国スポ成年男子SP+少年男子FS&ユース五輪男子FS

こんころ。今日は2回行動です。この後国スポ少年女子FSの記事を上げます。

ということで、今日は国スポたくさん(雑)とユース五輪男子フリーとなっております。国スポの試合集まりすぎ問題。まずは成年男子SPから。

1.吉岡希 SP74.26 4位

今季、シニアデビューを果たした吉岡選手。全日本選手権でも9位以下に大差をつけて8位と、日本男子の中での有力選手の一人にはなっています。まあ日本男子は強豪の飽和状態なので、その中ではまだ一枚劣るかもしれませんが…。

今回もその伸びやかなスケーティングと、滑らかなステップワークを存分に披露してくれました。とはいえ、ジャンプはやや乱れてしまったので本人比ではやや低めな点数に落ち着いたと言えるくらいかも。

2.織田信成 SP78.09 3位

大昔の選手ですね(言い方)。知らない人にわかりやすく言うなら、高橋大輔と同時代くらいの人。最近はタレントとしての方が有名かも(サロメ嬢と対談したりとか)。

そんな彼ですが、最近現役復帰したんですよね。まあ現役復帰登録のし忘れでえらい目に遭った挙句プチ炎上騒ぎが起きたりはしたんですが、それは置いておきます。話すとクソ長くなるので。

後述する友野選手と同じ、大阪府からの出場。織田選手は西日本選手権優勝とかできるくらいには強いのでパッと見だと最強コンビもいいところなんですが、今回はやや振るわなかったですかね。4回転を予定していましたが、回避する形となってしまいました。織田選手はスピンやステップのレベル取りが不得手だったりするので、4回転がないと他選手にやや遅れを取ってしまいます。

とはいえ、後半の3Lzは極上の出来。得意の着氷で魅せましたね。ジャンプさえ予定通りに揃えば逆転も余裕で可能なはずなので、フリーに期待です。

3.大島光翔 SP79.87 2位

衣装マジシャンの人。小道具の使用で警告は受けまくるけど、減点はされない。アウトスレスレとはいえ衣装の一部だからでしょうか？

曲は「スーパーマリオ」。映画のサントラですね。前半のクッパのキモ…情念の強さと、後半の爽快さのコントラストが良いですね。にしてもクッパのパートちょっとｷｯｯｯｯｯｯ(略

4.三宅星南 SP83.14 1位

高橋大輔さんと同じコーチに師事している子ですね。一時期、高橋大輔さんが特別にコーチを担当していたりしました。

4回転のサルコウを跳んでいた気がしますが、今回は回避してきたのでしょうか？3A、3F、3Lz+3Tの構成で危なげなく纏めてきました。演技が乱れてしまった選手が多かった中で、よく纏めたなという印象です。あと雰囲気がノーブルでよき。

5.友野一希 SP68.49 6位

全日本では会心の演技を見せ、最終グループの一人として大いに会場を沸かせた友野選手。しかし、今回はどうも上手くいかなかった様子。

元々ミスが出やすいSPですが、今回は一際失敗が目立ってしまいました。4Tは転倒してコンビネーションが抜け、4Sは抜けて無得点に。後半こそ磐石に纏め、StSqでは出場選手中の最高得点を記録しましたが、順位としては6位。フリーでの逆転が可能な選手ではあるので、まだ期待は持てますが。

6.杉山匠海 SP73.69 5位

私の最近のお気に入り。演技中の雰囲気の独特な柔らかさが好きです。ちょうどいい硬さに茹で上がったマロ○ーちゃんみたいな(どんな例え？)。

3Aが微妙に回転不足だったり、3Fにアテンション(昨日の麻央ちゃんの3Fと同じ)が付いてしまったりはしましたが、本人比ではかなり良い演技になっていたと思います。男子選手としては珍しいくらいの体の柔らかさがありながら、芯のある体の使い方ができているのが良いですね。

これにて成年男子SPは終了。気づけばもう1000字超えてる。それはそれとして、少年男子FSに移っていきます。

1.蛯原大弥 FS118.55 総合5位

SPは大きなミスなく纏めたものの、技術要素の細かいミスや演技構成点の差で5位発進となった蛯原選手。フリーはジャンプに大小様々な減点が付くなど、やや微妙な結果になってしまいました。とはいえ、決定的なミスを出さなかったのは見事なものです。気迫溢れる演技で、順位をキープしました。何気にChSqの得点がかなり高かったりします。

2.田内誠悟 FS122.53 総合4位

今日は安藤さんいました。演技後にちょっと喋ってましたね。

フリーの演技、SPと比べるとやや薄味になってしまった印象は受けますが…それでも、滑りの良さは伝わります。ジャンプなどもかなり安定していました。ChSq(コレオシークエンス)での転倒はかなり勿体ないですが、大きな痛手ではないでしょう。

3.中村俊介 FS129.23 総合2位

SPを2位で折り返した中村選手。今季のフリーはなかなか上手くいかないことが多かったのですが、ここに来てかなり纏まって来ました。ジャンプに抜けこそあったものの、4Tと3Aが決まったのは大きい。

FSの｢ナザレの子｣は、先述の三宅選手が演じているのを見て選んだようです。確かに、雰囲気はちょっと似てるかも。

4.三浦佳生 FS153.72 総合1位

いつもの。ちなみに今回のフリーの曲は｢進撃の巨人｣ではなく｢美女と野獣｣。昨季(シニアだったけど世界ジュニアとか出てた)のものですが、｢進撃の巨人｣をジュニアサイズにするのが無理そうでこうなったようです。30秒削らないといけませんからね。

昨シーズンの四大陸選手権と世界ジュニアを制した珠玉の一作ではあるのですが、今回はやや崩れてしまいました。転倒やステップアウトが多め。とはいえ、4回転と3Aの量が桁違いなので安定のトップ。そらそうよ。

少年男子はここまで。5位までは順当に順位がスライドしているのに対して、6位以下はまあまあ荒れてたりします。

さて、次はユース五輪です。こちらもいよいよ後半戦。ところで、フォント案が尽きてきたのですが…

1.中田璃士 FS142.70 総合5位

SPで大崩れしてしまった中田選手ですが、しっかり立て直して来ました。FS(フリー)だけなら2位の得点です。流石はジュニアグランプリファイナル王者。

冒頭、得意の4Tこそ失敗してしまいましたが、他で立て直してきました。特に3Aが2本入ったのはかなり大きい。後半の3F+1Eu+3Sでミスが出たのは少し惜しいところですが。

2.垣内珀琉 FS124.77 総合7位

SPは少し微妙な結果となってしまった垣内選手。フリーでもややミスは出ましたが、それでも最小限に抑えて演技を終えることができました。フリーだけなら5位。楽曲表現も結構良かったですね。

3.キム・ヒョンギョム FS147.45 総合1位

SPではミスがあり、3位スタートとなったヒョンギョム選手。しかしフリーでは見事な演技で巻き返し、地元開催のユース五輪を見事制しました。細かい減点こそ多いですが、致命的なミスがなく、構成も強かったのが勝因でしょう。2位のハガラ選手は3A2本に3Lz1本、フリー2位の中田選手は3A2本と4Tこそ入っているものの3Lzを入れていないのに対して、ヒョンギョム選手は4Tと3Aを1本ずつ入れながら3Lzも2本入れていますし。