こんころです。無事残業となり、りくりゅう金メダルの瞬間をリアタイできなかった夜勤猫です。労働が憎い。
というわけで、見事優勝したりくりゅうを含むペアと女子の感想をだらだら書いていきたいと思います。見応えがありました。リアタイできてないけど。
ペア
1.🇯🇵三浦璃来/木原龍一組(りくりゅう) SP73.11 FS158.13(WR) 総合231.24 1位
昨季世界選手権と今季グランプリファイナルを優勝し、団体戦では世界歴代で見てもトップクラスの得点で自己ベストを更新。金メダルの圧倒的本命として、個人戦を迎えました。
まずはSP「Paint it black」。サムネはコレ意識。冒頭から凄まじいスケーティングとユニゾンをアピールしつつ、技術要素へ。りくりゅうペアはSBSジャンプ(サイドバイサイドジャンプ。横並びで一緒にジャンプ跳んでるアレ)が鬼門の一つとなっているのですが、問題なく突破。そのまま、世界一のリフトへと向かっていきます。
が、ここで思わぬ事故が発生。レベルを取るための姿勢変更で手の組み替えがズレ、そのままリフトを降ろすことに。レベルは2まで認定されましたが、本来ならレベル4で大量得点を見込めるわけなので、かなり手痛いミスです。というか、りくりゅう歴代で見ても最大の失点かも…。
その後の演技にも動揺が見られ、ユニゾンが(普段比で)微妙にズレたまま終了。PCSも伸びきらず、5位からのスタートとなりました。
トップのハゼヴォロ組とは7点差。解説の高橋成美さんは「リフト一本分。全然逆転できます」と力強く宣言しますが、私は7点差を覆すのは流石に無理だろうと思っていました。
自己最高得点(PB)を鑑みて、ハゼヴォロ組(SPでPB更新)のFSはノーミスなら確実に150点を超えてきます。そのため、ノーミス同士の争いとなると厳しい。その上、りくりゅうペアはFSのノーミス自体が割と珍しく、しかも既に団体戦でノーミス済み。
あるとしても、1~2の軽微なミスからの銀確定、からのハゼヴォロ組ミス待ちかな〜、というのが私の予想でした。
それでは皆様、ご唱和ください。

Screenshot
氷に乗れない猫の言葉なんて!!!
信じなくていいよ!!!!!
迎えたFS。中一日空く男女シングルやアイスダンスと異なり、ペアはSPの翌日となり、切り替えが難しいところに見えますが、両選手ともにしっかり持ち直していました。
FSは北京五輪の坂本花織選手SP、鍵山優真選手FSにも使用された、日本選手の勝ち曲の一つ「グラディエーター」。
鬼門のSBS3連続ジャンプを問題なく着氷すると、その後の要素も勢いに乗って全て成功。特にスロージャンプは3LzTh、3LoTh共に2点近くの加点が付く素晴らしい仕上がり。もちろん、リフトにもいつも通りの凄まじい加点が付いていきます。
結果としては、なんとFSの世界歴代最高得点(もちろん2022以前のロシアも含む)を更新。日本スケート界のグラディエーター史に、とんでもない記録が刻まれました。そして一ヶ月後にはジュニアの中田璃士選手も使用するというね。
トップのハゼヴォロ組のミスもあったとはいえ捲りに捲り、終わってみれば総合得点で2位に約10点差を付ける大勝利となりました。
日本ペアとしては初の五輪個人戦メダル。2006年に日本フィギュアスケート界初の五輪金メダリストが現れてから20年、このイタリアの地に、また新たな歴史が刻まれました。二大会前にはFS進出すらできなかった日本ペアが、成長したものです…(何様目線)。
なお、そのFS進出すらできなかったペアの片割れが木原選手。ソチ五輪シーズンは高橋成美さん(解説の人)に誘われ、団体戦のためにペアを結成。平昌では須崎海羽さんとのペアでSP「Yuri on ICE」を滑っていました。
団体戦出場のために連盟に説得されて転向したペアで団体戦の事実上のエースと化していたり、元ペアの高橋成美さんに五輪優勝の瞬間を解説されていたり、色々とドラマがありまくる選手です。
ちなみに転向前の男子シングルは黄金時代。羽生選手や宇野選手がいた頃ですね。その中でもそこそこ強かった(2012全日本12位。11位から上は九割方有名選手)ところからの転向でした。そのためか、木原選手のソロジャンプの安定感は抜群。今季GPF?知らない子ですね(震え声)
しかもその解説の高橋成美さんはペアの第一人者という…(ソチ以前は別選手と組んでJGPF金メダル、世界選手権銅メダルを獲得していた。無論、日本代表初)。
なお、木原選手は愛知県スケーター初の五輪金メダリストだったりもします。スケート王国と言われる愛知ですが、なかなか五輪金には縁がなかったんですよね。逆に、五輪金メダリストが二人も出て計3枚持ってる仙台ってなんなんだ…?
余談:振付のマリーフランス氏、本命のアイスダンス(なんと連覇)と前回大会のネイサン(男子)含め三カテゴリーで五輪金メダリストのプログラムを制作。坂本選手が金なら全カテゴリー制覇となりますが…?
2.🇬🇪アナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ組(メテベル) SP75.46 FS146.29 総合221.75 2位
ジョージアペアの歴史を塗り替え続けるメテベル組。今シーズンは欧州選手権でも並いる強豪を抑えて優勝するなど、その勢いは止まるところを知りません。
SPは冒頭のSBS3S、トリプルツイストジャンプとかなり調子が良く、加点のもらえるジャンプが続いたのですが、得意とするスロージャンプで軽微なミス。トップに約5点差の2位で追いかける形となりました。
FSでは冒頭のトリプルツイストで最高レベル及び全体1位の加点を引き出すと、その後の要素でも高い加点を連続して引き出し、勢いに乗ります。
しかし、スロー3Loでまたしても軽微なミス。結果としてはスロージャンプが命取りとなる形で2位となりました。特にSPノーミスならハゼヴォロと同じくらいいい状態でFSを迎え、りくりゅうと僅差の勝負に持ち込めていただけに惜しいかも。
しかし、魔物が棲む五輪の舞台で、よくこれだけのミスに留めたと思います。メテルキナ選手は初五輪ですし。
3.🇩🇪ミネルバ・ファビエンヌ・ハーゼ/ニキータ・ヴォロディン組(ハゼヴォロ) SP80.01 FS139.08 総合219.09 3位
平昌五輪金メダリストも擁するペア強国、ドイツの二人。2023年、2024年のグランプリファイナルを連覇し、2025年世界選手権ではりくりゅうに継ぐ2位につけるなど、実績も十分です。というか世界ランク1位。
SPはりくりゅうの悪夢覚めやらぬ中、最終滑走で登場。StSqの僅かなふらつきを除けば全くミスのない演技でPBを更新し、1位につけます。
FSも最終滑走で登場。FSのPBは今季のGPFで記録した約149点なので、これを再現できれば150点台も夢ではなく、りくりゅうに7点のリードを持っている今、優勝ギリギリという立ち位置にいました。
そんなFSですが、SBS3連続ジャンプの最後で回転が不足し、着氷にも乱れ。そのまま入った3Sも1Sに抜けてしまい、技術点がガタ落ちする形でFS4位、総合3位となりました。それでも他の要素はきっちり纏めたんですけどね…。
余談:メテベルとハゼヴォロの振付師は両方ブノワ・リショーさん。リショーさんは今大会、坂本花織選手も含め全カテゴリで計13ヶ国の振付を担当しています。アイスダンスにおけるIAM(モントリオールにある超名門クラブ)並の武器商人っぷりです。振付界にはメダリストの魚淵翔みたいな人がたくさんいるんですね。
4.隋文静/韓聰組(スイハン) SP72.66 FS135.98 総合208.64 5位
4回転ツイストリフトを操るペア界のレジェンドにして、前回大会(北京)のチャンピオン、スイハン組。三浦璃来選手も二人のファンだったりします。今季は北京五輪以来の電撃復帰を果たした上で、最後の五輪にチャレンジしました。
かつてのとんでもない技の数々(4回転ツイストリフト、スロー4回転サルコウなどがあった)こそ失われましたが、長年培ってきたスケーティングと芸術性の高さは健在。
30代同士のペア故か技術的には苦しい面もありましたが、それでも合計200点超えで堂々の5位。その強さを示しました。
5.長岡柚奈/森口澄士組(ゆなすみ) SP59.62 19位
日本初、二枠の五輪進出を勝ち取ったゆなすみ。五輪最終予選で自ら掴み取った枠で、五輪に挑みます。
迎えたSP。トリプルツイストはレベル1ながら成功。しかし、得点源となるSBS3Loに転倒があり、さらにスロージャンプも転倒。技術点にかなりの痛手が出た上に減点も重なり、SP最下位での敗退となりました。
どちらかが決まっていれば多分SP通過していただけに惜しいのですが、まあペアの技術要素ってことごとく博打だし仕方ない面もある。
それに、リフトでは(りくりゅうがミスったとはいえ)全体2位の得点を貰っています(1位はハゼヴォロ)。世界トップ水準の力を持っていることは示せたわけで、爪痕は残したと言っていいはず。4年後の五輪に期待です。
女子
1.アリサ・リウ(アメリカ) SP76.59 FS150.20 総合226.79 1位
かつて全米選手権をノービス推薦で制覇。高難度ジャンプを武器にJGPFや世界ジュニアでもメダルを獲得し、天才少女と讃えられたものの、シニア移行後間もない北京五輪シーズンを最後に若くして引退。その2シーズン後に突如現役復帰を発表したアリサ選手。
そんな電撃復帰から僅か2シーズンで世界選手権、グランプリファイナル、国別対抗戦、五輪団体戦、五輪の金メダルを獲得しました。しかも名門大学に在籍。キャリア形成に成功し過ぎている。
ちなみに、上記した大会では全て同じプログラム、同じ衣装で演技しました。FS衣装は致死量の金色。坂田金時大歓喜。このプログラムで四大陸選手権も制してゴールデンスラム(物理)してほしい。
「メダルは気にしない。私の紡ぐストーリーを見てもらいたい」と臨んだ五輪。SP「Promise」では後半にブチ込んだ3Lz+3Loを回転不足ながら着氷。その他の要素も良いものを揃え、3位につけました。後半3Lz+3Loできるのはまあ、一周回って成績気にしてないと言えるのかな…リスクバカでかいし…
FSはドナ・サマーの名曲「マッカーサー・パーク」。この日のジャッジは前日にも増して厳しく、冒頭の3Fにアテンションが付きました。が、演技としては普段通り。普通に、燦然と輝いていました。元始、女性は太陽であったそうですが、まさにアリサ選手こそ元始の女性なのかもしれない。
2.坂本花織(日本) SP77.23 FS147.67 総合224.90 2位
北京五輪以降の4年間、フィギュア界を牽引し続けてきた女王、坂本選手。今シーズンは自身の集大成となるプログラムを携え、最後の五輪に臨みます。
SP「Time to say goodbye」では冒頭の3Lzでアテンションマーク(軽度踏切違反)が付いてしまったものの、残りの要素は概ね問題なく決め、2位に浮上しました。
しかし、後半の3F+3Tに僅かな回転不足付き、GOEが伸ばしきれないという事態も発生。3F+3Tの回転不足自体は前からまあまああったのですが、今回はかなり完璧に決まったように見えただけに、惜しいなと思います。
FS「愛の讃歌」では、冒頭の2Aから非常に質の高いジャンプの数々を披露。特に3LzはSPとは打って変わって、クリーン判定かつ高いGOEを獲得しました。Wikiでは苦手とされている3Sにもジャッジ平均4点の非常に高いGOEが付きます。
しかし、後半の3F+3Tが単独の3Fに。このFSはとにかく空きがなく、余白と言えるのはそれこそ3F+3T前の助走くらい。ここを逃すと、もう3Tを付けられる場所もなければ、ジャンプ構成の都合上、2Tを付ける余地もないんですよね(2Tを付けた場合、3回目となり無得点)。
そのため、リカバリーができないまま演技は終了。演技全体の流れこそ切らさずに演じ切りましたが、得点は無情。FSでアリサ選手に3点離され、逆転されての2位で五輪を終えました。
実は後半の+3Tが抜けたのは団体戦(148出してた)と同じなのですが、抜けた位置の違いが致命的でした。団体戦では2A+3T+2Tの3Tのみが抜けたのに対し、個人戦では3F+3Tの3Tが消失。
これの何がマズイかと言うと、トリプル以上のジャンプは2回単発で繰り返してしまうとリピート判定になり、2回目の基礎点が8割になっちゃうんですよね。そのため、後半の3Fはリピート判定で更に点を減らされてしまったという。むしろこれでよく147点も出せたな…
ちなみに多分このミスは今までしたことないです。今までのミスは3Fが抜けて2Fとか、1Fに抜けたけど3T付けたとか、3Lzが抜けたとか、その他転倒とかだったはず。3Fのみになった回もあるにはありましたが、その時はコンビネーションを前半にやる予定で後半にリカバリーだったような。
武器としていた3F+3TがSP、FSの両方とも完全には成功しなかったこと、1位との差は僅か1.89なことを考えるとかなり悔しい結果ですが、まだ世界選手権が残っています。これはむしろ世界選手権で大団円を迎えるための過程なのです。
銀盤の女王は銀メダル、と謳われた浅田真央さんはバンクーバー直後の世界選手権でFSノーミス演技からの金メダルを獲得しています。坂本さんもそうなることでしょう。なんてね。(そもそも世界選手権、まだ出るかどうかも決めてないらしい)
3.中井亜美(日本) SP78.71 FS140.45 総合219.16 3位
フィギュア界のニューヒロイン、中井亜美選手。ぶっちゃけジュニア時代から実績は高かったので「満を辞してシニアデビュー」でもいいくらいのはずなのですが、ジュニアの頂点は島田麻央選手が独占、ナンバー2も韓国のシン・ジア選手がほぼ独占していたので、中井選手の注目度はあまり高くありませんでした。
が、シニアデビューした瞬間見違えるような演技を見せたばかりか、ジュニア時代はやや抜けがち・乱れがちだったジャンプも磐石に。一気にシニアのトップクラスに躍り出ました。
昨シーズンSPが悲しめの「シェルブールの雨傘」、今シーズンSPが明るめの「道」なのでそのコントラストもあるのかもしれませんが、それにしたってすごい変わりようです。一歩目の伸びから違うんじゃないかな。
SPは3Aを決めると、残りの要素もパーフェクトに実施。78.71のPBで1位発進となりました。今シーズン、SPは3A以外にミスがありませんし、3Aが崩れたところで演技全体には全く悪影響を与えないのが強い。
FSでは冒頭の3Aを見事成功。2本目のジャンプまでは順調で、このままいけば優勝も狙えました。しかし、そう上手くはいかないもので…GPFでもミスのあった3Lz+3Tで、今度は回転抜け。3Lz+2Tとなった上に、着氷も乱れてしまいました。
3Lz+3Tの失敗以降は色々よぎってしまったのか、はたまた失敗によりスケートの勢いが僅かに落ちてしまったのか、後半の3Fと3Loに回転不足が付くなどの取りこぼしも発生。これにより、本来なら140点台後半を狙えるFSの得点も140点にまで下落。FSだけ見ると、全体では9位となります。
しかし、5位までの差が1点くらいしかない9位。大勢にはあまり影響が出ず、メダル圏内に踏みとどまることに成功しました。とにかく転倒しないのが偉い。今シーズン、3A以外は転倒していないのでは?
4.千葉百音(日本) SP74.00 FS143.88 総合217.88 4位
鬼に金棒、虎に翼、ジュリエットに六法全書。今シーズンはグランプリシリーズを2連勝、特に自信のあるFSでは安定して高い成績を誇っていた千葉選手。
しかし、SP首位からFSの転倒で5位まで陥落したGPF以降、3Sと3Loという二つのエッジジャンプに悩まされることに。試練を克服しきれないまま、五輪に臨みました。
SP「Last dance」では、リンクサイドで面白い一幕が。
千葉選手が所属する「木下アカデミー」の濱田美栄コーチは、選手の演技前におでこをくっつける謎の儀式を行うルーティンを持ちます(選手にもよる)。
ただ、今回のリンクサイドは坂本選手のコーチが「(花織の背中に)手が届かない」と言うほどの分厚さ。どうするのかと思われましたが…
なんと、飛び越えてまでおでこをくっつけに行きました。リンクサイドで跳ねながら、精一杯おでこをくっつけにいく濱田コーチ。ウケる。
これで緊張が解けたのか、千葉選手は最終滑走の重圧を跳ね除け、ほぼパーフェクトな演技で4位につけました。
迎えたFS「ロミオとジュリエット」。課題3Loと3Sですが、今回はばっちり成功。その後は3連続ジャンプで危ない場面がありつつも概ねクリーンに滑り切り、技術・表現の両面を極めたStSqへと入っていきます。
が、いかんせんカメラワークがクソ。StSq ~ChSqの実施自体はおそらく完璧なのに、とにかくカメラワークがゴミ。見上げた先には(天井)カメラが飛んでいた。気のない顔で。
あと手拍子も正直邪魔でした。まあこちらは防ぎようがないので仕方ないんですが、は手?どうし手って感じの手拍子でした。
まあ外部要因はともかく、苦手ジャンプに打ち勝ち見事な演技を披露した千葉選手。結果は3位に1.28点差の4位と、高くはありますがほろ苦いものに。
演技としては出し切りましたし、総合ではPBを更新したものの、SPとFSをそれぞれスコアで見ると最高打点よりはやや低いフィニッシュ。高いGOEを獲得できる3F+3TがSP、FS共に回転不足だったのが主な要因と思われます。グランプリシリーズだとここでは回転不足取られてなかったはずですし。
千葉選手の戦いは、回転不足判定との戦い。世界選手権では更に強くなって戻ってくるとのこと。もっともっと勝訴を重ね、高く積み上がったスコアと奇天烈さに磨きをかけた優勝インタビューでみんなを驚かせて欲しいですね。
5.アンバー・グレン(アメリカ) SP67.39 FS147.52 総合214.91 5位
アメリカの3Aジャンパー、アンバー・グレン選手。なんと26歳なので、浅田真央さんが持っていた最高齢3A成功記録を塗り替えていたりします。しかも個人戦FSで決めた3AのGOEは2.40。これは一昔前の紀平選手やロシア勢に比肩する高い加点です。
SP、FSともに3Loでミスがあり、特にSPでは回転が抜けて無得点、その後の演技にも悪影響を及ぼすという最悪な形でのミスをしてしまいました。
が、FSは最後の3Lo以外ノーミスの演技を披露。まあ終盤で若干バテましたが、それでもFSだけなら全体3位という高得点をマークし、一気に這い上がりました。
FS前に「浅田真央のソチFSの再現を!!」というツイートもちょこっと見られましたが、まさにその通りの結果になりました。
6.アデリア・ペトロシャン(AIN) SP72.89 FS141.64 総合214.53 6位
現在のロシアトップ、アデリア・ペトロシャン選手。…なんですが、AIN代表は前年度の成績で決めているので、最終選考を直近にやっている他国と比べると、一番手かどうかの信憑性にはやや欠けます。一応直近のロシア選手権も制してはいるんですが。
4T、3A、絶好調なら4Fなども武器とする彼女ですが、今シーズンは怪我があって調子を伸ばせず。ロシアの国内大会でも、高難度ジャンプに苦しむ姿が見られました。
SPは安全策を取り、3Aを組み込まず。2A、3Lz、後半に3F+3Tと、そこそこ技術点が取れ、かつペトロシャン選手的には磐石な構成を滑り切り、5位につけました。
FSでは冒頭、4Tに挑むも転倒。しかしその後は安定を取り、2本目の4Tは回避して落ち着いた演技で取れる点数を取り切りました。3Lzで軽度の踏切違反判定こそ出ましたが、スコアは140点台に乗せ、SPから大きく順位を落とすことなく五輪を終えました。
全体的に、動きが硬かったかもしれません。FSでは滑りきれなさや動けなさみたいな部分も見受けられ、コンディションがイマイチな中でなんとかもがいているようにも見えました。あと4T前は単純に緊張も見えたような。
(実質)ロシア代表が1カテゴリーにつき一人とか最近の五輪では全然ありませんでしたし、同じく(実質)ロシア代表のグメンニク選手がメダルを取っていないのもあり、その身にかかる重圧は想像を絶するものだったと思われます。
7.サメララ・ナキ・グットマン(DCAイタリア) SP61.56 FS134.19 総合195.75 15位
さめやで。スケートやってます。五輪に勝ちました(団体戦🥉)。
地元イタリア代表のララ・ナキ・グットマン選手。断じてデッドリーコンテンツアライアンス代表のサメではありません。
SPはサメとは無関係のハミングからスタートする独特で幻想的な楽曲に合わせ、3T+3Tと2Aを着氷。しかし後半の3Lzが抜けて0点となり、順位を大幅に下げてしまいました。
FSはご存知「ジョーズ」。見事なサメタイムでした。ノーミスザメで134点という高めの得点を出し…たのですが、いかんせんこの日はレベルが高すぎた。総合195点はグランプリシリーズならメダル取れてるくらいの点ですが、ここでは15位でフィニッシュです。
余談:残念ながら、さめ氏のツイッターはゴールデンカムイとフワンテに埋め尽くされていました。まあ残当。
まとめ
団体戦表彰台での惨劇に始まり、女子は少々採点が厳しめ、男子は優勝候補が大崩れとなかなか全てが上手くはいかなかった五輪ですが、演技だけ見れば女子はかなりハイレベルな争いになりましたし、大トリの中井さんが綺麗に締めてくれた感じがします。ペアも全体としてかなり頑張りました。PBまあまあ出てたし大崩れも少なかった気がする。
とはいえそもそも五輪って点数や成績的に上手くいくものとは限らないですからね。羽生選手の二連覇もぶっちゃけ危ない橋を渡ってる部分ありましたし。
それはさておき、日本フィギュアスケート界としては8年ぶりに金メダルを獲得しました。めでたいですね。ちなみにアメリカ女子の金メダルは24年ぶりみたいです。日本女子も次で24年ぶりになるのでジンクスがあるかもしれない。
あと次の五輪はバンクーバーから20周年なので真央ちゃん好きのスケーターにはバフがかかるかも。中井さんとか、来季からシニア入りする麻央さまとか。
その次はソチから20周年なんですが、ここにはその真央ちゃんが育てた生徒たちも参戦する可能性があるっぽい。エモいね。更に、ここにコーチとなったケオリサカモトと代表になった上薗さんが来るって予言しておくね。



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