「No No Girls final」感想など

⚠️注意⚠️

ブログ主はちゃんみなにわか民かつ、BMSGに至っては知らないと言って良いレベルです。オーディション生の過去(日プとか)もほぼ知りません。(必要に応じて調べはする。なおエアプ。)

そのため、お気に触る発言も多いかもしれません。予めご了承いただけますと幸いです。

あとずっと敬語なので変に見えるかも。

 

こんばんは。卒論から解放された瞬間好き勝手やってるここあにゃんです。やりたかったコンテンツを消化したり、小説の材料を探したり、寝たり。なおロードエルメロイII世の冒険はフェムの船宴序盤から全然進んでおりません。最新刊まで積んでる状態。読めよ。

さて、今日のブログは先日まで連続放送されていたオーディション番組『No No Girls』、そのファイナルステージの感想を書いていきます。横浜Kアリーナ貸切でやってましたからね。それはもう凄かった。

 

1.『No No Girls』とは?

「あなたの声と人生を聴かせてください」をテーマに開催された、BMSG主催、ちゃんみなさんプロデュースのガールズグループオーディション番組。

BMSGといえば、紅白常連の国民的グループ「BE:FIRST」を生み出したことでも知られる、国産オーディション番組界の覇者。彼らのオーディション番組に失敗はありません。多分。

プロデューサーのちゃんみなさんもまた、圧倒的パフォーマンスと共感を呼ぶリリックから、若者を中心に圧倒的支持を集めるアーティストです。BMSG社長のSKY-HIさんも「ちゃんみなが旗を振れば、みんなついてくる(超雑意訳)」と言うほど。

では、そんな彼女の求めるガールズグループとはどのようなものなのでしょうか。

 

2.3つのNO

No FAKE(本物であれ)

No LAZE(誰よりも一生懸命であれ)

No HATE(自分に中指を立てるな)

ちゃんみなさんがオーディション生に求めるものは、(基本的には)以上の三つとなります。

「No FAKE」は自己表現。自分の経験や視点、感じたものといった部分を伝えられるかどうか。

「No LAZE」は自己理解。「自分と向き合うことを怠るな」とちゃんみなさんは言います。耳が痛い…

「No HATE」は自己肯定。上記二つの課題を超えた先にあるゴールです。

さて、この標語の元に集い、生き残った10人のオーディション生たちは、はたしてどんなパフォーマンスを披露してくれるのでしょうか。

 

3.最終審査

感想に入る前に、最終審査について簡単に説明。

前述の通り、最終審査はKアリーナ(2万人収容)でパフォーマンスを行うというものなのですが、オーディション生は二つのパフォーマンスを行います。即ち、グループとソロ。

グループパフォーマンスでは課題曲「drop」を歌うわけですが、ソロパフォーマンスではちゃんみな楽曲から好きな曲を一つ選び、それを自由にカスタマイズして歌うことができます。歌詞改変、キー改変自由。演出も自分で決められます。(選択を全て候補生に委ねるわけではなく、ちゃんみなさんとのミーティングで曲を決めてます。やさしい。)

以上、最終審査説明のコーナーでした。ちなみに感想はソロのみです。

以下、最終審査のパフォーマンスの感想となります。最終審査のリンクも貼っておきます。

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1.MOMOKA

ステージ上での圧倒的な存在感と歌唱力を武器とする反面、ダンスについては苦手意識があり、「時間をかけてほしい」と指摘もされていたMOMOKAさん。また、5次審査では「ストイックになってみてほしい」ともアドバイスされていました。

最終審査の楽曲は「Pain is Beauty」。「痛みって美しいんだ」などの歌詞と、MOMOKAさんの努力の足跡がリンクするようなパフォーマンスでした。ちゃんみなさんの要望で加えられたダンスブレイクも見事。あと、歌の基礎は仕上がってるのであまり飾らなくても魅力的なのが強いなと思いました(小並感)。

 

2.MAHINA

3次審査で一度落選してしまったものの、ラップという新たな才能を見出され、見事オーディションに返り咲いたMAHINAさん。最年少ながら、「ヤバいところがたくさんある」「気になってしょうがない」とちゃんみなさんに言わせるほどの表現力を誇ります。

最終審査の楽曲は「花火」。若い今、この瞬間を花火に例えた作品らしく、15歳という人生の岐路に立つMAHINAさんにはベストマッチの楽曲。反面、他の”強い”パフォーマンスに埋もれてしまわないか心配なところもありました。

しかし、いざ始まってみるとしっかり印象に残るものに仕上がっていました。「青春」を数分に閉じ込めたようなパフォーマンスで、MAHINAさんの「人生を聞かせる」ことができていたのではないかと思います。

 

3.KOKONA

誕生「異端なスター」

(5次審査「NG」創作ラップより)

オーディション初期からずば抜けた自己表現力を発揮し、作詞についても評価されていたものの、ちゃんみなさんからは「ラップが好きでやりたいなら、誰よりも上手くなきゃいけない」「もっと色んな音楽を聴いて、曲を書く練習をしてみてほしい」、SKY-HIさんからは「(発声について)もう二化け、三化けくらいできる。トライ&エラーを頑張って」など、厳しめの要求を受けていたKOKONAさん。

最終審査で歌うのは「To Haters」。SNSの誹謗中傷・批判コメントなどに向けた楽曲です。KOKONAさんはこの楽曲に歌詞改変を加えた上で、なんとポールダンスを敢行。原曲の「努力もしないくせに Why are you jealous of me?」という歌詞に合わせたパフォーマンスのようです。(ミーティング時にパフォーマンスの例としてポールダンスが挙げられてはいた。)

恐ろしいことに、本番では技もガンガン決めた上でちゃんと歌えていました。ポールダンス自体もただ「努力」を表すだけに終わらず、改変歌詞の「不死鳥」や、「あの子もあの子も全員、ここまでそこまで来てんだよ!」など、多様な意義を持つ演出になっていて、素晴らしかったと思います。

 

4.CHIKA

圧倒的な歌唱力と、10年以上のダンス経験を持つCHIKAさん。しかし、体型を理由に企画を断られるなど、辛い経験を重ねてきました。

それ故に自信が失われており、一つ前に受けたlittle glee monsterのオーディションでも、「どうすれば自信が持てますか」と吐露していました。No No Girlsにおいてもこの課題は健在で、ちゃんみなさんに「いい加減にしろ」と強めの指摘を受けてしまうほど。

(なんでわざわざリトグリの話を入れたかというと、リトグリオーディションでの経験は悪い意味でのNOじゃないよ、CHIKAの矛先にリトグリは多分無いよと言っておくため。実際、「美人」の改変歌詞では16歳と言っており、リトグリオーディション時は17歳ですし。)

そんなCHIKAさんの最終審査。ソロ審査で彼女が歌うのは「美人」。歌を聴かれず容姿ばかり非難されていた頃のちゃんみなさんの苦しみを綴った楽曲で、ちゃんみなさんの代表曲とも言える作品です。

CHIKAさんの体験に合う曲ではあるものの、人気曲故にプレッシャーもすごい。おまけに、最終審査のオープニングパフォーマンスでは本家「美人」を歌われる始末。ちゃんみな何しとん。

しかし審査本番になると、そこには自信漲るCHIKAさんがいました。パフォーマンス内容も、MC、歌唱、ダンスに至るまで全てが一流の仕上がり。「I am beautiful!!!」なんて確か本家ですらSEなのに、CHIKAさんはしっかり叫んだ上で歌い続けてますからね。声帯が強すぎる。

 

5.FUMINO

素晴らしい歌声と課題克服力を持つFUMINOさん。「裏声が一定に聞こえる」という指摘を受けるも、5次審査では自身の領域とは異なる「バンバン出す歌い方(本人の発言を引用)」を習得し、ちゃんみなさんを驚かせました。

最終審査の楽曲は「In the Flames」。「自分の辛さを隠してしまう。自分でも自分の辛さに気づけない。そうして壊れてしまうような人たちを助けたい(意訳)」というFUMINOさんの想いに合わせ、提案されていました。

ソロピアノと歌唱、合間の振り付けだけでも十二分に魅力的で、現代の歌姫といった風格なのですが、FUMINOさんのパフォーマンス最大の見せ場はランウェイ(?)を歩きながらのラップ(で合ってるのかな)パートではないかと思います。感情の乗り方が絶妙。

 

6.KOHARU

月並みそう 大人しそう 

あんたには分からなそう

心に太陽!

(5次審査「NG」創作ラップより。ビックリマークは字面を考えて付け足しました。)

ダンスの経験と類稀なるクリエイティブ精神、そしてチームを引っ張る素晴らしい人間力を持ちながらも、自信を持つまでになかなか時間がかかっていたKOHARUさん。

最終審査の楽曲は「ディスタンス」。三拍子の曲調が織りなす演劇のような世界観が特徴の曲で、ちゃんみなさんも「KOHARUの世界観でいっぱいにしてほしい」と、この曲を勧めていました。

実際のパフォーマンスもまさしく演劇仕立てで、歌詞改変も含め、KOHARUさんらしい(?)芯のある優しさに溢れたステージでした。コンテンポラリーダンスも非常にクオリティが高い。

 

7.JISOO

得難い声と素晴らしい歌唱力を持ちながらも、失敗を恐れるあまり「楽しむ」というマインドを中々持てていなかったJISOOさん。

「自信を持った自分を魅せたい」と語る彼女にちゃんみなさんが勧めたのは「I’m not OK」。「大丈夫」という言葉で「楽しめていない自分」から目を背けていたことに気づき、楽しむ心を取り戻したJISOOさんのアンサーソングと言えます(多分)。

実際のパフォーマンスでは、ちゃんみなさんのオマージュでランウェイを駆けるシーンがあった他、ギターを持つ演出などもありました。夢を追い、時に挫け、そして立ち上がるというJISOOさんの半生が凝縮されたようなステージでした。

 

(ここまで書き終えてから気づいたのですが、KOKOさんとJISOOさんは順番が逆でした。この時点でKOKOさんの説明部分は既に書いちゃってるので、このまま行きます。)

 

8.KOKO

大女優と言われる風格と、絶対的(世界大会優勝)なダンススキルを併せ持つKOKOさん。一方で、ちゃんみなさんからは表現者としての偏りを「見せたいものが固まりすぎている」「天井が見えそう」と指摘されていました。

最終審査の楽曲は「ダリア」。KOKOさん自身の体験に重なる部分が多いことから選曲されました。「私は強くて美しい。なのに弱くて醜い。それも全て、あなたでしょう?」という語りから始まるパフォーマンスには、KOKOさんの強さ、脆さ、体験の全てが詰め込まれており、「自分自身にも、同じ境遇の人にも希望を与えたい」「弱いものを攻撃する価値観をなくしたい」という彼女の想いが存分に反映されていたのではないでしょうか。

 

9.NAOKO

パクチー無理なら黙れぃ

(5次審査「NG」創作ラップより)

2次審査(初対面)の時点で「実力の暴力」と言われるほどの歌唱力を持ち、そこから更にたゆまぬ努力を重ね続けた結果、ちゃんみなさんをして「NAOKOの道は化け物コース」と言わしめるほどの存在となったNAOKOさん。

最終審査では、曲も演出もダンスも全て自分で決めていました。使用楽曲は「^_^」。何と読むかは各自ググりましょう。(嘘です。No No Girls第13回のNAOKO選曲パートを見ればわかります。)

言語化がやや難しいステージだったので多くは語りませんが、熱狂に酔いしれるダンスパートと、NAOKOさんの内面を曝け出す無音パートのコントラストが素晴らしかったと思います。これは実力の暴力。

あとめちゃくちゃピンクでした。ポ○ラさんなら捕獲しに行ってる。

 

10.YURI

非凡なカリスマ性を評価される一方、表情の硬さや表現の幅について指摘されることが多かったYURIさん。最終審査に向けたミーティングでは父を亡くしてから前より暗くなってしまったという過去を明かし、ちゃんみなさんから「ハレンチ」を勧められました。

そして最終審査。YURIさんに与えられたポジションはまさかのトリでした。おまけに直前が実力の暴力。普通なら動揺で失敗したり、印象に残らないステージになってしまってもおかしくはありません。

ですがYURIさんは違いました。もう第一声から会場を完全に支配していましたし、初めから終わりまで全てが美しかったです。並べられた調度品に全く引けをとらないパフォーマンスで、このままMVにできそうなほど。上記の体験を綴った語りパートも素晴らしい。

 

まとめ

No No Girls、神企画です。アーカイブも充実してるのでパフォーマンスだけでも見てみましょう。

オーディションの方もほぼフルで残してくれてはいるのですが、パフォーマンス回と講評回を合わせて2時間とか平気でかかります。私も全編しっかり見れた自信はないです。

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