「実質タダ!」と大絶賛していたが、
「俺は1000円すら払えないのに・・・」と盛大に病んでいた。
貧乏は精神に悪いのだ。
住民票の発行
翌日はテレワークだったため、休憩の時間を利用して、急いで市役所へ向かった。
自己証明の為に以前発行した住民票、年金手帳、社員証があったのでそれを持っていく。
が、それだけでは足りなかったらしく、幾つかの質問される
「本籍地はどちらになりますか・・・?」
マズい・・・
本籍地は父方の実家なので、流石に番地までは覚えてない・・・
答えられなかったので、このままでは警備員を呼ばれて別室で拷問されてしまう・・・?
「では、前に住んでいた住所は?」
これは覚えていた。結構長い事住んでいたし、たまにアマゾンで買ったものを送ることもあるので
「干支は何ですか?」
これをミスったらマジで警備員呼ばれそうだが普通に答える(ここで答えを書いたら俺の年齢がバレる)
「では住民票を発行します」
一時はどうなるかと思ったが住民票を発行してもらった。これさえあれば運転免許証の再発行手続きもできるはず。その後は銀行でカードの再発行だ。なんだかRPGのお使いじみているな。
・・・
ふと気づくと花金。
人からの助けもありギリギリ生き延びているが、この日は仕事後に用事があった。
さっさと仕事を終えて用事に行こうとしたところで事件が。
隣の人から声をかけられたのだが・・・
「ちょっと言いにくいんですけど・・・」
はて?何だろうか?
「お金、返してもらってもいいですか?」
借金の催促
「ごべんだざいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!まだお金がないんですうううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!来週にはかだらずがえぢばずがらああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
屈辱
屈辱である
借金生活とは無縁だった俺が・・・
借金催促されて・・・
1000円すらも払えずッ!!!!
懇願!!!!
借金取り相手にッ!!!!
まるでクズ!!!!!!!
俺は払う気はあるのにッ!!!!!
なんで!!!なんでこんな目に!!!!!!
金を貸した人が借りた人に恨まれる理由を魂で理解した・・・
出来れば理解したくなかった・・・
借金取り(金借りた相手を借金取り扱いするクズ)は俺の迫真の謝罪に「いや・・・だいじょうぶです・・・」とドン引きしながら許してもらった。
俺が鬼になって首を斬られたら回想されるであろうくらいの悲しいエピソードを終え、俺は用事に行く・・・。
行先には・・・俺のフォロワー・・・つまりリア友・・・
そう・・・金を貸してもらうのだ。
遡るのは財布を失くした日・・・
なんと「お金貸そうか?」という提案をしてくれたのだ。
だがオレは出来れば自分でナントカしたかったが、口座の金を使える状態にするのにことごとく失敗していた・・・
色々天秤にかけた結果「貸゛じでぐだざい!!」となったわけだ。
そこで俺はビック感謝をしつつ1万5000円ほど現ナマを借りる。
現ナマ・・・とても頼もしい・・・これで当面はしのげそうだ・・・
真っ先に買ったのは財布。
ずっと小銭をスーツのポケットに入れるのは精神に悪かった。
なんだか競馬場にいる人みたいな気持ちだった・・・
そして借りた金でチャーハンの大盛を食う。
なんかもう財布を失くしてからずっとひもじい生活(昼抜きで夜カップ麺)していたため、久々のカロリーに涙する。
この瞬間、俺はもちづきさんだった。
土日
休日だが金もないので引きこもる。
引きこもりが苦にならない性格でよかった。
そんな中支援物資が届く。
財布を失くして二日目くらいに「グヘヘ・・・欲しいものリストを晒したら支援してやるよ」という同人誌のような提案を出されたのだが「拙者はふぉろわぁの施しは受けぬ・・・」という侍の如きスタンスを貫いていた。
で、ネタ用に作っていた欲しいものリストを公開したところ、誤って「公開可能」のリンクを貼ってしまったため、めでたく支援物資が届いてしまったというわけだ。
ころく=サン(鳩!)
かさいじ=サン(トイレ)
ゴリラ=サン(ゴリラ)
この場を借りて「ありがとう!」とお礼を言います(結構助かった)
月曜日
平日ではあるが貴重な有給を使い免許センターへ。
バスに乗って東陽町の免許センターに行き、再発行用窓口に向かうがほどほどに並んでいる。
しばらく並んでいると前のおっちゃんが免許証を失くした事情を話しているようだった。
「尻ポケットに財布入れてたら失くしちまったんだよ!」
おっちゃん・・・あんたもやったのか・・・『ポケットの中の戦争』を・・・
この頃ボクは思い出す
初めて財布を失くした日の事を
止められなかった、クレカの事を
最悪のアルとバーニィになった所で、俺も再発行手続きに。
先日発行した住民票に、念のため持ってきた写真付き社員証。
どうやらデータベースに免許証のデータが登録されていたらしくスムーズに処理が終わり、免許証の再発行を済ませた。
3200円ほどかかったので「だがぢのぎぢょう゛なおがね゛ざんがあああああああ!!!!!!」と心の中で慟哭した。
免許も発行したので、ついでに銀行へ寄ってカードの再発行手続きに。
「印鑑はお持ちですかー?」
・・・・・・・・・忘れた
あああああああ!忘れたああああああああ!!!!!!!!!
仕方ないので帰宅・・・する前にヨドバ〇に寄ってカード再発行手続きに。
「・・・店舗だとムリなのでこのチラシに書かれてる電話番号に電話して下さい」
むぅ・・・店舗で発行は出来るのに再発行は出来ないというのはどういうことなのか・・・と思いつつ帰宅後に電話してみる。
こちらの窓口では再発行は扱っておりません。
アホ死ね!(二回目)
とりあえずこないだ繋がらなかった電話にかけてみたところ今回は繋がったので解約手続きをした。
その後、地元の銀行に印鑑を持って行くも閉店していたため、心が折れてしまった。
「行くか・・・スーパー銭湯に・・・」
折れた心と身体を癒すためにスーパー銭湯へ。
借金して入るサウナは整うか?
とても整ったよ!!!
カード
で、帰宅後、なにやら郵便受けに紙が・・・
サブバンクのカード!!!!!!!
俺の生命線!!!!!!!!
とりあえず再配達を翌日の夜に設定してナントカ受け取った。
ついにカードが手に入ったが一つ不安が・・・
暗証番号合ってるかな・・・?
そう、サブバンクは家賃支払い用なので引き出しをした事がなかったのだ。
とりあえずATMで朧気に浮かんだ暗証番号を打ち込んでみた・・・
ATMから金が出てきた!!!
金!!!!2万円!!!!!!金!!!!!!!うほほ!!!!!!!金金!!!!!!!!!!!!!
この瞬間俺は金の亡者になった・・・
ここからは借金を返してメインバンクもなんとか開通させて(ここから2週間かかった)日常を取り戻したのだった。
伝えたい事
①財布を尻ポケットに入れるな!
②いざという時のために家に10万円くらい現金を隠しておけ
③家に自己証明書を何か残しておけ。パスポートや期限切れの免許などがオススメ
④財布に尻ポケットをマジで入れるな
⑤おお尻に財布を入れるな高校
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