スケカナ男女ショート

こんころ〜。レポート期限迫ってるの忘れてて現在真っ青です。

今回はスケートカナダの男女ショート振り返り。明日のフリー用に注目選手をピックアップしておきたいところ。

1.渡辺倫果(日本) 7位

昨シーズンの飛躍を経てグランプリシリーズ2枠を獲得した渡辺選手。ショートプログラムは「アバター」。多分新作の方。

冒頭2Aと昨シーズンを通して苦しんでいた3Lzは決まりましたが…後半の3Loからのコンビネーションが3Loの転倒によって丸ごと抜けてしまいました。表現面はよかったものの、3Lo転倒がかなり痛く順位は7位に。まあ去年のスケカナも大逆転優勝だったしまだチャンスはあるはず。

2.松生理乃(日本) 3位

今年は補欠だったものの、欠員が出たことでスケカナ出場が叶った松生選手。

冒頭からよく伸びる美しいスケーティングで魅せてくれました。2Aの離氷・着氷実に素晴らしい。後半の3Lz+3Tはやや危なかったもののなんとか着氷。滑りが認められてか、PCS(演技構成点)はかなり高めに付いてくれました。3位で迎えるフリー、ベストな演技で表彰台に乗って欲しいところ。

3.キム・チェヨン(韓国) 2位

スケートを始めたのは11歳とやや遅めながら、JGPFで表彰台に乗ったり世界選手権に出たりと凄まじい活躍をしているチェヨン選手。

最初から最後まで、ほとんど隙のない演技を見せてくれました。柔軟性を活かした体の捻りなど、興味深い動きも豊富。3Lz-3Tは前半に置いているとはいえ、軽々と跳んでいきました。ショートでは2位ですし、表彰台は確実なはず。

4.坂本花織(日本) 1位

今や世界の頂点に立っていると言って良い坂本選手。今シーズンのショートプログラムは初めて自分で選んだという「Baby,god bless you」。

生命の誕生を想起させるような、美しく雄大な演技でした。後半の3F+3Tは3Fでグラついたものの、3Tで修正。苦手としている3LzこそGOEがかなり伸び悩みましたが、他は完璧にまとめてトップに立ちました。

女子はこんな感じ。他にはアジア風の笛や太鼓の曲を持ってきたララナキ・グットマン選手(イタリア)や、ダンサブルなプログラムで魅せたスター・アンドリュース選手(アメリカ)が面白かったですね。

続いて男子。前半グループはご飯食べてて全部吹っ飛んだので後半グループだけ…(←おい)。

1.マッテオ・リッツォ(イタリア) 8位

国別対抗戦限定で安藤美姫が帯同コーチになったり、イタリア語版「メダリスト」を宣伝したりと妙に話題性のあるリッツォ選手。

ショートプログラムはヨーロッパ勢らしい、個性的なものを用意してきました。なんかちょっとキザで抜けてる(?)振り付けが入ってる感じ。ジャンプですが、現在のスケート界では意外と珍しい4Loを持ってきています。まあ失敗してしまいましたが…。

2.三浦佳生(日本) 4位

かお→佳生の辞書登録した方がいいかもしれん…( ´ ཫ ` )

2023四大陸選手権で優勝している他、カナダで開催された2023世界ジュニア選手権でも優勝している三浦選手。まあ特に関係はないんですがそれは置いといて…。

ショートプログラムは個性的かつメッセージ性の強い振り付けで有名なブノワ・リショーさんが作っています。北京五輪シーズンの坂本花織選手の「Woman」などが代表的ですね。まあ今回はちょっと暗めな曲なんですが。

冒頭の4S+3Tと3Aはしっかり着氷。これで表彰台は安泰かと思いきや…まさかの4Tが抜けてしまいました。回転が2回転以下になってしまった単独ジャンプは2Aを除きカウントされないため、丸々1つのジャンプ分が総得点から消えたことになります。例としては北京五輪の羽生選手がわかりやすいかな。

まあそんなことがありつつも、プログラムとしては概ね完成されていたと思います。フリーで挽回して欲しいところ…。

3.友野一希(日本) 3位

観客を湧かせることに定評のある友野選手。今回のショートプログラムでもその長所はしっかり発揮されていました。

冒頭の4Tからのコンビネーションは失敗したものの、その後の4Sに2Tを付けてリカバリー(コンビネーションなのでカウントされます)。最後の3Aも繋ぎをしっかり入れつつ完璧に決め、いよいよクライマックス…と思いきや、StSqでまさかの転倒。これが響いてか、PCSもやや伸び悩んでしまいました。でも3A前後の流れは非常に良かったですね。

4.山本草太(日本) 1位

グランプリシリーズ直前記者会見にて、今年のスローガンを「New草太」とした山本選手。ショートプログラムの「カメレオン」にはその言葉通り、今までの彼とはまた違った魅力が散りばめられています。

山本選手の特徴はさらりとよく伸びるスケーティングにあると思われますが、今回のショートではやや粘り気のある滑りを披露してきました。それでいて、StSqでは山本選手らしさをしっかりと出してきています。

何気にミスが1番少なかったのもあり、1位発進。2年連続でグランプリファイナルへの切符を掴み取れるか。

5.チャ・ジュンファン(韓国) 2位

昨シーズンのフリーが007(ただしこちらは最新作)で、今シーズンのショートが仮面舞踏会…高橋大輔が好きみたいな情報もあった気がしますし、バンクーバー五輪世代が好みなんですかね?

最初の4Sからのコンビネーションが+2Tになってしまったり(これは元々そういう構成かも)、続く4Tも転倒したりとパッとしない結果になってしまいました。元々3Aは助走目立ちすぎてアレなので、ジャンプは全部パッとしなかったと言っていいレベル(よくない)。ただ、StSqはかなり良かったですね。仮面舞踏会は確か貴族の妻がなんやかんやあって無実の罪着せられるわ毒殺されるわと散々なお話だったはずですが、その毒殺パートがしっかり表現されていました。

これでひとまずショートの感想は終了。フリーの放送は明日の昼1:55から、テレビ朝日系列で放送です。見てね。鳩の天覧悲鳴と被ってたらごめん。

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