みなさん競馬場に行ったことはありますか?
今週日曜日(6月1日)に開催される東京優駿 日本ダービーを前にあわてて記事を書き起こしています。この記事では中央競馬の競馬場に行くために必要なことと気を付けたいことを記しておきます。
項目は以下の通り。
- どんなレースを見に行こうか
- 入場券/指定席を手に入れよう
- 日焼けと熱中症対策をしろ/寒さに備えろ
- 入場しよう
- 馬券を買ってみよう(20歳以上)
1.どんなレースを見に行こうか
日本ダービー週に記事を書いておいてなんですが、よほど見たい馬がいるのでなければ初見で日本ダービーは避けましょう。理由はいくつかありますが、「暑い」「人が多い」このふたつがすべてです。
開催時期がほぼ固定になってからダービーは5月最終週か6月頭の開催です。晴れれば容赦ない日差し、コミケ会場もびっくりの密集、湿気、気力と体力を削り取るのに十分な要素がそろっています。
他のGIに比べても人が多いのでダービーに行くのは少し競馬場に慣れてからがおすすめですよ。
また、さきほど「GI」と言いましたが、競馬にはいくつかのクラスがあります。
収得賞金/勝利数によって分かれており、ざっと下図の通りです。
競馬は各場1日に12レース行われますが、このうち「メインレース」である11レース目が何かで決めてみましょう。だいたいリステッド競走か重賞が行われています。
みなさんやっぱりGIを見たいでしょうか?わかりますよ、華やかなファンファーレによく名前を見る馬。熱の入った実況に人々が沸き立つ様子は何物にも代えがたい最高の経験です。ファンファーレが鳴ってしまえば、馬がゲートから出れば、ゴールしてしまえばそれまで耐えたすべてが吹っ飛んで楽しい気持ちになれるでしょうし、GIを見に行くのもひとつの選択肢ですね。
ですが、やはりよほど見てみたい馬や見たいレースが決まっていなければここはGⅢかリステッドがメイン開催の日をおすすめします。
理由はまずひとつ、入場券や指定席券が獲りやすい。
入場については後述しますが、とくに指定席においてGⅡ以上の事前予約等であきらかに落選しやすくなります。見に行く権利が得られなければいけませんし、初めて行くのであれば疲れた時に確実に休める場所を確保することをおすすめします。
つぎに、GIよりは人が少ないのでいろんな施設を見て回れる。
パドックと馬場を行き来するだけでも人が多いとそうとう困難です。比較的ではありますが人が少なめな日を選べば食事処を含めたいろんな施設を見て回れるでしょう。
総括するとよほど見たいレースや馬が決まっていないのであれば、初めての競馬は土曜日のGⅢ、リステッド競走がおすすめです。(土曜日は基本的に日曜よりクラスの低いレースだからです)
2.入場券/指定席を手に入れよう
競馬開催日は入場券、指定席券を事前予約・抽選しています。
当日券も売っていますが、会員費無料ですし一部GIでは当日券販売をしないものもありますので「JRA指定席・入場券ネット予約」に登録をして抽選することをおすすめします。
指定席は必ず抽選ですが、入場に料金のいらないフリーパスの日が存在するので初めて行くならフリーパスもおすすめですね。1で勧めた条件と重なっている場合が多いです。
※2025年
3.日焼けと熱中症対策をしろ/寒さに備えろ
ここまで行く日程と入場券の入手についてお伝えしましたが、いざ行くレースも決まり入場も確定した!さてどんな装備でいけばいいのだろう?となっているでしょうね。
競馬場でレースを見るのにあんまり屋内モニタ凝視ということは考えにくいので、あくまでスタンド前やパドックを見て回る前提でお伝えします。
春なら日焼けと熱中症、冬なら寒さの対策をしろ。
競馬場は当然大きなコースがあり、それを前にしてレースを見ることになります。遮る物の何もない大きな広場。日差しは容赦なく降り注ぎ、風は強く強く吹き抜ける。
実体験として5月中旬の晴れのオークスでうっかりしてしまい一部が真っ黒かつ皮がめくれるレベルの日焼けをしてしまいました。東京競馬場のスタンド前(ゴール前)に6時間弱立ち続けてこれです。さすがにここまでやる人は少ないと思いますが、想像するよりは焼けると思ってください。
もうひとつ実体験では12月暮れ晴れの有馬記念でマフラー二重手袋二重なのに手がかじかんでスマホで暖をとっていました。特に冬の中山は夕方スタンドで日が遮られるので寒いです。これも6時間程度外で立っていましたね。
装備例を示すのでぜひ参考にしてみてください。
<春>
- 帽子(キャップでも可)
- 日焼け止め(つよいやつ)
- マフラータオル
- ペットボトルの水、塩タブレット
- モバイルバッテリ(熱暴走・通信不安定なので多めに)
<冬>
- マフラー、手袋
- マフラータオル
- カイロ
- モバイルバッテリ(寒さでバッテリが減りやすいので多めに)
- ロングコート
4.入場しよう
さて、とうとう競馬初観戦当日。いろんなものを持って競馬場に向かうでしょう。
その前に約束してください。ついてから、いえ家を出る前から馬のことを第一に考えて行動してください。
馬という生き物は草食動物ですから、嗅覚、聴覚、視覚が非常に優れています。強めの香水をつけていませんか?パドックで騎手に大きな声を出していませんか?光るもの(ペンライト)等を持ち込んではいませんか?傘をさしていませんか?少し立ち止まって考えてみてください。
馬がびっくりしてしまったり、つい見てしまいそうなもの/ことはできれば控えましょう。傘に関しては風で飛ばされたり後ろで見ている人の邪魔になってしまったりと危険も多いので可能な限りレインポンチョに置き換えることをおすすめします。ターフィーショップでも競馬ならではな柄のものを販売しています。

馬のことを大切にしながら、競馬場のルールも守りましょう。スタンド前では敷物、椅子で場所取りをすること、柵にものを掛けること、ターフにものを投げ入れることは禁止されています。場所取りさんは芝生など敷物を敷いていい場所がありますのでそっちでやりましょうね。
※けっこうカメラ持ちで柵のあたりにいる方のなかには守ってくださらない方もいらっしゃるようですが、彼らも許されているわけではない(注意されている場面もある)のでルールは守りましょう。
心構えを持ったら、いざ競馬場へ向かいましょう。
入場してからはぜひいろんなところに行ってみてください。
5.馬券を買ってみよう(20歳以上)
中央競馬、地方競馬ともに馬券の売り上げがおよそその競馬場の売り上げとなることが多いです。競馬場に行ったらぜひ馬券を購入してみてください。
なお、法律で20歳未満は購入および譲受を禁止しているので絶対に買わないでくださいね。
※第四章雑則 第二十八条
そして馬券の売り上げが地域活性に役立つこともありますから、少額でも楽しんでみてください。うっかり当たったら払戻もお忘れなく!
馬券の購入方法はいくつかありますが、初めてならばマークシートかスマッピー投票がいいでしょう。マークシートはパッと見わかりにくいのでどなたか知っている方から教えてもらった方がいいかもしれません。
※JRAスマッピー
さて、ざっと思いついて記事を作成しましたが伝わったでしょうか。競馬行ってみたいな、と思う方の援けになれば幸いです。
宣伝ですが史実競馬を交えてウマ娘メインストーリーを読む配信を不定期で開催しているのでよかったらYouTubeチャンネルに遊びに来てくださいね。では!
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