ガラスの仮面を読みました(上)

こんころで〜す。

【433話無料】ガラスの仮面|無料マンガ|LINE マンガ
ガラスの仮面|港町、横浜の裏通りにある小さな中華料理店で住み込みで働く母親と暮らす、13歳の少女、北島マヤ。美少女でもなく成績も普通の平凡なマヤの眼の奥には、激しく燃えるような炎がくすぶっていた。映画やテレビのドラマに夢中になってしまうマヤ...

今回は、不完不朽の名作、『ガラスの仮面』の雑感想会をしたいと思います。こちら、LINE漫画で全話無料になっていたので読んでみました。無料公開を見たら手を伸ばしてしまうのが人間の性ですからね。灼熱○バディもこれで完走しましたし。(後から単行本を買う予定)クソ長いので、上下or上中下編に分けてお送りする予定。

あらすじ

お芝居が大好きな町娘(中華料理店で働いている)、北島マヤ。彼女はある日、『椿姫』という演劇を見に行くこととなります。

『椿姫』を鑑賞した数日後、マヤは出前先の老婆にせがまれ、『椿姫』の内容を話します。しかしその老婆こそ、後のマヤの師匠であり、かつて一世を風靡した大女優・月影千草なのでした。マヤの才能を見てとった月影は、マヤを自身(『紅天女』)の後継者として育成しようとします。

 

ここから感想。

※全部一気には無理なので適当に分けましたが、「序章」とか「○○編」は私が勝手に言ってるだけです。公式の章立てとは全然違う。

1.序章(1~9話)

伝説の始まり。しかし主人公マヤ、なんと第二話の時点で十分すぎる演劇モンスターぶりを見せています。チケットのために新年の海にダイブしてますからね。たぶん前世は阪神ファン。師匠の月影・クレイジー・千草も恐ろしいもので、マヤ母から送られてきた小包を燃やしたりしています。今のあの子には背水の陣が必要とかなんとか。いくら昭和でもギリ許されないだろ。いや、許されたから作品が残ってるのか。ヤバ。

2.若草物語編(10~19話)、コンクール編(20~39話)

「若草物語編」ではマヤと月影の狂気を、「コンクール編」ではマヤの才能を存分に描写しています。また、ライバルの姫川亜弓や敵陣営の小野寺及び速水真澄、マヤの恋愛対象たる紫のバラの人(正体は速水真澄)や桜小路優もこのあたりで存在感を顕にします。いやまあ序章から出まくってはいるんですが。

マヤの才能や姫川の実力が絵だけでも掴める描写力には、流石後の大御所作家と感嘆せざるをえません。ただ、個人的には壺のお話はイマイチでした。一人芝居は後にもやったりするので尚更。ともあれ小野寺滅ぶべし。何が劇団オンディーヌだ。姫川と桜小路を解放して劇団ウンチに改名しろ。

3.舞台荒らし編(40~71話)

月影の劇団が潰れてしまったので演劇のバイトをして回るマヤ。参加する演劇ではことごとく大絶賛を受けますが、それはお芝居としての成功ではなく、マヤが褒められているにすぎません。ようは独りよがり。マヤは月影の課した「人形役」を通し、そうした全体のバランスの大事さに気づくこととなります。

なお、このあたりから「速水真澄がくる→翌日に紫のバラの人からお手紙&支援」というパターンが様式美になってきます。でもマヤはまだまだ気づかない。

4.破門/奇跡の人編(72話~105話)

「石の微笑(人形役)」公演最終日。マヤは前日に聞いた母の行方不明情報が気になり、演技が手につかなくなってしまいました。見かねた月影によりマヤは謹慎となるのですが、謹慎を破ったために破門されることとなってしまいます。その破門の回避条件として提示されたのが、『奇跡の人』への出演。

オーディションの結果、ダブルキャストのヘレン・ケラーとなった姫川とマヤ。この二人の違いを楽しむのが、「奇跡の人編」の醍醐味なのだと思われます。あとシンプルにマヤが狂ってる。姫川の役作り法はギリ現実にある(ヒント:直近の金□ー)けどマヤのは多分無い。あったら怖い。

5.テレビ編(106話~131話)

『奇跡の人』で一躍有名となったマヤは、月影の勧めで速水の会社に所属し、売れっ子女優となります。

これまではほぼ純粋な狂気で突っ走ってたのが、このあたりでは「負けるもんですか💢💢💢」とか「好き❤️❤️❤️失望されたくない💞💞💞」とか考えながら演技するようになっています。ついでに桜小路くんが当て馬にされる。可哀想。

邪念では?と言いたくなりますが、月影は「経験が力になるから」と言って正当化しているので、そういうことなのでしょう。ライバルの姫川も恋愛の演技をやろうとして恋愛してますし。なお相手はサクッと捨てられる模様。まさかこいつもクズか?

一方その頃、ヤバい状態になっていたのがマヤの母。肺炎で勤め先から療養所へと送られた後、マヤの噂を聞いて会いに行こうと脱走していた(先述の行方不明)のですが、その後再び送られた療養所にて、速水に監禁されてしまいます。

「マヤと母の再会」を演出しようと画策する速水。しかし、監禁されていると分かったマヤ母は凄い勢いで脱出。盲目になっているとは思えないバイタリティを発揮してマヤの元へ向かいます。なんで盲目なのにカーテン結んで脱走してるんだよ。怖いわ。

しかし一歩及ばず。財布を落とした上に轢き逃げに遭い、最後はマヤの主演映画を見ながら息を引き取りました。

6.挫折/再覚醒編(132話~148話)

いつのまにか居た付き人・乙部のりえの知らせにより、母の死の真相を知ったマヤ。自暴自棄になり、居合わせた暴走族と一夜を明かしてしまいます。酒まで飲んだし。

しかし、これは罠でした。いやまあ速水の計略がガチクズだったのは事実なのですが、のりえはのりえでこれを利用し、まんまとマヤの代役を総ナメにしたのですよね。クズとクズの争い。

が、そこに待ったをかけたのが姫川亜弓。彼女は珍しくコネをフル活用し、のりえを自身と同じ舞台に立たせてボコボコにしました。ぅわぁゆみちゃんつょい。

一方その頃、速水に監禁されながらも「演劇をやめる」とどったんばったん大☆騒☆ぎしていたマヤ(正確には、のりえの計略などにより演劇ができなくなっていた)。見かねた速水の提案により、姫川と同じ舞台での端役を最後の舞台と決めます。

が、ここで(すり替えられていた)泥団子を食らい「おらぁトキだ…」などと言って再起動。マヤは再び演劇の世界へと返り咲くことになります。母の死を本能で克服するの怖すぎる。

余談:母の死の回でマヤを励ましまくる水城マネ(速水の部下)、かなり好き。平然と送られてくる紫薔薇に「うわっ…」みたいな顔してるシーンも好き。

7.一人芝居編(149話~176話)

お芝居スイッチが再び入ったマヤ。しかし、困ったことに仕事がありません。その後は色々あって、学校(紫薔薇の支援で入った)の友達から借りた本の内容を学園祭にて演じることに。

この大成功が元となり、ようやく演劇の再スタートを切ることができました。…が、それに続くように姫川さんも一人芝居(こちらはプロとして)を敢行。海外からバレエの先生なども雇われており、当然レベチということで、マヤは自信を喪失してしまいます。

が、まあなんやかんやあって立ち直りました。あと紫薔薇関係の人が増えた。結局は真澄の部下なんだけど。

8.夏の夜の夢編(177話~190話)

マヤと月影劇団メンバー、そして『コンクール編』及び『石の微笑』にて登場した「劇団一角獣」の共演回。マヤは妖精パックを演じます。

クライマックスでは、またしても速水の株が下がります。なおその場に小野寺も居合わせた模様。汚物の集まり。そりゃ状況証拠山積みでも速水と紫の薔薇が結びつかないわけですわ。小野寺と繋がってるってだけで薔薇のイメージなんか消し飛ぶよ。汚いね。

 

前半はこれで終了。次は『ふたりの王女』編からスタートです。

…と言いたいところでしたが、スケジュール管理がガバガバで無料期間が終わってしまいました。ふたりの王女までは読んだんだけども…(´・ω・)

よし、このブログも未完にしてしまおう(コラッ

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