まあいい 私にとってはつい昨日の出来事だが、 君たちにとってはたぶん映画館での出来事だ…
ヤオヨロ~~~!!!
TwitterやYouTubeに入り浸りのオタクであればここ最近一度は見かけたことがあるのではないだろうか?
超 か ぐ や 姫 !
Netflix独占配信の映画だがショート動画でえぐい神作画を垂れ流し、有名声優にボカロの歌ってみたを歌わせたりと観てみたいという欲をこれでもかと刺激してくる作品である。今回は期間限定で放映中の超かぐや姫!を観てきたのでその感想記事である。頭スカスカで考察の浅いオタクが書いているがある程度のネタバレが存在するのでご注意を。それでは感想に入っていこう。
この作品をものすごく雑に一言でまとめると
若干人を選ぶテーマも
圧倒的作画と声優で
ねじ伏せるパワープレイ映画
だと思っている。人によって靄つくところがあれどそれらすべてを作画とCVとボカロ総動員でねじ伏せて叩き潰してきて視聴後、なんかめっちゃ良かった、神映画キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!という感想であちこちに賞賛の拡散がされ、それを見た人が興味がわいてというものすごい成功のスパイラルが出来上がっている。私もまんまと引っかかって映画を観に行き、こうして記事を書くまでに至っているので本当にすごいと思う。流行りに乗っかりてぇオタクが見たいものがこれでもかと詰まっているのでそりゃ観たらアドレナリンバンバンであちこちによかった!!と拡散するし、だれかと考察したり語りたいよなと思う。
では、靄つくところはどこか?いくつか挙げていこう。まず大前提としてこの作品をネガキャンする意図はない。観終わった感想としては面白かったし、同行してくれた友人とも視聴後感想を話し合って盛り上がれたくらいには楽しめた。ただこういうところ合わない、なんなら地雷の人がいそうな部分があったので先に紹介していく。大きく分けて3つである。
ここがもやつく超かぐや姫!
・序盤のかぐやが結構キツイ
序盤のかぐやのわがままっぷりが結構キツイ。90年代後半から2000年代初頭の家に謎の少女が押しかけて家人がものすごーく迷惑する王道の展開である。ある意味古き良きアニメのテンプレを令和のこの時代にお出しされるのは嬉しい面もあるがとにかくかぐやがキツい人には致命的にダメだろうなという感じがする。具体的なキャラクターを出して申し訳ないが涼宮ハルヒという女が許容できるかどうかでかぐやというキャラクターに対しての好き嫌いの指標にはなると思う。
・彩葉の設定周り
本作のもう一人の主人公であるかぐやを拾った高校生であるが母親と合わず家を飛び出しバイトで生計を立てている高校生、成績優秀で東大も狙えるレベルの学力で亡き父から教わっていたであろうピアノもとても上手に弾けて作曲もでき、片手間でやっているゲームでも仮想空間内とはいえ小遣いが稼げる程度には上手で…
中学生が自認したり夢小説の主人公みてーなプロフィールの特盛パフェかよ!!
しかも友人が美容ライバーでグルメインフルエンサーでお兄ちゃんがプロゲーマーで…
夢小説の主人公の設定かな?
これで彩葉は一人で頑張っていていっぱいいっぱいだったんだよ…と言われてもちょっとも同調できない。親との確執だって彩葉の頑張ってるエピソードのスパイス程度にしか感じられない。そもそも一人で暮らすと決めたときの初期費用はどこから出ているだろうか?ためたお年玉だとしても両親からのお年玉もあるだろうし、本人名義の通帳の預金だとしたらそれは親がためていてくれたものだろう。なんというか初めから「持っていて」かつ卒なくこなせてしまうがゆえに本気で頑張っている人に対して劣等感があると言われても何も持たず何も成すこともないまま嫌な大人になってしまった私にとってはただの過ぎた謙遜にしか感じれない。謙遜も過ぎればそれはただの嫌味である。かぐやは完全にこれはアニメキャラだからぶっ飛んでてもね…と折り合いは付けられるが彩葉の設定はかなり鼻につく部分を感じる。
・推し活と配信について
これはこの映画以前の問題だが昨今のメディアでは『推し活』だの〇〇活だのとメディアで取り上げすぎである。過熱した一部分の人間を取り上げてこれぞ推し活!ここまで熱意がなければファンではないみたいな取り上げ方に本当にうんざりしており、推し活をすること=自己表現、自分の承認欲求を満たす手段になっている風潮にコンテンツが好きという私を見て!が感じられてつらい。今作も仮想空間「ツクヨミ」で主人公が配信活動をしておりなんというかたまたまバズった期待の新星かぐやといろPを推せ!と言わんばかりなのが合わない人には合わないと思う。もし私が配信活動とかしていたらものすごく嫉妬する、特に奇をてらった内容というわけでもなくそれなりにセンスがあり可愛いからでぽっと出の奴に抜かれた気が狂うと思う。現実にいなくてよかったすら思ってしまいそうだ。というか今の配信者ってここまでできないといけないのか…配信者のハードルの高さをつくづく痛感させられる。その割ファンの描写が少なく、新規登録者獲得数という数字でしか表現されないのがなんとも言えない。
真面目に向き合おうとするとこういうところがとにかく気になってしまうと思う。この映画の楽しみ方は頭を空にして本当の意味で娯楽として楽しむが一番正解のような気がする。逆説的にそこまで考えなくても十分に楽しめる作品であるというのは間違いない。昨今ストーリーが意味不明すぎてボロカスなレビューされている映画や、インパクトを狙おうとしたのかむしろこれでなぜいけると思ったのか分からないほど見たいと思わせないようなきったない作画の映画や全何部作と小分けにすることで制作を先延ばしにする映画、2000円払っているのに上演時間が1時間ちょっとでテレビシリーズの焼き直しのしただけの映画があふれている中で2時間超えの144分でストーリーもしっかり完結しているのでそれだけでも十分見る価値があるといっても過言ではない。あと個人的にだが2時間超えの映画だからか途中でトイレなどで退出する人がちょこちょこいて短い映画に慣れ親しんだ現代人の膀胱の軟弱さに涙が止まらなかった。映画観る前にトイレに行っておいてくれよ…ここからはここがいいぞかぐや姫!の紹介をしていこうと思う。かなり頭を空にした頭の悪い感想なので許してほしい。
ここがいいぞ超かぐや姫!
・彩葉とかぐやがお互い脳を焼きあっててとてもよかったです
個々のキャラクターについては思うところはあれど2人の関係性というところに焦点を当てるととても良い。みんな大好き、互いの存在が唯一無二になってしまい互いに脳を焼きあう関係いいよな…かぐやのお願いに馬鹿みたいに弱くてなんでもかなえてあげようとする彩葉と自分のお願いをかなえて無理をした体調を崩した彩葉を見たかぐやの描写とかかぐやが月に変える瞬間にあえて仮想空間でなくリアル世界で「彩葉大好き」と泣き笑いの表情で消える瞬間の描写とかがもう関係性オタクには気持ちよすぎるんだよな。ありきたりと言われればそれまでだがやっぱりこういうのでいいんだよ…こういうので(井之頭五郎顔)
・キャラデザがとてもいい
特に仮想空間である「ツクヨミ」の各登場人物のアバターがめちゃくちゃいい…。特にヤチヨのキャラデザがめちゃくちゃよくないですか?(圧)お姫様感満載でメンダコやフグなどの海洋生物のモチーフもうまくデザインに落とし込まれている。本当にかわいい。白状しようヤチヨがくっそ可愛いなともってYouTubeのショート漁ってて我慢できなくて映画観に行きました!!!ヤッチョかわいいね!!!ヤチヨの服の色を反転させると案の定かぐやカラーになるのはあまりにも理解っている…オタク君はこういうの好きだよねがあまりにも詰まっている。

・楽曲が反則的すぎる
MV – MUSIC 音楽|Netflix映画『超かぐや姫!』公式サイト
本編オリジナルもいいんだが歌ってみたの曲の選曲が反則級にずるいニコニコ動画全盛期にニコ厨していたオタクにとってはあまりに気持ちよすぎるチョイスすぎる。そもそも歌ってみたというカテゴリーにおいて声優に歌ってもらうはそれはもう反則級ではないのだろうか?個人的にはショート動画にもめちゃくちゃ多用されているがワールドイズマインCPK!Remixがワールドイズマイン本来の良さも活かしつつよりアップテンポでポップになっていてイントロが頭にこびりついて聞いていて脳が喜びの声を上げている。
・Black onyX…いい…
今作には主人公陣営のライバル的な存在として君臨する大人気プロゲーマーユニットのBlack onyXがあまりにもいい。もうこういうのでいいんだよ!こういうので、男性3人ユニットのセンターのイメージカラーなんで赤でいいんですよ!自信満々のリーダーは俺様キャラでいいんですよ!脇を固めるのは知的でクールなキャラとファンサ多めなかわいい系でいいんですよ!何千何万とこすられたネタだけど結局これで一番いいんだよ…Black onyX…歌ってみた動画出さないか?natsuPのIMITATION BLACKとかどうかな…すげぇ聴きたい。CD出さないか?
・お兄ちゃん、激メロすぎないか?
作中後半に彩葉の実の兄で、人気プロゲーマーグループBlack onyXのリーダーである帝アキラの中の人である酒寄朝日のビジュが出てくるのだが、あまりに激メロである。朝日と彩葉の父は彩葉が幼いころに亡くなっているのだが朝日、あまりにも父の面影が色濃く感じられるのいい…それでいて若干不健康な感じの細さがあって食に興味なさそうな感じなのがいい…もっとちょうだい…お兄ちゃんのリアルもう少し出して…
・この映画最大の強み
それはCVまつおかよしつぐの
じょそうだんしがいること
です!!!!!!
これ以上の説明いります?男の娘じゃなくて女装男子なんで声とかはちゃんと男なんですよ。このキャスティングは天才の所業でしょ。
・結局この映画の強みって…
作画に妥協がなく手抜きしているコマがほぼ存在しない。どこを切り取っても絵が綺麗である。よく作中の美術背景に力をものすごく入れている映画は人物の作画の手を抜いてあることがあるがその心配は全く無用である。ちょっとした表情などの描写も丁寧に書き込まれていて圧倒的な神作画をこれでもかと余すところなく144分お出しされる。作画がいいというのはそれだけで見る価値になる。そこに豪華声優陣と有名アーティストの楽曲提供で向かうところ敵なしの完璧な布陣である。
まとめ
いかがだっただろうか?後半とりとめのない感想になったが面白い映画だった、観た直後の感想としては「この映画サマーウォーズ版ハウルの動く城~デラックス令和Remix~だな」だった。一緒に見た友人は「サマーウォーズと劇場版のSAO足したみたいだった」だった。ただいずれも娯楽として楽しむならめちゃくちゃ面白い映画だったよねという感想だった。物語の根幹になる部分を知ったうえで2周目を観ると各キャラの表情などに趣を感じるだろうし細かい小ネタも多い映画なので観るたびに新しい発見があると思う。
2/20から一部の劇場で1週間限定放映中であったがなんと今日放映期間の延長と上映映画館の追加がTwitterで公式から発表があった。依然として劇場が限られているため映画の予約戦争は続くと思うがまだ観ていない人もすでに観た人もぜひ映画館に足を運んでもらえればと思う。
ここまで読んで頂きありがとうございました。





コメント