[羽生結弦]REALIVE ~an ICE STORY project~ 感想+仙台グルメ食レポ

 

こんころです。

羽生結弦さんのショーが二回連続で当たるという凄まじい豪運に恵まれたため、1ヶ月ぶり2度目の仙台遠征を敢行。

行きの電車ではこれ+鰻重を食べました。駅弁おにぎりは前回も違う種類のものを食べました(すき焼きのみ続投)が、やはり最強はすき焼きおにぎりかなと感じます。海苔面積が広く、かつ中身もわかりやすくて美味しいので。

仙台に着いたら、早速会場へ。なお、仙台駅みどりの窓口前には何もありませんでした(後述)。

今回は中心からはややズレたものの、それでも十二分に良さげな席をゲット。近い席もそれはそれで素晴らしいですが、高い方が全体像を捉えやすくて良い時もあり、甲乙つけ難い。

 

第一部

第一部は「MEGAROVANIA」「Mass destruction」「Otonal」「鶏と蛇と豚」「あの夏へ」「UtaiⅣ(+SEIMEI)」の6(7)演目。合間合間にICE STORY恒例のナレーションが挟まります。

今回は題材が羽生結弦さんそのものということで、選手時代の回想が入ったり、過去のICE STORYに準えた観客への語りかけが入ったりしました。チケット争奪戦ネタもあったり。

REALIVE制作秘話みたいなパートもここで挿入。「おかえり」って言ってたのが4回転のことっぽい。充電期間中は氷に乗っていなかった時間もあるとのことで、今はまだフィギュアスケートの技術を取り戻している最中なのかもしれません。(第一部の最高難度ジャンプは3A)

演出も面白く、プログラムの再演というテーマをレコードの再生やゲームのギャラリー機能を彷彿とさせる映像で表現。また、合間のパートで流れるBGMには過去に使用した楽曲がMixされてたりもしました。第一部だけでAd○が3回くらいシャウトしてた。

演目自体は過去の再演なわけですが、舞踊表現など細部のパワーアップはもちろん、「MEGAROVANIA」で主要に用いられるスピンをはじめとしたスケートの表現にもより磨きがかかっていました。しかしやはりスピンが突出して好き。個人的お気に入りプログラム「Otonal」もサビ(?)前のスピンがすごく良きなのです…(もちろんサビのステップも大好き)

腕の動きとかが良いなぁと感じたのは「鶏蛇」「Utai」あたり。元々神々しさとか宗教色と親和性の高いスケーターではあるんですが、更に次元が跳ね上がったというか、振り付け一つ一つにより一層神が宿ってきた感があります。

表情も良くて、年齢や性格、種族が行ったり来たりを繰り返す百面相っぷりがすごい。Otonalは(髪型もあってか)現役時代の映像よりずっと老成して見えましたが、それはそれで「今」のOtonalとしてアリ。クールな森の妖精さんが渋カッコいい精霊の長老になったみたいな。

 

第二部

短め(普段40分、今回30分)の休憩を挟んでの第二部。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………ん?

 

えー、ちょっと整理しますね。

第二部開始直後、特に何の演出もなく羽生さんが入場、ヒラヒラ服なので競技プログラムではないな…この服は…白ベースに黒の羽織りもの…Echoesとかにこんなのあったっけ…?なんて思ってたら、演出がスタート。

何も映さないモニターを檻に見立て(Ad○の檻みたいな)、昇降する檻の中から羽生さんが出現。かと思えば戻ったり、檻の下で横たわっている間に檻(モニター)に映像が出てきたり…という時間がしばらく続きます。なんか他にも足音とか演出色々あったんですけど全部は網羅しきれない。二日目で確認しようにも回線も配信側も死んでて無理すぎた。

その間に曲名も登場。題して「PREQUEL Before the white」

ちゃんとした羽生結弦オタクならここで新プログラムだと察せるわけですが、私はICE STORYの使用曲について記憶が曖昧だったりしたため、事ここに至っても「…うーん、Echoesあたりにあったり、したのかなぁ?」なんて思ってました。既視感のある演出もなくはなかったし。

会場内のお写真に映っているモニター、どうやらこの演出のために設置されたものらしい。Notteの時こんなのあったっけ?とは思ったけどそういうことか。

モニターの映像は、羽生さんのミニキャラと謎の小さな立体(「kaku」という名前でした)を主人公として進行。苦しんでいたミニキャラが秋の森?みたいな場所に出たかと思えば、謎の立体と共に水に沈んだり、神社?の階段を上がったりします。

神社のあたりで、羽生さん側の新演出も登場。モニター内から白く細い布がいくつか垂れ下がり、羽生さんがそれを手に取って、伸ばす…というものだったのですが、なんか一回ミスってた。布同士が絡まってました。

羽生さんは何事もなかったかのように演技を続行。白い布の間を飛び回ったかと思えば、やがて布がモニターと一緒に上がってしまい、再び一人での演技に。

そんなこんなで、物語は最後の映像に託されます。映し出されたのは、黒い液体を垂れ流すひび割れた白い球体。羽生さん(ミニキャラ)は球体の中へ、そして液体の中へ落ちていき、気づけば、謎の美術館の前にいた…

というところで、プログラム「PREQUEL(Before the white含め全5曲)」は終了。エンドロール後に、Yuzuru Hanyu ICE STORY 4th『WHITE』」の予告が行われ、公演は終了しました。「PREQUEL」の楽曲は全てオリジナルで、作曲は「国宝」の原摩利彦さんが担当。

 

……………ゑ?

 

てっきり、第二部も羽生結弦ベストセレクションみたいな選曲が行われると信じて疑わなかった私。中盤あたりからなんかおかしいなと思わなくもなかったですが、いや、その、な、何が…?メンバーシップ買ってる人ですら知らない感じの反応でしたが…?

確かに、前半で「ありがとうございました」が出たり、トークタイム入ったり、振り返り映像が出たり…といった異質な要素はありましたが、まさか後半全て完全新作とは思いませんでした。

とはいえ、ガッカリ感とかは全然無いです。そりゃまあ、昔の競技プログラムとか生エストポリスとか破滅様とか見なくてもOKと言ったら嘘になります。正直、ベストセレクションで見たかったプログラムはいくらでもある。

ですが、新作は新作でかなり味わい深いものがありました。言葉をほとんど使わずに、映像と自分、セットだけで表現するという手法は、ある種「フィギュアスケート」の原点に立ち返りつつ、またフィギュアスケートという概念に挑戦しようという気概をも感じるものです。

フィギュアスケートは元々バレエに源流があるわけですが、バレエって基本喋らずに物語を展開しますよね。今回の羽生さんの試みはおそらくこれに近く、自作の物語を、より舞踊や演出に落とし込んでいきたいという思いからきているのでしょう。

一方で、決して言葉を疎かにしているわけではない。羽生さん自身も「執筆」という表現を用いていましたし、メンテナンス期間中に文字に触れる時間があったともインタビューで話しています。

本公演プログラムに4回転がないことや、第一部のナレーションで「羽生結弦は全力を出しているか?」「まだ誰も知らない羽生結弦がいるのかも」みたいな物言いをしていたのも考えると、現在我々が目にしている羽生結弦はまだまだ(4thからすれば)未完成で、完成形は次のICE STORYで見られるという可能性がかなりあります。

それでも敢えて「REALIVE」を開演したのは、進化の過程、道の途中にこそ「生」があると考えたからなんじゃないかと思います。

プログラムをもう一度甦らせたい、再び生きられる機会を与えたいという気持ちも、そういうところから生まれるのかもしれませんね。羽生さんの中では、一作品内で過程も含め人生を完結できるプログラムもあれば、いや、自分はまだ人生のほんのいちひまだまだ生きたいと主張するプログラム、あるいは勝手に生き続けるプログラムもあるのかもしれません。

そして、ICE STORY 4th「Whiteなんちゃら」。白と考えて出てくるものといえば、まっさらな無垢さか、一点の曇りもない完全性。「PREQUEL」で「ひび割れた白い球体から、黒い澱みが漏れ出る」という演出があり、かつ「Whiteなんちゃら」の舞台が「美術館」であることも、このイメージを(私の中で)加速させます。

羽生さんとMIKIKOさんのコメントも鑑みると、「White」は失われた”色”を取り戻す物語になるのかな?と思います。まあ私の解釈や予想は間違ってるパターンが多いので、今回も全然違う可能性の方が高い気もしますが…

それは置いておいて、上記予想を元にするならば、物語は「色の再生」になっていくでしょう。再生。それはまさしく「REALIVE」に通じるテーマでもあり、だからこそ二部に「PREQUEL」を持ってきたのかなと思ったり。

これまで築いてきたものを一度崩して、全てを研ぎ澄まし、組み直した羽生結弦。彼が新たに生み出すストーリーもまた、更に洗練された、それでいて全く新しいものになっているのかもしれません。

次作は全曲(原摩利彦さんの)書き下ろしっぽいですし、羽生さんが試みてきた「ICE STORY」という形態、その究極形に足を踏み入れる段階に来ているのかなと感じます。そう感じられたからこそ、こんなとんでもサプライズもなんだかんだ受け止められました。

何より、これを初日で見られて、体験できてよかったなと思います。2日目だったら100億%ネタバレ踏んでたので。

 

おまけ(食レポなど)

さて、この日の夜はコンビニで済ませたのですが、ホテル最寄りの店がプライベートブランドオ○ニー支店でカスの品揃えだったため、少し遠くの別チェーンへ。しかしそっちはそっちで割り箸を忘れてくれやがったのでカップ麺は持ち帰る羽目になりました。散々な夜。

 

翌朝はメゾン・シーラカンスへ…と思ったのですが、よく調べたら仙台駅の別の場所でシーラカンスモナカの販売が行われていたため、突撃。ちなみに、以前の販売場所であるみどりの窓口前は整理券配布エリアになっていました。(土日両方とも、私が来た時点で整理券は消えてたはず)

フリー入場枠は11時半からということで、モナカを買う前にお昼ご飯を済ませることに。例によって写真を忘れてしまったのですが、駅ナカ牛タン通りの「喜助」様にていただきました。

やはり厚切り牛タンは素晴らしい。仙台が生み出した文化の極みです。歯応えがあってお肉を食べてる感がすごいですし、かといって後を引くような重さではない。個人的な食の理想形の一つかもしれません。付いてくるテールスープも美味しいですし。

フリー入場枠となりましたが、無事にゆずモナカ缶もゲット。こちらは帰宅後にいただきました。

あんバターの甘じょっぱさをサクサクモナカで囲うことにより、不思議な統一感を演出してくるのがシーラカンスモナカの味わいとなっていますが、そこに柑橘の爽やかさが加わることで、口当たりは軽く、口溶けは濃厚になるという二段構え的な美味しさが生まれています

まさか、羽生さんは柚子に合うことまで予見してシーラカンスモナカを…?!(多分違う)

続いて笹かまぼこ。肉厚かまぼこです。噛めば噛むほど美味しく、また弾力もあるので食感が楽しい。ちなみに味も色々あります。

こちらは萩の月。私は無知すぎるため黄色いお饅頭だと思っていたのですが、実際は卵ケーキみたいな味わいでした。濃厚な卵ペースト?が美味しい。

以上、REALIVE ~an 仙台食巡り project~でした。一応、ずんだのカントリーマアムと牛タンじゃがりこも買ってあります。

 

※ずんだ茶寮にいかなかったのは枝豆がそんなに好きではないため。餅も日持ち的に若干きついかなと。他のお菓子もありますし、実家に帰れるのは最短一週間後になりますし。

余談:仙台駅で売られてる新聞が大ネタバレかましてた。ま、まあ口止めしてないし作曲家も宣伝始めてるしな…

 

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怠惰なる黒猫。フィギュアスケート(観)、ゲーム、読書などの記事を書いています。

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