こんころ。サブタイは長いので略しました。
全日本フィギュア、おすすめ記事。第2回(このままだと最終回になりそう)は、先日のジュニアグランプリファイナルで銅メダルに輝くなど、着々と成長し続けているジュニア1年目の新星、上薗恋奈選手をご紹介。
今回も、一つのプログラムを重点的に紹介します。
上薗恋奈 2023~2024シーズンFS 「Pray & Mechanisms」
上薗選手の今シーズンフリープログラム(フリースケーティング)は、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のサントラ…のはずなのですが、実は私もよくわかってなかったりします(←おい)。(追記：Mechanismsは全然関係ない曲でした)
前半の「Pray」は2019~2020シーズンのアレクサンドラ・トゥルソワ選手のフリープログラムとして、後半の「Mechanisms」は2022~2023シーズンのアデリナ・ペトロシアン選手のフリープログラムとして、それぞれ主にロシア女子界隈で有名です。コーチ兼振付師である樋口美穂子さんの息子さんはロシア女子好きらしく、それが作成したプログラムの編曲にそのまま出たと見るのが妥当でしょう。とはいえ、振り付け自体はそこまでロシア女子っぽくはなかったりする。
このプログラムの特徴として挙げられるのは、冒頭と曲の変わり目にそれぞれ同じ入りで跳ぶ3Lzでしょう(冒頭は3Lz+3T)。少なくとも現役女子選手の中では群を抜いて美しいであろう3Lzを、軽快に跳んでみせます。また重厚感のある部分と軽妙に流す部分でメリハリがあり、全体として重く、濃くなりすぎていないのも美点と言えるでしょう。
コンテンポラリーな振り付けを多く取り入れているのも、このプログラムの魅力。上薗選手以外でこれほど「踊れる」女子選手は、シニアを含めてもかなり少ないと思われます。
といったところで、今回の選手紹介は終了。余談ですが、上薗選手のSPは編曲がかなり独特であり、Twitterでは「答えを見る前と見た後」などと言われてたりしました。由来は、メーテ○か何かの取材で「宿題で答えが分からない時は、答え(模範回答)を見る」と言ったこと。ちゃんと解法を見る要領の良さ、ころくさんにも見習ってほしいものです。せめてリスナーの話しはちゃんと聞きましょう。
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