火をつけろ
燃え残ったすべてに
こんにちわ。
皆さん、つけてますか？『火』を？
オール電化の家に暮らしていると、意外と火をつける機会が減るものでして
俺が最後に火をつけたのは墓場のお線香です。
現代だと意外と火をつける機会って減ってる気がするので
「付けてぇなぁ・・・《火》を・・・」と思っている人も多いかと思います。
そんなファイヤーマン達にオススメのゲームが、今回紹介する
ARMORED CORE VI ～FIRES OF RUBICON～
というわけです。
「VI（シックス）ってことはシリーズモノなの？途中から入って大丈夫なの？よくわからない専門用語で畳みかけられてあたまがこんらんしないかしら？コワイ！人呼びますよ！」と思っている人も多いかもしれないが、基本的にストーリーは他のシリーズとほとんど繋がってないのであんしんだ。
ARMORED CORE（アーマードコア）シリーズとは
アーマードコアは1997年に初代PSで発売した3Dメカアクションである。
ゲームスタートすると何の説明もなく2体の敵を倒せと言われ、何もわからいまま死ぬ人が続出。
フロムゲーのチュートリアルが鬼畜というイメージは、ほぼこのゲームが原因と思われる。
初心者狩りのシュトルヒ先生
シリーズで大体共通する特徴は
・メカをカスタマイズすることにより自分の機体を作る。色も変えられるぞ。
・国が衰退し、企業が力を持つ世界で傭兵として依頼（ミッション）を受けて話を進める。
・人の姿は映ることはない。機体と中の人の声のみで話が進む。
・運用コストで破産しそうなくらい巨大な兵器。
・ファンメ。
・いるだけでAP（ヒットポイントみたいなもの）が減っていく毒空間。
・ファンが幻覚を見てる。
とても硬派なゲームである事が伝わったと思う。
ARMORED CORE凍結
それからARMORED COREシリーズはメカゲーの代表くらいの立ち位置となり、
フロムソフトウェアといえばACくらいの言われ方をしていた。
しかしARMORED COREシリーズも長いので、常に良ゲーのみ発売されるというわけでもない。
なんやかんやあって2013年に発売された「ARMORED CORE VERDICT DAY」を最後に
ARMORED COREシリーズの続報が途絶える。
シリーズのファン達は徐々に正気を失っていき、「身体は闘争を求める」とか言うようになってきた。
あのコピペは2016年ごろに投稿されたものなので、3年くらいでファン達は供給の無さに狂ったのだ。
その頃フロムソフトウェアはというと臭そうな地下が沢山ある事でおなじみのDARK SOULSシリーズが世界的にヒットしてしまい。フロムソフトウェアといえばDARK SOULSシリーズという認識になってしまった。
フロムソフトウェアは「DARK SOULS作ってればARMORED CORE作る必要なくね？」と思っているのでは？という疑念が生まれてくるが、真相は誰にもわからない。
そんな中、シリーズのファン達はというと、なんかACっぽいゲームをプレイしては「なんか違うんだよなぁ・・・」となる死んだ夫の事が忘れられずに似た男と肌を重ねる未亡人みたいな状態になっていた。
さらに月日は流れ・・・
「もう今のフロムにACのスタッフ残ってなくね？」と不確実な事を言い始めるくらいの諦めムードがファン達を支配していた。
「もう若い世代にアーマードコアなんて通じないだろ・・・」と過疎化が進み滅びゆく限界集落みたいな空気が蔓延していた。
もう・・・ファン達の気持ちも凍結してしまったのか・・・
消えゆく灯をただ見ている事しかない状況・・・
だが・・・
運命の日が来る！
ARMORED CORE VI ～FIRES OF RUBICON～発売決定の報
2022年12月！TGA（海外のゲームイベント）でARMORED COREの新作PVが発表された！
その報は9年待ってる間にすっかりおじさんになってしまったファン達に瞬く間に駆け巡った！
「幻想（ユメ）じゃねぇよなぁ・・・？」と泣くおじさん、興奮するおじさんが続出し
なんか異様な熱気に包まれるTwitter（当時はまだTwitterだった）のタイムライン。
俺も異常な熱気のタイムラインを見て状況を把握し、
普段自分から連絡しない人間である俺が思わず友達にLINE送るほどの事態となった。
9年という時の重みをわかってもらえただろうか？
そして発売へ
それから1年間、たまに投稿されるPVにキャーキャー言いながら過ごしていたら発売日が近付いていた。
発売日を前に、ある思考が浮かぶ。
クソゲーじゃないだろうな・・・
フロムソフトウェアは直近でもエルデンリングを2000万本売り上げるほどゲーム作りがうまいため、流石にそんな事はないだろうと思いつつ、一抹の不安を抱えながら発売日がやってきた。
発売日当日は友達の飲みも職場の飲みも断り、一目散にAC6（DL予約購入）を起動。
プレイした感想は・・・
アーマードコアが・・・帰ってきた・・・
発売前の情報を見るとダークソウルに寄ったゲーム性になったのか？と危惧していたが
実際やってみたらオレがプレイしていた頃のアーマードコアがあった。
アサルトブーストで高速移動！
ブースターで上昇！（5の時は壁キックしないと上昇できなかったので苦手だった）
ブレードで敵を倒すのカッコイイ！！
テンションもバグり脳汁がいっぱい出るのを感じた。
それから最初のボスであるチュートリアルヘリ相手に10回くらい死につつ突破。
その後、拠点に戻ったら、傭兵支援システム「オールマインド」からメッセージが届く。
「レイヴン、あなたの帰還を歓迎します。」
10年の時が報われた瞬間であった。
AC6のあらすじ
長々と自分語りしてしまったが、ここからはゲームについて解説していく。
AC6のざっくりとしたあらすじ
夢のエネルギー物質「コーラル」が採掘出来る惑星ルビコン・・・
しかしある日、「アイビスの火」と呼ばれる災害により、星系レベルで大炎上する
それから半世紀、暗黒メガコーポ「アーキバス」と「ベイラム」とその他企業が凝りもせずにコーラルを狙ってルビコンで現地住民をいじめつつ暴れていた・・・
そんな中、独立傭兵である主人公「621」と、その雇い主「ハンドラー・ウォルター」は、夢の物質コーラルを求めて惑星ルビコンへ密航するのであった。
コーラルとは何なのか、アイビスの火とは何なのか、ハンドラー・ウォルターの目的は何なのか。
闘争が始まる。
旧作のACでは地下に燻っていたが、ついに太陽系も脱出出来たようである。
人類死にまくっただろうにしぶといものである。
AC6の特徴
人型メカ「アーマードコア」をカスタマイズして戦う3Dメカアクションというのはシリーズ共通だが
AC6特有の特徴をざっと挙げていこう。シリーズプレイ済みの人向けにはなってしまうが・・・
・スタッガーシステム
本作のメインとも言える特徴。
ダメージを与え続けると「スタッガーゲージ」が上昇し、
マックスになると一定時間動けなくなる上に被ダメージも上昇するというもの。
あまりぼんやりしてるとスタッガーゲージが回復してしまうので、とにかく攻撃を畳みかけることになる。
だいたいSEKIROの体幹みたいなものだが、さすがにマックスになったら忍殺というほどのものではない。
そのため過去作みたいに引き撃ちでチマチマ削るような戦いはあまり出来なくなり
インファイトな戦いが多くなり戦闘のテンポもよくなった。
その分死ぬときはサクっと死ぬが・・・。
・リペアキッド
AC6では回復アイテム「リペアキッド」が追加された。
エスト瓶と違って使用回数は３回で固定。
仕様するとなんか謎の電気が走って回復する。
シリーズプレイヤーからすればヌルゲーになったかのように思えるが、敵ACも普通に使ってくるぞ。
・スキャン
Vの時はスキャンモードに切り替える感じだったが、今回はボタン一つで一定距離内をスキャンを行い、遮蔽物の向こうにいる敵もロックオン可能になる。
頭部パーツによってスキャンの性能が変わるので、暇な人は試してみよう！
・死んでもチェックポイントから再開出来るようになった
Vのストーリーミッションにもあった気がするが、わりと重要なのでピックアップ。
短めのミッション以外は大抵チェックポイントがあるので安心だ（執行部隊殲滅以外は・・・）
・補給ポイント
これもVにあった気がするが、途中で補給ポット（通称『弁当箱』）が飛んでくるので
調べると体力と弾薬が全快する。すごい！
これがあるという事は、この先に強いボスがいるってことなので気兼ねなく死にまくろう！
・ＯＳチューニング
AC同士サシで戦う男のKBF（決戦のバトルフィールド）である「アリーナ」で勝つと
なんかポイントがもらえるので、これを使ってOSチューニングするとACが強化される。
実弾武器の威力アップや防御力のアップやキック出来るようになる（最重要）など
色々強化できるので自分に合った強化をしよう。
アセンブルについて
ACについて忘れてはいけない要素「アセンブル」
様々なパーツを組み合わせて、自分だけの機体を作れるシステムだ。
ミッションに合わせて軽量級の機体を作ったり、ボスによって武器を変えてみたり様々な試行錯誤が可能になる。
つまり・・・コーデバトルという事であり、実質ガルモとかミラクルニキだ。
外を出歩くのにおしゃれをするのは当然の事なので、なにもおかしいことはない。
アセンブル次第で細見のイケメンや
💗ムッチムチ💗な益荒男も作れる
もちろん色合いも変えられるし（なんと武器も）
ダメージ加工もできちゃう！
今回はフォトモードも充実しているため、インスタ映えする写真もバッチリだ。
本記事の写真もほとんどフォトモードを使用したものを使っているぞ。
登場キャラクター
ACシリーズは、かつて男女比率『99.8 : 0.2』と言われていた・・・
数多くの魅力的な男達が登場し、オシャレも出来ちゃう女性向けゲームへと変貌したのだ！
AC6にも沢山のキャラが登場するが、レギュラーキャラも魅力的だし1ミッションしか出ないようなヤツも印象深いヤツが揃っている。
基本的にほとんどのキャラと殺し合うことになるわけだけど、クリアした後に振り替えると「終わってみれば愉快な人たちだったなあ」と暗殺者の野原ひろしみたいな感想が出てしまったほどである。
実際今年の冬コミでもウスイホンも沢山出るらしいので腐女子にも夢女子にもオススメであることがわかるはずだ。わかれ。
本当なら全キャラ紹介したいが、今回は一部だけ紹介することにする。
・主人公派閥
独立傭兵として頑張る主人公の関係者。
ようするに主人公と💗メインヒロイン💗
●C4-621
本作の主人公でありプレイヤーの分身。
詳しい事情はわからないが、お金を求めてルビコンに密航して独立傭兵「レイヴン」として暗黒メガコーポや現地のレジスタンスなどの依頼を受けて生計を立てることになる。
台詞はおろかボイスすらないため性別すら不明。
そのためファンアートでは好き勝手に容姿が書かれている。
イケメンだったりデカパイ美女だったり🐶犬🐶だったりと様々だ。
一応公式PVでちょっとだけ容姿が見られるのだが・・・
↑これがデカパイ美少女になるのはムリがあるんじゃないかな？
●ハンドラー・ウォルター
「621、仕事だ」
621の雇い主であり、今回のオペレーター枠。
元々は617～620まで傭兵がいたが、本編開始前に全滅。
今では621と二人三脚で頑張るしかなくなっている。
発売当初は「こいつ裏切るだろ・・・」と今まで「騙して悪いが」をされまくってきたACシリーズプレイヤー達は疑心暗鬼になっていたが、「621、戻って休め」「621、幻聴の調子はどうだ」「621を駄犬と呼ぶのはやめてもらおう」など、621を気遣うセリフが多く、基本的に優しい言葉をかけられることなど稀なオタク達の心を鷲掴み。夢女子を沢山量産する魔性の男となった。
プレイヤーには「パパ」「ごすずん」などと呼ばれている
この度、2023年の「ネット流行語対象」に621と一緒にノミネートされた！すごい！
人物名が流行語なのはアリなのか？という疑問もあるが、どうあれそれだけ影響力のあるキャラという事なのだ。
●エア
「今です！レイヴン！」
本作のヒロイン兼幻聴
621がコーラルの本流に巻き込まれた時に交信可能になったコーラルの妖精的存在
通信を通して意思疎通は出来るものの実態はないため、ウォルターからは幻聴扱いされている。
例えるなら石油が話しかけてくるようなものなので、結構なホラーである。
●オールマインド
「レイヴン、あなたの帰還を歓迎します」
傭兵支援システムのAI存在。
支援システムなのでチュートリアルやアリーナなど色々な機能を提供してくれる有能AI
事あるごとにパーツやエンブレムをくれるおばあちゃん味もある。
しかし発言も声もめちゃくちゃうさんくさいため、プレイヤーからは「どうせ何か企んでるんだろうな」と思われている。
・アーキバスのみんな
暗黒メガコーポその１「アーキバス」の傭兵部隊「V（ヴェスパー）」のAC乗り達。
全体的にスタイリッシュでスマートな傾向がある。
忘年会は高めのイタリアンレストランでやってそうなイメージ。
●フロイト
「AIだな。そういう動きだ。」
V.Ⅰ（ヴェスパー・ワン）つまり一番隊長でとっても偉い。
立場ある身でありながら、この惑星（ほし）で一番自由なヤツ。
今作は主人公さえ強化人間だが、コイツだけはただの人間説が根強い。主人公かな？
設定上はめちゃくちゃ強いがＡＣのアセンが適当なため意外と苦労せず倒せることも？
ファンの間ではダーツでアセンを決めていると言わている。
●スネイル
「私が立案した作戦行動に参加出来ることを光栄に思いなさい。」
V.Ⅱ（ヴェスパー・ツー）の鬼畜眼鏡。
前述のとおりキャラのグラフィックは無いのだが、あまりにも眼鏡のイメージが強く、「声から眼鏡が出ている」「普遍的無意識から眼鏡を抽出している」などと言われるほどの眼鏡さである。
鬼畜眼鏡ではあるが、よりにもよって上の立場のフロイトが自由なヤツなせいで胃薬が欠かせない生活をしていると思われる。
そのため「フロ×スネ」が人気らしいよ。
●ラスティ
「外しはしないっ！」
V.Ⅳ（ヴェスパー・フォー）のイケメン。
初対面からやたら621への好感度が高く、621の事を「💗戦友💗」と呼び、こちらの事を「💗魅せてくれる💗」などとイケボで褒めてくれるので、基本的に優しい言葉をかけられることなど稀なオタク達の心を鷲掴み。夢女子を沢山量産する魔性の男となった（再放送）
・ベイラムのみんな
暗黒メガコーポその２「ベイラム」の傭兵部隊「レッドガン」のAC乗り達。
Vと違いこちらは泥臭いミリタリー系の軍団。
忘年会は白木屋あたりでやってそう。
●ミシガン
「愉快な遠足の始まりだ！」
「G1（ガンズワン）」つまりレッドガンの総長。一番偉い。そして声も一番デカい。
まさに鬼軍曹！な言葉を部下に浴びせ、621の事は「役立たずに付けられた安いオマケ」などと酷い呼び方をしてくる。
基本的に優しい言葉をかけられることなど稀なオタク達の心は傷つきクソキャラとしてネットで叩かれる事に・・・はならなかった！
厳しい発言の中には、隠しきれない気遣いを感じられ、部下の一人一人の名前も憶えているという世話焼きっぷりが示唆されているため、彼もまたルビコンにおける魔性の男の一人としてカウントされている。
ミシガンと戦うミッションは作品内でも屈指の難易度を誇るため、ミシガン達のセリフを大体覚えてしまった621も多いことだろう。
●ヴォルタ
「仕事の邪魔すんじゃねぇ、殺すぞ」
「G4（ガンズフォー）」のガチムチ漢。
もちろん公式ビジュアルは無いが、スネイルの眼鏡と同じくガチムチのイメージが固定化されている。
ACのアセンも重装備で高耐久高火力で敵を薙ぎ払うスタイルなので敵に回すとフロイトよりもはるかにコワイ。
●イグアス
「調子に乗るなよ、野良犬ぅ・・・」
「G5（ガンズファイブ）」のガラの悪い男であり、今作のファンメ担当。
何かと621に対して「野良犬ぅ・・・」と呼んで突っかかってくるため、ミッションで見かける機会も比較的多い。ツンデレかな？
ヴォルタとはナカヨシで、一緒にダムの破壊工作をしに行くほどの仲である。かわいいね！
・RaDのみんな
半グレ技術者集団のコワイ人達。
ヒャッハーな連中が多く、やたらとミサイルを使ってくる。やめて！
●シンダー・カーラ
「死んだみたいだね、よかったよ」
RaDの女頭目。ある種の女海賊みたいなカリスマでヒャッハー集団を率いる。
「兵器は笑えるものじゃないと」というモットーの下、なんか変な兵器を日夜作っているらしい。
どうやらハンドラー・ウォルターと何か繋がりがあるようだが？
●チャティ・スティック
「ボスからの伝言だ」
カーラの右腕的存在。
戦闘はもちろんのこと、電子戦もイケる頼れるヤツだ。
半グレ集団の一員とは思えないくらいにはイイヤツだ！
●オーネスト・ブルートゥ
正確には元RaDのオーネスト・ブルートゥです💗
621さんのことは「💗ご友人💗」と呼ばせて頂いています💗
全てのセリフの語尾に「💗」が付いていると評判のイケボです💗素敵だぁ・・・💗
ASMRが最も望まれているAC乗りと言っても過言ではないでしょう・・・💗
・その他
・ミルワーム
ルビコンのマスコット兼食料。
はじけるうまさ！
●アーキ坊や
●ベイ太郎
●大豊娘々
●シュナイダーマン
幻覚のみんな。
暗黒メガコーポのマスコットという話だが、本編には影も形も無いので騙されないように。
流石に企業マスコットがファンの間で生み出されるのは前代未聞・・・と思わせておいて、過去にも「アクアビットマン」という似たような存在がいた。
総評
10年の時を経ての復活というハードルを見事に飛び越えたと言えるアクションの楽しさとストーリーを両立した今年一番買ってよかったと思う作品。
「超難しいんでしょ・・・」「キャラグラが出ないのはどうかなぁ・・・」などと思っている人に勇気を出して傭兵稼業に手を出して欲しい。
番外（レビュー依頼）
私、タカシ魚肉にレビューしてほしいゲームがある人はsteam、またはDLsiteで投げてくれたらレビューするよ！
とにかく推しゲーを不況したいという狂人がいればオレも頑張ってプレイしてレビュー書くよ！
さすがにトロコンは約束できないが・・・
↓たぶんここからsteamのフレンド登録できるはず
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