再びこんころです。今度は少年女子フリーの感想を書いていきます。とはいっても4人分だけな上に3/4は濱田組こと木下アカデミーの人なんだけどネ。偏りがすごい。木下アカデミーの擁する生徒sがヤバいとも言う。
そういえば…名前(見出し)のフォントって、反映されずに修正されちゃうんですね。毎回うんうん唸って変えてたのアホすぎんか?私。
1.吉田 陽菜 FS132.63 総合1位
GPF(グランプリファイナル)3位の実力者ながら、3Aが安定しなかったり他でミスを出してしまったりとなかなか完璧な演技ができなかった吉田選手。しかし、今回は概ね完璧と言っていい演技を披露してくれました。特に直近2試合の両方で3Aが決まっているのはいい傾向です。ただジュニア用にプログラムを削ったためにStSqは入っていなかったりする。あそこ結構なハイライトなので…つらみ…(どうしようもないが)。
2.柴山 歩 FS98.48 総合5位
SPでは3位と好スタートを切ったものの、フリーがやや安定せず5位に落ち込んでしまった柴山選手。ですが、表現面は素晴らしかったと思います。
ブナの樹をイメージしたプログラムなのですが、体の動きが伸びる枝のうねりや樹木の幹の太さを視覚化しているんですよね。特に腕の動きはそうそう真似できるものではありません。
3.中尾 歩 FS114.62 総合3位
唯一木下アカデミーじゃない人(国スポでの所属は東京みたい)。SPで見せた勢いはフリーでも健在でした。冒頭の3Lz+3Tこそやや足りませんでしたが、他の要素はほぼ危なげなく完遂。スケートの速さを思えば、これだけジャンプをこなせるのは凄いことだと思います。特に最後の3Lzが良い。楽曲表現もけして疎かになってはいませんし、もしかすると今後化けるかも。
4.櫛田 育良 FS118.52 総合2位
「いくらちゃんと呼んでください!」
-日刊スポーツPREMIUM 『高校1年生”いくらちゃん”櫛田育良が描く夢 「自分にしかできない表現を」』より-
はい。サムネのパロ元の子です。元記事サムネの「いくらちゃんと呼んで」がシュールでよき(いいのかそれは)。
櫛田選手の今季フリーのプログラムは、薔薇をテーマにしたもの。これがなかなかに難しく、振付が詰まっていてあまり余裕のない構成に仕上がっています。
しかし、これをゆとりを持って演じられるのが櫛田選手。ジュニアでありながら、独創性のある演技を披露してくれました。一つ一つの技術要素(入り含む)も素晴らしいのですが、ジャンプやスピンの合間にある何気ない仕草が薔薇の茎や棘を連想させるのもよきです。
競技的な面では、冒頭の転倒で抜けてしまったコンビネーションを後半にリカバリーしたところで痺れましたね。割とキッツイ振付なのでリカバリー無いと思ってた。
という感じで、少年女子のレビューも終了。当方が育良ちゃん激推しということはお察しいただけたかと思います。というかあの薔薇プロが好きすぎる。
薔薇プロ振り付けた人は今回も書いた柴山さんのブナとか、麻央ちゃんと吉田さんのSPとかも振り付けてるんですが、傑作だらけ。新進気鋭の極みみたいな振付師さんだったりします。ケイトリン・ウィーバーという方です。
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