こんころでーす。いつの間にやら3月も目前となってしまいました。でも今年は閏年なのでもう一日だけあるんですね。2月くんにはこの一日で延命方法を考えてほしいところです。あ、星ごと無理心中とかはやめてね。スケートシーズンがもうちょっとだけ続くので。
さてさて、ぼさっとしているうちに世界ジュニア選手権が始まってしまいました。記事の前準備とか全然してなかったのでサムネは使い回しです。
今回は女子ショート。ちょっとびっくりするようなことが起こりました。それではいってみましょう。
1.櫛田育良 SP66.61 3位
ルッツやフリップなどジャンプに不安はあるものの、長い手足を生かした独特の演技で存在感を示してきた櫛田選手。この世界ジュニアでは、万全の演技を見せてくれました。
特筆すべきは、やはり音の拾い方でしょう。バイオリンのしなやかな旋律に合わせた流れを作りつつも、バックで鳴っているギターが創り出すメリハリも逃さない。楽曲を奏でる二つの楽器の良さを余すところなく見せているのが、このプログラムの美点と言えます。
ジャンプで引かれていなければ68くらいは出るかなと思いましたが、少し控えめでした。育良ちゃんに向かってなんだその演技構成点は😡😡😡もっと点くれ😡😡😡(真面目な話をすると、後半などやや流れに欠ける部分はあるかも)
余談ですが、インタビュー時と演技時でもはや別人だったのでインタビュー映像も載せておきます。こうしてみると演技時の肝の座りようが凄い。
2.上薗 恋奈 SP61.96 8位
怪我で国内の中学生大会を休んでからの復帰戦となった上薗選手。少々手痛いミスが出てしまいましたが、なんとか60点代に踏みとどまりました。表彰台は少々厳しい位置かもしれませんが、4位までなら余裕で狙えるはず。
表現面では完全復活どころか、更に良くなったとすら見ていいと思いますが、問題は3F+3Tと3Lz。3Fの跳び出しはいつも以上に慎重だったように感じられますし、3Lzに至っては軸がかなり危なかった。アテンションを取られがちな3Fはともかく、得意の3Lzに黄色信号というのは少々不安が残ります。
3.島田 麻央 SP72.60 2位
ジャンプは降りきり、レベルも取りきったにもかかわらずまさかの2位発進となりました。表現面でも間違いなく今季一の演技だっただけに、歯がゆいところです。
原因はユース五輪でも取られていた、3Fのアテンション(エッジ不明瞭)。取られるなら回転不足(あってもq)かなと思っていたのですが、アテンションの方でした。シーズン後半に入ってからフリップのエッジにやたら厳しい気がする。
…というのもありますが、ジア選手に演技構成点で負けていたのも原因だったりします。まあ元々ほぼ同等で若干上回ってる、くらいの差だったのでひっくり返っても不思議はありません。メリハリや動きの明快さは島田選手が上かなと思いますが、スケートの滑らかさや流れ、スケールの大きさではジア選手に軍配が上がりそうですし。
4.シン・ジア SP73.48 1位
どこかのテレビ局の公式っぽいアカウントから。
はい。本日の1位です。こちらはこちらで今季一の出来栄えでした。冒頭の3F+3Tの大きさも過去最高クラスだったと思います。本当にジャンプが大きい。それでいて工夫もありますし。後半の3Lzとかイナバウアーやってから入るんですよ。凄すぎ。
滑りのスケール感も素晴らしかったです。元々よく滑る選手ではあったのですが、今季に入ってまた一段と伸びるスケーティングをするようになったなと思います。シニアトップに混ぜても違和感なさそう。
これにて女子SPの感想は終了。とりあえず上がってる分の動画は見て欲しいな。特に今シーズンの麻央ちゃんのSPは本当に神なので。
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