【ぶりぶりグランプリ】おそらくノロ

【警告】

この話は腰よりも下の部分がメインの話になります。

苦手な人や食事中の人は見なかったことにしましょう。

 

 

 

 

 

 

これはまだオレが働き始めて間もない頃のお話・・・

 

始まり

いつものようにダラダラ仕事をしていた昼過ぎ。

尻から

「はやくだしちぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

という強いメッセージを受信したのでトイレに駆け込む。

お腹がユルくなっているなぁと思いつつトイレに快音を奏でに向かう。

ジェフ・ベックのような見事なギターリフを奏でてから仕事に戻る。

俺にとって仕事中にお腹がユルくなるのは別に珍しい事でもないので、気にせず仕事を再開したところ、二度目の「はやくだしちぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」というメッセージを受信。

一度では出きらなかったか・・・。そういう日もたまにある。

俺はアンコールに答えて再びトイレに快音を響かせに向かう。

ブライアン・メイのような切ないギターリフを響かせ、アンコールライブを済ませて再び仕事に戻る。

それから30分程度・・・

異変

「はやくだしちぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

 

これは流石におかしい・・・

3回も出きらないというのは未体験ゾーンだ。

やずやだって2回だというのに・・・。

そうはいってもトイレは次の出演を待ちわびているので行くしかないわけだ。

次第に演奏の質も怪しくなり、学園祭のバンドくらいのギターリフを鳴らしてから仕事に戻る。

いくらなんでももう大丈夫だろうと思った20分後

確信

「はやくだしちぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

 

いい加減にしろ!!!

明らかに腹の調子がおかしい。

俺は急いでトイレに行き、ギターリフを鳴らし仕事に戻る。

「はやくだしちぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

ギターリフ仕事に戻る。

「はやくだしちぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

これはいかん・・・

早退も視野に入っていたが、当時の俺はまだ若く「上司に帰れって言われたら帰ろう・・・」という消極的な考えをしていた。

結論から言うとオレはこの状態で定時まで仕事することになった。

20分おきにギターリフするような状態のヤツがマトモな仕事をするはずもないので、今思えばさっさと帰るべきだったのだが・・・。

さて、こう何回もトイレに行くとどうなるのか・・・

 

「いぢゃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!」

 

そう、肛門が死ぬのだ・・・

 

トイレットペーパーで尻をふく度に激痛が走る。

まるで刃を走らせているかのようだ・・・

普段のトイレットペーパーがモルカーだとすると

この日のトイレットペーパーはバラーラデーヴァが乗っていた殺人戦車だった。

 

●いつものトイレットペーパー

●あの日のトイレットペーパー(当時はまだバーフバリは上映されていません)

その時ほどウォッシュレットに感謝したことは無い。

 

そしてもう一点、恐ろしい事があり・・・

尻穴から水が出るようになる。

固形物を出し尽くしたのかどうかは知らないが、とにかく尻穴から水が出る

頑張れば岩をも穿つであろう水が尻穴から出るのだ。

ここまでくるとギターリフはもはや環境音と同等になる。

こんな状態になっても観客たちからのアンコールは続く・・・。

仕事に戻ってはアンコールに答え、水を飲めばアンコールが来るので下手に水も飲めず、歩く時は尻の門を閉めるべくモデルウォーク。

そんな状態で定時まで働くことになる。

帰路

ナントカ人としての尊厳を守って定時を迎えた。

あとは家に帰るだけだが・・・。

家に帰るためには電車に乗る必要がある。

電車に乗っている間も容赦なくアンコールが行われるわけで・・・。

そう、これは『帰路』などという生易しいものではなく『敗走戦』と呼ぶべき血なまぐさい戦いなのだ。いや、生臭いのは「血」ではないかも・・・

この敗走戦、二つの道がある。

・鈍行でなるべく停車駅を増やすか

・特急で少しでも早く家に帰るか

俺は迷わず鈍行を選んだ。K2の相馬教授も特急で行こうとして失敗しているし。

そんなわけでモデルウォークで駅まで向かい、各駅停車の電車に乗る。

そして2駅ほど過ぎたころに・・・

追いついてくる・・・

敗軍の将を追うのは首級を狙う猛き武者達・・・

 

「やあやあ我こそタカシ魚肉の(社会的な)首をもらい受ける者也!!!」

「便意如きがやかましい!!!!!」

 

俺は電車で揺られる中、じっと戦った。

歯を食いしばり、腿をつねりながら必死に耐えた。

ナントカ駅に到着したオレはモデルウォークでトイレへ駆け込む。

そこでANNA SUIを出して、また鈍行電車に乗る。

俺は必死に逃げるも猛き武者達も優秀な早馬を使っているようで2、3駅程度で追いついてくる。

それはまるでダイワスカーレットビワハヤヒデを思わせるような脚力だった。

「これではクソ娘~ブリブリダービー~だ」と一人ごちながらモデルウォークでトイレに向かう(当時はまだウマ娘はリリースされていません)

そんなこんなで何度も途中下車を繰り返し、武者を倒しながら乗換駅まで到着して次の電車を待っていたところ。

 

眩暈

グラッ!!!

突然視界が白くなり、立っているのが辛くなる・・・。

俺は慌てて椅子に座る・・・。

これは一体何が起こったのだろう?

 

≪回想1≫

とにかく尻穴から水が出る。

≪回想2≫

水を飲めばアンコールが来るので下手に水も飲めず・・・

 

脱水症状だ!!!!!!!!

 

俺はすぐさまポカリスエットを買い、半分ほど飲み、モデルウォークでトイレへ向かい武者を倒し、電車に乗った。

そこから先はもう覚えていない・・・。

おそらくクソ娘~ブリブリダービー~を何度も繰り返しながら家に帰ったのだろう。

帰宅してから俺はポカリスエットを飲み干し、さっさと横になった。

どうやら親も同じように腹痛になったらしい。

おそらく前日のパーティーでお店で食ったアイスヴァインが原因だろう。根拠は別にないが。

翌日も仕事だが、流石にこんなお腹では仕事にならないから休もう・・・。

 

翌日

朝、目が覚めると・・・

 

腹痛は治っていた

 

「空気の読めない身体だな!」と一人舌打ちして俺は会社へと向かうのであった。

 

教訓

・尻から水が出たら早退しろ

・尻から水が出ると思った以上に水分を消費する

・尻から水が出た時のために痛み止めや下痢止めをバッグに入れておこう

 

≪エンディングテーマ≫

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