※注意
蛮族は特殊な訓練を受けています。真似しないでください(そりゃそう)
蛮族とは
未開の民族。野蛮な民族。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
X(旧Twitter)で最近の中学生は大変そうだけれど頑張っているしすごいなと、カエルの中学生時代のエピソードを少し書いたらドン引きされ、蛮族扱いされた。解せぬ
ということで今回はそんなカエルの蛮族エピソードを2つ話すことにする。誰が読みたいのだこんな話……。
先に言えば、今から話す内容はバカをやった話であり、自慢では無く、やらかした話を自白するだけだ。もう小説風に自白しなくてはやっていられぬと、酔わない檸檬堂を相棒に書いている。
興味の無い方は今すぐブラウザバックして他のばたんきゅーライターの記事を読んでほしい。
10 kg痩せた記事など尊敬に値するものがたくさんある。痩せようと行動したその事実が尊敬できる。カエルは諦め気味である。
もし、尻ブレス並みの狂気をみたい方はどうぞお進みください。さすがに尻ブレスケア並みの狂気はない……はず。
蛮族エピソードその1、崖登り
ゆとり教育が始まって幾年の時、カエルは小学6年生だった。
そしてカエルの小学校は、授業中や昼休み、先生引率の元、近くの磯に釣りに出かけられる環境だった。
詳細に書くと場所がバレるのだが、まあ、元同級生にバレることは多分無いはず。
おまえかと思った元同級生、なんで本人以外が覚えているのだ。
磯。
イメージとしてはこのような場所だ。
中学受験なんてものをする子も居なかった弊クラスは授業中に暇だから磯に遊びに行ったのだ。
今では出来ないだろうけれど、当時はまだ先生の地位は確立されていたし、外部からの危険も少なかった。
磯釣りだの生物探しだの各々好きなように過ごしていた。
カエルは暇だったのだ。
そして目の前には良い感じに登れそうな岩肌があった。
ここで普通の感性を持っている人はただの岩肌にしか見えなかっただろう。
しかし、カエルは違って見えた。
(登れそうな岩だな)
そう思ってしまったのだ。
気がつけば岩肌の切れ目に足をかけ、手を掴み、えっせほっせと登ったのである。
まだ、先生には見つかっていない。
「カエルさん危ないよー?」
同級生には見つかった。成人式でもカエルに声をかけてくれた優しい女の子だ。
「まあいけるよ」
カエルは登った。とりあえず登れそうな場所まで登った。さあ、どうやって帰ろうかなと思った時、
「カエルさん何やってるのおおおおおおおおおおおお!!」
先生にバレた。女性特有の甲高い悲鳴を聞いて驚いたカエルは、
「あっ」
足を踏み外した。垂直落下だ。
ちなみに当たり前の話だが、垂直落下する際、何かを掴もうと意志を持たないとそのまま落下する。
カエルは掴んだら怪我するなと思い、そのまま落下した。幸いにも下は砂だったので右腕の怪我だけ済んだ。保健室で手当を受けて説教を受けて終わり。
男子小学生よりも馬鹿らしいことをやってしまったエピソードだ。
余談だが、この年、担任先生は結婚退職で学校を去って行った。
退職を決めた原因の一つはカエルのこの事件だろうなと思っている。先生ごめんなさい。
蛮族エピソードその2、荒ぶる鷹のポーズでドブにはまった話
まだあるのかって? あるよ。ここまできたらもう一つゲロってしまおう。
これは何から話そうか。20歳を過ぎて数年経った頃の話だ。
年末だったことは覚えている。
色々あって大学進学を諦めたカエルは派遣社員で働いていた。
そして、その日は忘年会があり、終電を逃したカエルは当時の職場の先輩に住んでいた場所の最寄り駅まで送ってもらったのだ。
全くの余談だが、滅茶苦茶美人でかっこいい女の先輩だった。
最寄り駅に自転車を置いていたカエルは先輩に送ってもらった後、現実に気づいた。
ちょうど当時の最寄り駅は改装工事中であり、自転車置き場と降車口までかなり遠回りをしないといけなかった。駅のすぐそばに踏切が無かったのだ。
カエルの足で30分くらいの距離だ。
忘年会で疲れたカエルとしてはやっていられぬ。
そしてここで蛮族の血が騒いだ。
騒いでしまった。
そうだ、最短距離を進もう。
先に言うが、鉄道事業法の改正前の話であり、また暗闇での犯行行動だったため、目撃者もいない。時効も迎えていることを確認してこれを書いている。ではなきゃ絶対ゲロらない。
そう、付近に人影1人居なかったのだ。
夜の11時を回って終電をとっくに過ぎている無人駅に聞こえるのは冬の風の音くらいだ。
カエルは早く帰りたかった。次の日が早番だったこともある。
最短距離をすすめば5分くらいで帰れそうなルートが目の前に広がる。
いや広がっていない。
障害物があった。フェンスだ。
駅でよくある進入を妨げるネットフェンスがそこにあった。
品行方正のばたんきゅーのライターさんや読者様は、ネットフェンスを飛び越えることなんてこの先もないだろうが、カエルは残念なことにネットフェンスくらい余裕で乗り越えられる。ネットフェンスに関する倫理はなかった。
ただ、線路進入はさすがに躊躇したことは覚えている。
しかし、蛮族であったカエルはやってしまった。躊躇した心よ帰ってこい。
ネットフェンスを悠々と越え、ホームに入ろうとした矢先、第2の障害である段差があった。
暗い中、下を覗くと大体1.5mの高さの段差があった。段差と言うには高いかもしれないが、飛び降りられる高さだ。
何度も言うがカエルは蛮族である。
下が土のように見えたのでこのくらい余裕であると思ってしまった。
なお、カエルは下戸なので素面だ。素面のバカである。
勢いよく両手を振り上げ高くジャンプした。
着地時の衝撃を和らげるため軽く両足は曲げたが、右足をお腹につくくらい上げたことは覚えている。
そう、いうなれば荒ぶる鷹のポーズだ。
気の置けない友人がそのポーズをやっていたことがあり、それで知った。
未だに元ネタを調べようとも思っていない。そういえばこの話を友人が読んで縁を切られないかヒヤヒヤしてきた。どうしよう。でも手を止めない。
話を戻そう。予定ではシュタッと着地できるはずだった。着地時点は草の生えた地面であり、カエルは成功するはずだった。
しかし、当時は深夜であり、灯りがない場所だった。
見落としていたのだ、ドブの存在を。
前日が雨だったこともあり、ドブを作るためのコンクリートにはたっぷりの水が溜まっていた。
吸い込まれるように左足がドブに飲み込まれた。
唯一の救いは右足はドブの外縁に着地しており、両足とも水に浸かる被害は免れたことだ。
ドブの深さは60 cmほど。
何故具体的な数字を出せるのか、それはカエルの股下がそれくらいであり、左足の付け根まで浸かったことを覚えているからだ。
はいそこ、チビと言わないで。せめて野生のハーフリングとお呼び。
まあ、普通ならそこで泣くなりなんなりすると思う。
ただ、何度もいうがカエルは蛮族だ。
(急いで帰って、同僚のお姉さん(小池栄子似)にこの話をして爆笑してもらおう!!)
今でも覚えている。
話さなきゃと言う使命感に駆られ、急いでドブから上がり、躊躇した線路を横切り、自転車の鍵をガシャリと開けた。
左太ももの内出血の痛みなど違和感があるなとしか思わず、立ちこぎで急いで帰った。
そしてLINEで絵心のない棒人間で同僚に説明した。
なお、彼女から返ってきたLINEは『おまえはバカか?』である。至極真っ当なご意見である。
以上がカエルのもつ蛮族エピソードである。
最初に書いた下書きをゴミに捨て、開き直ってここまで書いた。やっちまったぜ。
これを投稿してボードゲームの紹介に支障が出たらどうしよう……。後の祭りであるが、もう書いてしまったので、誤字脱字チェックした後入稿することにする。
追記
他に面白エピソードないの?とジャンプさせないでください。
歳の離れた弟が駆け落ちして宗教にのめり込んだ伯母からおまえが悪いと一時間くらい説教喰らった話と、付き合って一ヶ月で振られた男にクーリングオフされただけと言った話くらいしかないです。
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